太陽蝶
空を見上げると
目も開けられないくらいの眩しさで
何がそこに存在するのか
それすらも解からなかった
輝く空気の中で
黒い羽を持つ蝶が
踊り狂っていた
異蝶
黄色い蝶の中にただ一つ
違う色があった
混ざりあう事も無く
ただ自分の飛び方で
種類のみではない
心までもが他のと違う
それが今の自分である
妖蝶
模様が異様な煙をたててる
羽を震わすたびに奇音が鳴る
でも姿が美しく
何人もの人が騙された
何かの生まれ変わりなのか
それとも...呪いがかかっているのか
どちらにしても普通の蝶ではない
花蝶
薔薇の花びらのようだった
地面に蝶の羽が散らばっていた
ちぎれた羽の端っこは
薄い紅に染まっていた
両腕をもがれた蝶は
今何処にいるんだろう
薔薇の花びらは風に吹かれ
そのまま蝶となって飛んでいった