XRAY T2’008を操る!

マシンセッティング編
セットアップデータはこちらから

  

ボディはブレード ダッジマーク4(超軽量)とプロトフォーム マツダスピード6(軽量)を使用しました。
路面グリップが良くなるにつれ、動きの軽いブレード製ボディが好調でした。

  

フロント周りでは、サスブロックをバルクヘッドに直接取り付け(シム無)にしています。ハブは+0.75mmを使用してます。
ダンパーはリエモン製カシマコート。

  

リア周りでは、リアアッパーデッキの取り付けを4点留めにしています。
リアベルトが白いですが、プーリーを(20T/38T)にしている為、他車製を使用しています。

  

メカはすべてKO PROPO。サーボがPDS−2367。アンプはVFS−1 C3。受信機はKR−408S(2.4G)。送信機はEX−1 UR。
バッテリーはバックボーン製IB4600 VR−1。モーターはLUNA Dispara(19T)を使用しました。
モーター冷却の為、ZPI製ヒートシンク&ファンを使用。

 
(08/10/10)

全日本参戦記
ん?いきなり次は全日本かって?!?!
すみません・・・。いろいろあって、怠けてしまいました。
でも、しっかりテストはしていました!全日本にも参加しました!
それでは、全日本参戦記をお楽しみくださいませ。。。

今年のJMRCA ツーリングカーは、昨年と違い、スーパーエキスパートとエキスパートで、
レギュレーションが大きく異なりました。
S−EXPは世界戦とほぼ同様にブラシレス可で5セルに。EXPは19Tの5セル規定になりました。
EXPクラスは普段から23Tでの走行をしている方々には参加しやすい規定になったのではないでしょうか。
その為にタイムも昨年以上に拮抗したような印象ですし。
S−EXPのブラシレスのパワーはスゴイの一言。
コースのテクニカルセクションでは、19Tでも同等で走れるんですけどね。

19Tモーターでの走行を開始したのは、実際には会場となる谷田部でのテストが始まってから。
印象としては6セル23Tの時と同じくらいのスピードかなといった感じでした。
今年の谷田部のレイアウトが意外にもテクニカルになった為、
インフィールドでのマシンセットアップが非常に重要になりました。
が、19Tではマシンのキャパに対してはアンダーパワーですから、
「スピード」がもちろん必要となり、結局はバッテリーが非常に重要で・・・5セルですし・・・。

今年の全日本でXRAY関係での話題といえばティーム・レイノー選手の参戦!!
S−EXPクラスでの参戦ですから、僕の車との関連はまったくありませんが・・・(涙)

最近の谷田部アリーナはレイアウト変更直後でも、平日でも十分な路面グリップなので、
平日メインでしかテストに行けない僕には非常に助かります。
レースウイーク前に、数回にわたってテストを行い、
今年はマシンセットアップを重点的に詰めるようにしました。
コントロールタイヤがソレックス36Rになった事も手伝って、タイヤの仕上げ方にそんなに悩まなかったですし。
やはり課題になったのは、コーナーでのイン側の浮き。
ステアリング動作になかなかついてこないマシンに少々悩まされましたね。
今年は、操縦台から見る動きよりも、操縦台下で見る動きを優先して、
より理想的なマシンの動き・・・を追求していきました。岩○さん感謝!!!!!!!

今年のマシンセッティングで、最大のポイントとなったのはスタビ。
マシンの動きは、表現が難しいのですが、
007とは違い、今年のマシンはリアスタビの方がフロントよりも太い物となりました。

昨年同様、レースウイークは火曜日から会場入り。
例年同様?XRAYでの参加は僕だけでしたから(涙)、一人でいろいろとテスト。
一日十数パック、30分に一回走らせるなんて、今までやったことなかった・・・(疲)
といっても、今年はマシンのベースセットは出来ていましたから、若干の変更・フィーリングの確認、
安定して目標タイムが出せるか?の確認に終始しました。
安定して18周シングルは出ていましたし、5秒前後をウロウロもしていましたし。
この段階で2番手グループにはいるけど、あと2〜3秒が・・・な状態でした。
↑結局はこのタイム差がそのまま本番でも・・・ですね(涙)

また、課題というか問題となったのは、バッテリーの良し悪し。
こういう表現はあまりよろしくないでしょうけど、バッテリーの良し悪しによって、
大きくタイムが異なってしまうのです。トータルが5〜10秒は平気で変わってしまう事も。
この事態がテストの進展に大きな影響を与えてしまいました。
いろいろな方にバッテリーをお借りして、一応対策はしていたんですけど・・・。

