流れ星
僕達の頭の上を
暗い星空を見上げる
一本の筋が僕の前をよぎる
その線は次第にぼやけていった
涙の向こうの星空は
いつもと変わらぬ静けさで
僕の心に恐怖を住まわせる
この星空の下の君が
あの空に映っているよ
僕は流れ星に願いをかけた
それは甘えなのかもしれない
それは逃げ道なのかもしれない
でも僕の心は暗く閉ざされたまま
流れ星の力がどのくらいなのか
君への願いは叶うのか
こうして長い夜は僕を悩ませる
頼れるものは何も無い
僕の涙を分かってくれるものは何も無い
僕の不安は夜が来るたび痛み出す
この星のいったいいくつを信じれば良いのか
この星すべてに願いをかけたなら……
暗闇の一本の線が
僕の心に傷をつける
【信じる事】のもどかしさ
【望む事】の弱さ
僕の心のすべてが
今分かってくる
窓ガラスに映っている涙顔の人は
どんな事を想っているのかな
きっと大切な人のことを思っているんだろう
僕にとっても………
僕の願いが
流れ星に届いたとき
僕の想いが
君に届くだろう
その夜はきっと
明るい星が出てるんだろうな
星を見るまで
ついに君からの電話がかかってきた
テストだから...ってずっと僕は待っていた
久しぶりに聴く君の声は
やっぱりものすごく好きで
誰もいないこの部屋で一人ニヤニヤしてた
まだどうでも良いような話しか出来なくて
好きなんて君に連発できない
ずっとずっと好きだったのに
それを言ったのは一回だけ
君との電話はなんだか照れくさくて
誰も聞いていないのに部屋のドアを閉めた
窓からさしこむ光の下で
僕は君とずっと話した
僕からは電話を切ったことはない
いつも僕らの会話を遮るのは君の電話の充電切れの音
短い音が...たった3回の音が
僕らの1時間の会話を終わらせてしまう
もっと長く喋りたい
ずっとずっと君と話していたい
あの空の星を見るまで
同じ星を君と見るまで...
星空の願い
空に願掛けをしても
決して夢が現実になるわけじゃない
それでも願ってしまうのは...
何故なんだろう
絶対に叶わないと知っているのに...
僕は星空に願っているのだろうか
みんなは星空に願っているのだろうか
僕は星空に誓いをたてている
それを人が"願い"と呼んでいるだけ...
空に散らばる光が
ひとつだけでも良いから
僕の言葉を聴いてほしい
黒い世界の一粒の砂に
言葉が届けばいい
星空を見上げる
いつもの光が
今日は一段と輝いて見えた
僕は静かに心を呟いた......
夜空の絵描き
太陽は静かに眠りに就き
月が輝く時間になりました
それなのに...
何故貴方はまだ泣いているのでしょう
もう空の色も変わっています
貴方の気持ちが空に浮かんでいるのです
それなのに...
貴方は其処を動こうとしないのですね
貴方と交わした最後の約束が
夜空に描かれていきました
貴方と交わした互いの気持ちが
夜空で輝いています
貴方の涙ですら
あの空では輝き笑顔なのです
それなのに...
何故貴方の瞳は濡れているのでしょうか
僕はあの空に絵を描きます
貴方の肖像画なんて
とても難しくて描けません
遠くの山の風景画なんて
そんな美しさは表現できません
でも...もっと美しいモノを描いてみせます
貴方の心の中で静かに輝いている
小さな熱を空に描きます
だから...
貴方の心に星の灯を燈したいのです
いつまでも消えることのない
あの空の星を掴んで
何もない貴方の心のキャンパスに
そっと描き込みます
そうすれば...
きっとあの夜空よりもずっと綺麗な星が
見えるようになるでしょう
きっと...きっと......