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iOSでのアルバム単位のシャッフル

2017年10月20日

PlayingAlbums for iPhone,PlayingAlbumsとも,プレイリストに曲を追加する時にライブラリに追加してないと起動できない問題があり,手動でライブラリにも追加するか,設定を変更して常にライブラリに追加するかをする必要があった。両方のアプリケーションの基本構造を見直し,その問題を解消。ユーザの好みの設定のままで動作できるように変更した。

2017年9月11日

Apple Musicから曲やアルバムを追加すると,PlayingAlbums(macOS版,iPhone版とも)が起動しなくなることがある問題を発見。

PlayingAlbumsはライブラリ中の全楽曲を解析して,その後にプレイリスト毎に曲を振り分ける。扱う全楽曲がライブラリにあることが前提である。よってApple Musicから曲,アルバムを追加するときに,プレイリストに直接追加するのみでライブラリに追加をしなかった場合,プレイリストには存在するが全楽曲解析時には存在しない楽曲ができてしまい,エラーで異常終了してしまう。

回避法

macOS: iTunesの「環境設定」で「一般」のタブを開け,「プレイリストに追加するときに曲をライブラリに追加」をONにする。または,楽曲追加時にプレイリストだけではなくライブラリに追加,という動作を行う。

macOS→iTunes→環境設定→一般

iTunes Pref

iPhone: 「設定」→「ミュージック」の中の「ライブラリ」の「プレイリストの曲を追加」のオプションをONにする。

iOS→設定→ミュージック

iPhoneMusic

PlayingAlbumsの基本的な構造に関わる問題なので,このようなユーザの設定に影響されないように動作させるようにするには多大な労力と時間が必要と思われます。作者は長くApple Musicを使っていなかったので,このようなことが発生しうるということを開発段階でわかっておりませんでした。今後のバージョンで対応できるかは未定です。

2017年8月30日

これまでのものと同じ機能を再現しても面白くない。アルバムごとにまとめて聴きたいのだが,時々続けて聴くのが退屈なもの,あまりにも異なるものをボーナスディスクとしてくっつけてアルバムとして売っているもの。それらを分けて設定できないかと考えた。何百とあるアルバムをiPhoneで設定するのは苦しい。そこで設定はコンピュータでやってその設定をiPhoneで使う,という方法をとった。同時に申請を始めたが初のiOSアプリであったiPhone版の方があっさりApp Storeでアクセプトされた。少しタイムラグが生じてしまったが,遅れてmacOS版のPlayingAlbumsがMac App Storeでアクセプトされた。iCloudを介して設定を共有できるのはMac App Store版の方だけ。これで私の最初の考想が実現。

どれくらいの人がこのような設定が必要か分からないが,完全に自前でアルバム単位のシャッフルが実現しました。

PlayingAlbums for macOS

Mac App Storeで購入 

PlayingAlbums

2017年8月20日

iOSでアルバム単位のシャッフル。以前はやれていたことが段々難しくなってきた。標準機能でアルバム単位のシャッフルが消えたのは遙か昔の話だが,コンピュータのiTunesでアルバム単位でシャッフルしたプレイリストをiOS機器と同期することができなくなり,長らくお世話になったiAlbumPlayerもかなり古いままアップデートが止まり,iOSのバージョンが上がる度に挙動をチェックして使えるように操作するのが大変になってきた。

なかなiOSアプリ開発に手を出す時間と気合いが持てず,ここまで来たが,ついに自作の道へ舵を切った。

私の最初のiPhoneアプリはこれになりました。

PlayingAlbums for iPhone

PlayingAlbums

PlayingAlbums for iPhone1 PlayingAlbums for iPhone2 PlayingAlbums for iPhone3

macOS版のPlayingAlbumsと一緒に使えば細かな設定もできるようになるのが,協調して使用できるMac App Store版はある事情で公開が未定となっている(公開に向けて鋭意作業中)。しかし,macOS版がなくともデフォルトの設定のままで十分によくあるアルバム単位のシャッフルのアプリと同等または用途によってはそれ以上の使い勝手はあると思う。

