
| 降涙確率 朝食の時は必ず天気予報を見る それが毎日の僕の習慣 自分の市に傘印があるかを確かめる 今日は雨... 降水確率なんてあてにしてない でも今日の空はたくさん水を含んでいそうだ 傘を持って出かけましょう... 天気予報のおじさんの声を聞いてから 僕はテレビを消した 君に愚痴るのが嫌で ずっとずっと心にためてる もう心には入りきれないのに 僕は何にも話さなかった すごく泣きたくなって 君に一言だけ伝えた 疲れた... 天気予報のおじさんが 誰も見ていないテレビに映る 原稿をただ棒読みしているだけで 表情さえも変えないで… 今日の降涙確率は100%です 傘を持って出かけましょう...... |
PROmiss いつもより太陽が眩しい 今日に限って顔に日光が照りつける どうして急に... そう思ったとき 君の机がからっぽなのに気付いた そういえば今日は休みとか...... 今まで気にならなかった日光が 君の存在のおかげだって初めて知った 君が休みだと学校にいる気がしない 君の所に行くよっていう約束も 結局守れないよ... 約束を言う君の姿が浮かぶけど 何も出来ないのが口惜しい 約束してたのに結局破っちゃったね 淋しさばっかりが僕を包み 妙に息苦しくなった 君とした指切りも無駄だったのかな 針千本飲むよ... 君の姿がなくて 君に逢いに行くの楽しみにしてたのに それが出来なくなるなんて... 誰かがカーテンをひいて 顔に当たっていた光はもうなくなった 眩しくておもわず流した涙とは違う涙が 机の上の教科書に落ちた...... |
| friEND トモダチだとおもってた いちばんシンヨウしてた でもそれもきょうでオワリ たったいちびょうできみはカワッタ トモダチなんかじゃナカッタ けっきょくさいごにはヒトリボッチ シンユウだとおもってた ずっとイッショにいた でもそれってウソだったんだね きのうのえがおはもうナカッタ シンユウってのはドコニイッタノ やっぱりぼくはヒトリボッチ トモダチゴッコモモウオワリダ... きみのひとことがむねにふかくササル ぼくにトモダチなんてイナイ だれもシンヨウシナイ そしてぼくは...ヒトリボッチ |
ぶらんこ あそこのこうえんには ぶらんこしかなかった べんちもすべりだいもすなばもない でもぼくはすきだった よるのしずかなくうきにひびく かなぐのこすれたおとも いつもつめたいくさりもすきだった ぶらんこゆれる ぼくをのせて がいとうよりたかく となりのきよりたかく あのほしよりたかくゆれる ちいさいころからかわっていないこのふうけい ひとりでぶらんここいでると いつもきみがはなしかけてきた あのときも いまも... ぼくらのこえはほしよりもかがやいていた ぶらんこゆれる ぼくをのせて まえのこんびによりたかく となりのまんしょんよりたかく あのほしよりたかくゆれる |
| 電話が来 カバンの中に入れていた 僕の電話に着信あり 着信履歴を開くと 懐かしいあいつの名前があった 随分連絡来なかった もう忘れられてると思ってた でもその夜も 電話はかかってきた あいつの声が電話を震わせ 僕は思わず電話を放した それでも聞こえてくるあいつの声に 懐かしさを覚えてしまった どれくらい連絡しなかったっけ 出逢いたての頃は毎日連絡してた もういいのかな 忘れちゃっていいのかな あいつから届くメールが バックライトに浮き出る 電話が来п@でもとりたくない あいつの声聞くと また馬鹿みたいに泣いちゃいそうで 今日は留守電ボタンを押した 留守電の言葉に応答するあいつの姿が×× 電話が来п@でもとらなかった もうこれから あいつの声は聞かないだろう...... |
