おはじき
青いおはじきに飛ばされた
赤いおはじきは机から落ちた
硝子のぶつかる音が
いつまでも続いていた
いつも過去は現在に弾かれ続けている
僕が零した涙
僕の心の中の想い…
赤いおはじきは机から落ちた
時間のぶつかる音が
ふと耳に入った
現在がなければ過去は動けない
そして現在は過去へと姿を変え
…机から落ちた
言葉を赤いおはじきに乗せ
心を赤いおはじきに込め…
それでもなお青いおはじきは
赤いおはじきを弾き飛ばした
あやとり
絡まっている向こう側に
君を見つけた
大きな大きな心の輪っかに
君を…見つけた
中指はその毛糸を絡め
親指はその輪から外れ…
なんか僕らみたいだね…
君がちょっと笑った
君と出逢ってすぐに喧嘩して
友達の輪っかからすぐに出て行ってしまった
絡まって絡まって心が絡まって
やっと足りないことに気付いたんだ
絡まっている向こう側の君に
僕はもう一度手を振った
また…逢えたね
毛糸の輪がまた広がった感じがした
おてだま
忘れないよ…そう言っても
何日か経てばもう覚えてないのかな
ずっとずっと友達だよ…
離れてしまったらもう他人なのかな
広げた手のひらから
お手玉落ちた
お手玉…落ちた
過去の出逢いをいつまでも
過去の記憶をいつまでも
追い求めるのはよくないことだと
知ってはいる…知ってはいるけど…
でも新しい出逢いがあったら
もう忘れちゃうのかな
昔の想い出なんて消えちゃうのかな
広げた両手から
想い出落ちた
記憶も…落ちた
ずっと忘れないよ…その言葉が
嘘にならないように
大きく手のひら広げて
記憶の玉が落ちないように
想い出そっと壊さないように
…ゆっくりゆっくりお手玉してた