PlayingAlbums for iPhone

2017年4月26日

以前は純正のiTunesでアルバム単位でシャッフルしたプレイリストを作ることができていたが,あるときできなくなっていた。

そこで自分で作ってみた。

アルバム単位でシャッフルしたプレイリストを作る PlayingAlbums

ダウンロードサイトへ(ベクター)

2010年

大昔のiPod,今のiOSとは全く異なる操作体系であったころ,シャッフルにはアルバム単位のシャッフルがあった。そうしてシャッフルをする。曲ごとのシャッフルである。その昔,iPod 3G - iPod史上最多のメカニカルなボタンが付いているやつ,こんなのがあったこと覚えていますか? - からiPhone3GSに乗り換えた時の最大の衝撃は,iPhoneの美しさでも,素晴らしい機能でもなく,アルバム単位のシャッフルがなくなってしまったことになってしまった。延々とアルバムごとのシャッフルを探した。どこにもない。インターネットで検索する。アルバムごとのシャッフルを試した人が,方法をみんなに質問するページを発見した。しかし,まともな解答が付いていない。

結局純正状態のiPhone内では解決できない。私が発見した方法は2つだ。

  1. コンピュータのiTunesででアルバム単位でシャッフルしたプレイリストを作り,その同期したプレイリストをiPhoneで使う

この方法は,確実であるのだが,iPhoneを再起動したりする度に再生中のプレイリスト,曲がリセットされるので,膨大なプレイリストの場合,どこから再開するかを自分で探して選択するか,諦めてまたプレイリストの最初からか,改めてプレイリストを作り直すしかなかった。

追記:その後,自身で「ミュージック」アプリを終了しない限り,再生中のプレイリスト,曲が引き継がれるように仕様が変更されている。アップデートでの再起動などでは問題なくプレイリストの途中から再生できるようなった。

  1. iAlbumPlayerをiPhoneに入れる

これはiPhone中のライブラリをアルバムシャッフルで演奏する,というシンプルなアプリケーションである。音量などは画面上で調整できないが,本体のボタンやイヤフォンで調整できるので問題ない。再生回数や再生した日時もiTunesに反映されるので,それを利用している人,楽しみにしている人にとってはよいアプリケーションである。おそらく構造的にはiPod機能を操作するアプリケーションのようだ。個人的には画面のデザインが好みではないのだが,貴重なアプリケーションだ。

 iAlbumPlayer - Tatsuhiro Sawa 

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イヤフォン Earphone

2019年2月

時は流れ,iOS機器からイヤフォンジャックがなくなり,Lightning接続のみとなった。時代はどんどんしかし,ワイヤレスのBluetooth接続のイヤフォンの音も良くなっている。もはやイヤフォンレベル(元々高い音質を期待するものではない,という意味)では気にする必要もないくらいにきているだろう。

その中で何を選ぶのか。「純正のカナル型イヤフォン」が壊れて依頼悩みに悩んだ。Lightning - イヤフォンジャックアダプタは格好が悪い。片耳ずつ別れているBluetoothイヤフォンはなくしてしまいそう,そもそもBluetoothイヤフォンで充電すべき機器をさらに増やしてしまうのは憂うつ,いろいろ悩んでしまった。