少しばかりの太陽 雨の中に一輪花が咲いていました 道の真ん中に花は咲いていました 花のふちに当たる水滴が 黒い地面に吸い込まれていきました 太陽が空に現れたとき 花は身体を震わせその花びらをとじました 花のふちに光る水滴が 道端の紫陽花に落ちました 長いこと花は雨に当たっていました すぐ横を別の花が抜かして行っても その花はその場に立ちつくしていました 花びらの下の貴方の顔は 涙に濡れていました 少しばかりの太陽で 貴方は少しばかりの笑顔を見せました でもまた雨は降り 花は淋しく開いていました |
| 開いていた窓 雨が降っていた カーテンが風に揺れ すぐに濃い色へと変わった 雨は僕の部屋を濡らし 風は机の上の紙を飛ばした 開いていた窓から吹きこむ風は 心地良かったけど 身体を包む暑さは 今もなお残っていた 僕の部屋は雨に濡れた 外に開いていたこの窓は もう錆びついていて閉められない その窓からたくさんの気持ちが飛びこんできて 部屋の中の僕はちょっと顔をしかめる この開いている窓を閉めると 心地良い風が入ってこない でももう気持ちを感じるのはこりごりで 僕は扇風機のスイッチを押した 熱風だけが 部屋の中を回っていた... |
笑わない鏡 最近誰もに笑ってないって指摘される 僕はいつも騒いでたつもりだった みんなの前ではまだ 本当の自分の姿を見せられないし 僕はいつも強がってたつもりだった でも...言われてしまった 鏡の前で思いっきりの笑顔を浮かべても 鏡には無表情の僕の顔しか映っていない とてつもなく大きな声で笑っても 周りの空気は震えなかった 笑顔を失った僕に 貴方はいつまで優しく接してくれるのか 大切なモノを もうひとつ失ってしまうかもしれない 笑顔が好き...そんな貴方は いつまで笑わない僕と一緒にいてくれるのか 笑わない鏡の前で 楽しい事を思い浮かべようとしても 頭に出てくるのは泣きたくなる事ばっかりで 僕の顔の筋肉は ぴくりとも動かなかった 僕はつまらない顔をしている鏡を 握り拳で殴った 鏡に走る線が 僕の顔をこなごなにした... |
| 最後の角 電信柱を越えて そこの角を曲がれば貴方の家 "送るよ"とは言ったものの 本当はずっと一緒にいたかった 最後の一歩がイヤだから 僕は夜の道で貴方といた バイクの音と冷たい風で 貴方の服が微妙に揺れる 僕らの声しか周りにはなくて 僕らはずっとずっと一緒にいた "まだ帰ってほしくない"なんて台詞が 今になるとものすごく恥ずかしい 最後の角が曲がれない... こんな僕は弱虫かい 最後の一歩を躊躇っている こんな僕を好きでいてくれるかい 夜の風が10時を告げた 貴方の最後の微笑みが ものすごくきれいに見えた |
歴史 昔誰かが何処かで何かをしたからって 今の僕がいるわけじゃない いくら過去に大きな事件があったからって それで僕の性格が変わったわけでもない でも何で歴史を学ばなくちゃいけないのか 後ろ向いてちゃ前には進めない やった事は事実で変えられないし それを後悔しても時間は戻ってきてはくれない 僕が過去を振り返って 僕の過去がすべて許されるんだったら いくらでも過去を振り返るよ 過去に失ったモノが手に入るのなら いつまでも後ろを見ているよ でも...そんな夢みたいな事ばっかり言っていられない 過去は変えられないから... 過去の失敗を繰り返さないように もう一度過去を見直すことなら出来る だから...僕らは昔を見ているんだね また同じ失敗はしたくないから... また同じモノを失いたくないから... また同じ哀しみを味わいたくないから......でしょ? |
