だるまさんがころんだ
人は心の動きを他人に見せない
無表情を装って
自分の気持ちを他に知らせない
何時からこんな機械的な世の中になったんだろう
人は常に心を隠している
本当の気持ちを出すと嫌われるから...
僕らだって心の全ては見せない
他人と違う所は
自分が相手に合わせるだけ......
後ろを振り向く
誰一人として動かない
顔の筋肉を無理に固めて
眼が合っても他人面してる
随分遊んだっけ
今も僕は固まってる
皆の視線の中で
無表情のままで......
ままごと
大人の真似なんて出来なかった
カタチだけを真似しても
心の中はどうしても解からなかった
庭に座って考えていた
僕は一体“何”を真似してるのか
役柄は決められていても
結局は“子供”だった
隣でニセモノの料理を作る音がして
僕はこの場にいるのに抵抗を感じた
本当に僕はワカッテイルノカ
子供の頭には入りきれないほどの問いかけが
僕に襲いかかってくる
今僕らは大人の真似をしている
それがカッコイイから
ミンナがヤッテルから
表面だけの真似で大人を評価し
内面の辛さなんか考えた事も無かった
大人の考えを無理矢理“矛盾”とよび
将来のリストから除外していった
本当に真似できてるのか
そんなコト誰も知らない
ただ大人がそれを見て
笑いを堪えるだけ......
ゆびきりげんまん
…一体何本の針が僕の中に入っているのだろう
つながった小指に力が入る
手の震えを止め
いつもの言葉を口にする…
約束なんていつも守れなかった
できるはずだったのに…
でもいつも僕は針を飲んだ
嘘をつくたび…
針を飲むたび…
僕は来るはずのない『今度』を言う
自分のついた嘘がばれるのが怖くて
その上をさらに嘘で包む
そして僕はたくさんの針を…
体の中の針を数えてみる
心の奥に刺さった針は
二度と抜け落ちることはなかった
かくれんぼ
暗がりに座り込んで息を殺していた
ただ聞こえるのは自分の呼吸の音だけで
僕の隣には暗闇と静寂しかいなかった
腕は涙で濡れていた
僕は何から隠れているんだろう
もう捜しに来てはくれないんだろうか
暗闇に眼を向けても
何も現れてきたりはしない
自分のいる場所さえ…解からなくなってきた
暗闇が怖くて
僕は眼を閉じて自分の造る暗闇に逃げ込んだ
呼吸の音さえ聞こえない
本当に暗い世界の中で…
僕の心を照らしてくれるなら
ほんのちょっとの灯りでいいから
捜してる…光を捜してる
その光は弱いけど
暗闇じゃなくなればそれでいい
はやく…はやく捜しに来てよ
空に浮かぶ月に呟き
じっと足音を待っていた