幼児期

 ずっと大事に持っていたぬいぐるみが
 ある日突然何処かへ行ってしまったら
 貴方はそれを探すでしょうか
 でも貴方は新しいぬいぐるみを手に入れました
 大好きだったぬいぐるみを探そうともせず...

 いつも貴方はそうでした
 失ったモノを必死で追うより
 新たなモノでその穴を埋めていました
 それって哀しいことですよね
 ずっと大切にするよなんて言っていたのは
 結局嘘なんでしょうか

 ずっと一緒にいようって言ってた恋人と
 ある日突然別れてしまっても
 貴方はそれを追いかけようとはしませんでした
 まだ1週間もたっていないのに
 新しい恋人が出来ました

 ぬいぐるみは泣いてます...
 探しに来てくれるのをじっと待っています
  でももう埃だらけです......




  
Inner

 桜の花びらが散るように
 紅葉が地面に落ちるように
 愛というものも儚く消えていくのです
 空の花火がすぐに消えるように
 一面の白い雪が一日で終わるように
 愛というものも呆気なく消えていくのです
 でも桜の花の優しさは
 でも紅葉の葉の鮮やかさは
 誰にも真似はできません
 でも花火の壮大さは
 でも雪の輝きは
 誰にも創造することはできません

 貴方が涙を流すように
 貴方がため息をつくように
 愛というものも淋しく切ないものです
 でも貴方の笑顔の明るさは
 でも貴方の心の美しさは
 その愛によって創られました
 貴方が愛の色に染まるたびに
 貴方がより綺麗になるたびに
 心の中の愛は磨かれるのです

 桜が散ろうと 紅葉が落ちようと
 花火が消えようと 雪が終わろうと
 貴方が生み出した愛は存在し続けます
 それは貴方がずっと望んでいることなのですから...




  やっぱり...

 君が嫌いになっても
 君を見たくなくなっても
 君が話しかけてくれると
 やっぱり笑顔になっちゃうんだよね
 泣きたくなるから嫌いになったのに
 淋しくなるから見ないようにしてたのに
 やっぱり君がいると嬉しいんだ

 朝の敬語の会話だけど
 あのとき君が黙ってたら
 僕はもっと哀しくなった
 結局あれこれ言っても
 やっぱり君が大好きだから...
 顔の筋肉が緩んじゃうんだよね




  画面

 哀しみごまかそうと
 パソコンに向かった
 溢れる泪止めようと
 必死でキーボードを叩いた
 打ち出された文字は
 泪で読めず
 ただ君の名前何度も何度も
 画面に映していた

 突然画面が青く染まり
 それっきり動くことをやめた
 強制終了されたパソコンのように
 僕の哀しみも消せたら...
 僕の心も終わらせられたら...

 何も映さない画面
 音も出ない...
 黒の闇に潜り込みたくて
 冷たい画面に手を伸ばした

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