ずっと

 電話を睨みつけていた
 君が僕の電話番号押してくれるのを
 ずっとずっと待っていた
 でも今日もかかってこなかった
 後で電話するねって
 あと何日待てばいいんだろうか

 君の声が聴きたくて
 でも話す内容が思いつかなくて
 君の家の電話番号 上4桁までは暗記している
 4桁目で押すのをやめて電話をもとの位置に戻す
 それが毎日毎日続く
 君の家に電話すると必ず君の親が出るから
 僕からかけるのはやめにした
 でも君からの電話がないと
 淋しくて 会いたくて
 喋りたくなって受話器を握る
 でも4桁だけの電話番号じゃ
 君の家には届かない......

 電話の音が鳴り響き
 嬉しくなって電話に出ると
 君じゃない声がしてがっくり肩を落とす
 早く君と話したい
 内容はあまりないけど
 でも...君の声が聴きたい
 君の電話が来るまでずっと
 電話の前で待っている......




  振り向いて...

 いつも後姿で好きになった
 追いかけても届かなくて
 そんな遠い存在の人を憧れていたのかもしれない
 でもずっと呼びかけていた
 恋した人の名前...喉が枯れるまで
 いくら声を張り上げても
 後姿が小さくなっていくだけだった

 振り向いてほしい...君の顔が見たい
 それが一番求めるもの
 後姿だけではずっと見つめてるだけで
 君と言葉を交わしたい
 僕が恋した君はまだ後姿のままで
 だから...振り向いて
 こっちを向いて君の顔を見せてよ
 僕はずっと見ていたんだよ
 その気持ちが届きますように...

 後姿が少し立ち止まった......




  予定表
 今日告白するぞ
 そう意気込んで貴方の元へ歩く
 そんな時に限って貴方の姿はなく
 徹夜で考えた言葉だけが頭に響く

 告白の瞬間はあまりに突然で
 話す内容なんてすっかり忘れている
 でも自分のキモチをそのまま吐いて
 貴方の返事を待つ

 決めた通りの告白じゃなくて
 準備してたのも水の泡
 でもその準備が心の支えとなってて
 応援しててくれてたのは解かってた

 予定表を破り捨て僕は日記を開く
 これからの事を予定してても
 予定通りにいくはずはない
 今日の出来事を日記に記し貴方の名前を呟いた

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