そんなこんなで、平均的に数秒のタイム差を抱えたまま、テスト終了。

向かえた大会初日。昨晩から会場入りして頂いた山○さんと共に、
万全の準備で大会を向かえました!
タイヤは新品でも中古でもどちらでもOKな状態!
練習ラウンドは無難に走行してボディの干渉チェックなどなど。
コントロールプラクティスは、他車との接触などもあり数秒をロス。
総合10位で最後から2ヒート目のトップスタートとなり、結果オーライな状況。
初日は予選2ラウンドが予定されており、新品・中古タイヤをどう投入するか?が悩ましい所でした。

結果、2ラウンド共に総合5位。各150ポイント。
若干のマシンフィーリングの違和感と、中間域のスピード不足に悩まされてしまった印象でした。
2位とは各1.5秒差くらいでしたが、練習時より少しタイムが出ませんでした。
(のちに・・・涙)

大会2日目。
この日から、岩○さん、鈴○さん、富○さんも応援に駆けつけてくれました(感謝!)
前日のフィーリングから、ボディを変更、充電方法、アンプデータの変更を行い、
タイムアップを狙います!
この日は1回の練習の後、予選3ラウンドを行いました。
結果からいえば、6位・6位・4位となり、この日発表された結果では総合6位。
全ラウンドで6位以上のポイント獲得で総合6位以上確定!!!
翌日に向けて、気分的には楽になりましたが、マシンフィーリングにはやはり若干の違和感・・・。
バッテリーについては、充電方法の変更、改善を毎ラウンド行って、少しずつ、しかし、かなり良くなっている印象でした。

そして大会最終日。
この日は練習無しで、いきなり最終の予選6ラウンド目。そして決勝ラウンドとなります。
6ラウンド目の予選では、ここでタイムを出さなくては!という他選手に押され気味になってしまい、
予選ラウンドで最低の10位の145ポイント。
そして、総合順位は6位!!!!!!!!!!!
昨年よりも、ゼッケンが上になってよかった〜。

と、一息つく暇もなく、決勝3ラウンドに備える事に。
予選最終ラウンドでも気になったマシンのフィーリングをもう一度、元に戻そうと、
マシンをくまなくチェック。
そうしたら・・・・。リバウンドの数値をミスしてました、はい。。。。
ほんの僅か0.5mmの差ですが、こんなところでも見落としちゃダメですね。

そんなこんなでむかえた決勝Aメイン1ラウンド。
昨年同様、スタート直後は混乱するんだろうな〜と思っていたらやはり。
が、自分もマシンもまったくグリップしたい部分を走ってしまい、ドアンダー!
スタートラインからそのまま真っ直ぐいっちゃいそうになりました(涙)
なんとか体制を立て直して、やはり混乱している集団を掻き分けます。
5〜6位を走行中に、前の集団でまたもや混乱が発生している様子!
追い付けないと思っていた集団がすぐ目の前に!!
と、喜んでしまいましたね、正直。(苦笑)ニヤケチャイマシタカラ。
油断は禁物でした。
奥のストレートに出るところでパイロンに乗ってしまい転倒(恥)
なんとか挽回しようとしましたが、他車との接触の影響もあって、
ボディピンが外れてしまい、ボディが外れてリタイヤ。
今年は決勝3ラウンドともに完走したかったなぁ・・・。

が、嬉しい事もありましたよ!マシンのフィーリングが良くなったこと!
やはりあのリバウンドが原因だったようです。いつからだったんだろう・・・(謎)
2ラウンド目以降に期待が持てました!

決勝2ラウンド目。
1ラウンド目の失敗から、スタートはグリッドからすぐ内側を走って、レコードラインを通るようにしました。
そしたら、トイレ前ヘアピンまでもしっかりとグリップ!!
若干の混乱をうまく避けられ、4〜5位を走行。
確実に前方車に追い付きます!!
そして、若干接触もしてしまいましたが、2位浮上!!
トップとは2.5秒差で残念ながら追い付かず、そのまま2位フィニッシュ!!
最終ラウンドに可能性を残しました!!
(動画見ました。すみません・・・。アンダー出しちゃってました。)

運命の決勝3ラウンド目。
あっさり玉砕(涙)
スタート直後、トイレ前の混乱を避けるように、外側のラインで逃げて逃げて・・・、
でしたが、避けきれず内側から当てられてしまったり・・・で混乱に入ってしまい、
気がついたら、マイマシーンだけが壁に・・・終了。。。
そこから、諦めずに必死に前方を追いました。
大きく遅れてしまったにもかかわらず、執念で6位まで浮上してゴール。

結果は10位/2位/6位となり、
総合順位は5位になりました!!!