| 幼児期 ずっと大事に持っていたぬいぐるみが ある日突然何処かへ行ってしまったら 貴方はそれを探すでしょうか でも貴方は新しいぬいぐるみを手に入れました 大好きだったぬいぐるみを探そうともせず... いつも貴方はそうでした 失ったモノを必死で追うより 新たなモノでその穴を埋めていました それって哀しいことですよね ずっと大切にするよなんて言っていたのは 結局嘘なんでしょうか ずっと一緒にいようって言ってた恋人と ある日突然別れてしまっても 貴方はそれを追いかけようとはしませんでした まだ1週間もたっていないのに 新しい恋人が出来ました ぬいぐるみは泣いてます... 探しに来てくれるのをじっと待っています でももう埃だらけです...... |
Last Tears "今"を終えたら もう涙をしまうことにする どうせ涙なんて流したって たいしたこと変わらないし それより何より君が心配するから "今"流してる涙を 最後の涙にするよ 哀しいことで涙を流すより 嬉しいことで感動していたかった でも涙は口惜しいときに流れてる 最後の涙は嬉しいことでありたかった でも哀しみの涙が出る 止めようとしても止めようとしても 一度壊れた堤防は もう役目を果たしてはくれなかった 言葉ひとつひとつが涙を誘い 僕は最後の涙を流した "今"流してる涙を 知られたくなかったのに 結局知られてしまった 無理して笑っている口に 涙が零れ落ちて 少ししょっぱい味がした |
| Inner 桜の花びらが散るように 紅葉が地面に落ちるように 愛というものも儚く消えていくのです 空の花火がすぐに消えるように 一面の白い雪が一日で終わるように 愛というものも呆気なく消えていくのです でも桜の花の優しさは でも紅葉の葉の鮮やかさは 誰にも真似はできません でも花火の壮大さは でも雪の輝きは 誰にも創造することはできません 貴方が涙を流すように 貴方がため息をつくように 愛というものも淋しく切ないものです でも貴方の笑顔の明るさは でも貴方の心の美しさは その愛によって創られました 貴方が愛の色に染まるたびに 貴方がより綺麗になるたびに 心の中の愛は磨かれるのです 桜が散ろうと 紅葉が落ちようと 花火が消えようと 雪が終わろうと 貴方が生み出した愛は存在し続けます それは貴方がずっと望んでいることなのですから... |
星屑咲いた 暗い夜の空を 僕ら二人で見上げてた 静かな空気の中で じっと空を見上げてた 星屑の花が開くたび 彼方此方でため息が聞こえる 空には色鮮やかな花が咲き乱れていた 星屑咲いた 夜の空に 星屑舞った 夜の空を 星屑散った 夜の空から 星屑拾った 夜の空で 星屑咲いた 夜の空に... 僕らの顔が明るく染まる 団扇であおぐのも忘れ 開花の瞬間に魅入っていた つないだ手を強く握り締め 僕は君の瞳の中に花を見つけた 星屑咲いた 僕らの為に 星屑舞った 僕らは笑った 星屑散った 僕らの前に 星屑拾った 君に贈った 星屑咲いた 僕らの為に... |
| 華灯 空を照らす灯りが燈された 其れは一瞬で消える儚い灯だが 其の輝きは華のように綺麗だった 空に浮かぶ星よりも高く 空に住む星よりも明るく 灯りは空を照らし続けた 暗闇に誰もが息を止め あの灯が燈るのを待った 空が明るくなるたった数秒 人々は感嘆の声をもらす 空を踊る星よりも鮮やかに 空に広がる星よりも煌びやかに 灯りは空に咲き続けた 空を燈す華は また来年にならないと口を開かない 優しい灯が空を包み 星は静かに眠りについた... |
やっぱり... 君が嫌いになっても 君を見たくなくなっても 君が話しかけてくれると やっぱり笑顔になっちゃうんだよね 泣きたくなるから嫌いになったのに 淋しくなるから見ないようにしてたのに やっぱり君がいると嬉しいんだ 朝の敬語の会話だけど あのとき君が黙ってたら 僕はもっと哀しくなった 結局あれこれ言っても やっぱり君が大好きだから... 顔の筋肉が緩んじゃうんだよね |