現在,以前は想像もできなかった「iPhone附属のイヤフォン」をそのまま使う,という生活が続いている。

以前の付属のイヤフォンの音はなかなかひどかった。しかし,久しぶりに使ってみてそこまでひどい音ではないことに気がつき使用している。

しかし,耳にかけるタイプなので,日本人の耳にはなかなか合わないのかもしれない。時々外れそうになるのは相変わらずである。

2012年ころ

外で音楽を聴く時,多くは自分だけに聞こえて他の人には聞こえないようにしなければならない。また,多くの場合外の音を完全に遮断しては危険だ。ヘッドフォンでは大げさだし,耳を覆うのにも不安がある。やはりイヤフォンを使うことになる。かつてのバンドルされているイヤフォンは耳への装着感も今一つで音もあまり良くなかった。音も今一つだが,コントロールボタンの耐久性にも問題あるようだ。早々に正常に動作しないことが多くなっていった。音量を小さくしようと思って「-」を押してもなぜか音量が大きくなってしまう。これは使っていて非常に不愉快だ。そこで,iPhone 3GSの時代よりバンドルイヤフォンをやめて自分で選んだイヤフォンを使うようになった。かつてのバンドルイヤフォンの音が不満であったので,非常に安いものは自然と選択肢から消えた。周りの音が遮断されすぎないかが不安になったが,カナル型に絞られていった。操作機能としては,手元にボタンが欲しいし,電話のためのマイクも欲しい。そうするとその当時はある程度候補は絞られた。音の問題などを考慮して,最終的には「純正のカナル型」のものと,「Boseのイヤフォン」を候補とした。このころBoseのイヤフォンを視聴する機会があったが,やはり音がいい。非常に惹かれたが,当時手元のボタンが音量ボタンではなく曲のスキップと戻りのボタンであること(現在のモデルはApple純正同様の音量調整ボタンと再生コントロールボタンと両方付いているようだ),値段が高いこと,が気になった。Boseのイヤフォンのように手元は曲の前後である方が理にはかなっていると思う。音量は本体のボタンでも操作できるので,これで本体のロックを解除しなくても曲の停止・開始,曲のスキップと戻り,音量の調整ができるのだ。しかし,私は曲のスキップをしない主義だ。手元でさっと音量調整の方をしたい。また,当時はiPhone専用仕様ということで割高な価格設定になっていた。

「専用仕様で割高」ということにはしばしば苦い思い出を我々は持っている。周辺機器やソフトウェアでしばしばMac用は少し割高,という状況だ。我々とは昔からのMacユーザのことである。iPhoneは多数派なのでそもそもそのような状況になることは少ないし,あってもそれが「高い」という感想以上のものを惹き起こしてしまうことはないだろう。古くからのMacユーザは,しばしばこの割高にMacを使っていることを罰せられているかのような感覚を覚えるのだ。

結局私は「純正のカナル型」(Apple In-Ear Headphones with Remote and Mi)としたが,予算に余裕があって,Boseの音が好きな人には「Boseのイヤフォン」(Bose® MIE2i mobile headset)もお勧めである。まさかの3万円のノイズキャンセリングも付いた Bose QuietComfort20i ノイズキャンセリング インイヤーヘッドフォン もある。今はApple製品を使っていることを罰せられることもない。iPhone/iPad用だが同機能の製品と同じ値段だ。しかし,いくらBoseでカナル型であってもイヤフォンである。イヤフォンはある程度に抑えて,使う場面は違うが,「ヘッドフォン」(Bose QuietComfort 15i Acoustic Noise Cancelling Headphones)にお金をかけてBoseという考え方もあるだろう。BoseでBluetoothはないと思う(Bluetoothは非可逆圧縮して転送なので)ので,有線だと思う。

追記:「純正カナル型イヤフォン」も進化している。最初に買ったものは最初の方に書いたしばらく使っているとコントロールボタンの誤動作が増える,という問題が生じた。音がそれ程良いというわけではないがやはり使いやすいし,デザインも自然だ。何年か使ってどうもコンロール系が断線してしまった感じになった。考えた末に結局その後継モデルを買ってしまった。以前にはあったパッドが取れやすいという問題が解決しているようだ。地味だがケースも良くなっていると思う。敢えてイヤフォンを買う意味はケースが付いていることにもあると思う。イヤフォンをそのままカバンに入れてしまうのは断線の元だ。以前のケースはうまく巻かないとケーブルが膨らみ過ぎてふたが閉まらなくなることが多かった。巻く時のコントロールボタンの置き場で変わってくるのだ。新しいものはコントロールボタンの置き場が固定されているので巻き取りやすくなっている。小さいことだがありがたい。あとはコントロールボタンの耐久性が向上していれば申し分ない。

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