最終ラウンドでなんとか6位まで追い上げられたのが良かったです。
2位ゴールの2ラウンド目よりも、3ラウンド目の方が頑張った感があります。

今回の反省。マシンチェックはキッチリと。

会場まで応援に来て頂いた皆様、
サポートして頂いた岩○氏、山○氏、鈴○さん、富○さん、
本当に有難う御座いました!!

ホビーショップ ロックウェーブ、セントラルRC、XRAY、KO PROPO、Team LUNA、バックボーン、
ゼノン レーシング、モロテック、(有)アーク、
他、多数の方々・メーカー各社、本当に有難う御座いました!

(08/10/02更新)

其の一 分析編

さて、ヒッソリと更新を始めたT2’008を斬る?!(仮)
内容が始まっているっていうのに、題名がはっきりしない。。。何か良い名前ないですかね?

早速、組み立てを行い、走行されている方も多いかと思われます。
という私も、組み立てを開始しました!
が、いきなり組み立てしてしまうんでは、全然斬ってる感じがしない。
という事で、T2’007との変更点をサラリと分析?してみたいと思いま〜す。
(実はこういった作業、重要だと思うんですよね〜)

【サスアーム】
ロアサスアームが前後ともに長くなりましたね。正確に計測はしていませんが、
1mm程(0.75mmだったりして?!)長くなっているようですね。
(0°リアハブ使用で、RFをバルクヘッドにべた付けでインボードで3°トー角、そして5mmホイールハブの状態で、
ちょうど良いトレッドになるように伸ばしたような気も。。。)
ダンパー取付位置は2箇所だったのが、1箇所のみとなりました。
穴位置は2箇所あった穴のちょうど中間辺りになりましたね。
その変わりに?リアのロアアームは、スタビライザーの取付位置が2箇所になりました。
内側に1箇所追加となり、ローグリップ用といった具合のようです。(要確認)
’08TITCのレイノーのデータを見ると、早速この内側の取付位置を使っていたようですよ!

【フロントCハブ】
開口部の大きさが変わりました。ドライブシャフトのジョイント側が抜けるように・・・とからしい?
フォームスペック用にハードタイプが出ましたね。ちょっと試してみたいパーツかと。

【リアアップライト】
ついに!0°のリアアップライトが出来ましたね!
007の時には、以前紹介したように、京商スタリオン用のリアアップライトを使用していましたが、
今回ようやく純正で0°のアップライトが発売されました。
これによって、インボードで3°のトー角を付けることが出来るようになり、
リアトラクションアップが期待出来ますね。待望のアイテムかと。007にももちろん使用可能です。

【ドライブシャフト】
50mmだったドライブシャフトのボーンが52mmのタイプになりました。(フォームスペックは50mmのまま)
若干ですが、デフジョイント&ワンウェイカップの内側で駆動が伝わるようになりますね。
違いが分かるかは分かりませんが、トラクションはあがるようです。

以上のパーツはT2’007にももちろん使用可能。足回りは008仕様に仕上げる事が出来ます。
セッティングパーツとしてももちろんアリでしょう。

はじめに
世界各地はもちろん、日本国内でも非常に好評をみせたT2’007。
お蔭様で、私も全日本EXPクラスでAメインに入る事ができ、マシンの素晴らしさを多少なりともアピール出来たかと。
そのT2’007が、XRAY社エンジニア達の手によりさらなる開発が進められました。
その結果、様々なパーツが改善され、T2’008としてデビュー!!!!!!!
大好評だったT2’007の進化系T2’008。今年も各地で快走をみせる事は間違いないでしょう。。。

前作?「T2’007を斬る?!」と同様、T2’008ユーザーの方々に多少なりとも参考になる事を、
情報発信出来ればと思っています。
更新は不定期ですが、たまに覗いてみて頂けたらと。。。宜しくお願いしま〜す。
(08/03/01)

過去のスペシャル記事
・XRAY T2’007を斬る?!はこちら
・Corally SP12Xプロトの画像紹介はこちら
・世界チャンプ 原篤志選手の当サーキット走行(1/12レーシング)の様子はこちら
・2006 IFMAR 1/12世界戦参戦記はこちら

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