So Good
(シングル, '96)
エピックソニー, ESCA 6422(日本盤)


曲目Cover of So Good
1. So Good (Original Version)
2. You and Him (String Version)
3. I'll Remember You (Acoustic Version)
4. So Good (Country Version)
5. You and Him (Acoustic Version)

解説
もともとは映画に提供した新曲でシングルカットされたが、後に海外ではこの曲を追加収録してアルバムが再発された。日本ではアルバムを出し直す代わりに大サービスのこのシングル盤のみの発売となった。日本での発売は'96年4月。

1はアルバムに収録されたバージョンと同一だが残りの4曲はすべてバージョン違い。特に3〜5は歌、演奏を入れ直したものでSophieの魅力がよりはっきりする好バージョンが揃う。ジャケット写真はなぜか馬に跨がっているSophieだが、その裏はわらの上に寝そべったSophieで、四つ折にされたジャケットを開くとミニポスターになるようになっていた。

You and Him (String Version)は途中オリジナルバージョンには入っていないストリングスをフィーチャーしたバージョン。その他の演奏、歌は同じ。このバージョンはアルバムのニューバージョンにも収録されていた。

I'll Remember You (Acoustic Version)はスティックによるカウントで入り、乾いたドラムの音とギターの音をバックにSophieが歌いはじめる。ほどなくベース(ちょっと余計かも)が入り、さらにタンバリンの音も時々聞かれる。アルバムバージョンよりも肩の力の抜けた自然な歌い方となっていて、感情がより良く伝わってくる。

So Good (Country Version)は適度に緩い演奏が魅力的で、Sophieの歌はオリジナルよりもゆっくりとしている。ギターなどの響き方などにはカントリー的な味付けはされているがSophieの歌い方はオリジナルバージョンよりもさらに舌っ足らずな感じで、途中 "better, better"と連呼するところなど聞いていて思わずとろけてしまいそうなくらい魅力的。コーラスもよりはっきりと聞こえて効果的。オリジナルバージョンもSophieの魅力が良く出た好トラックだが、ここでのSophieこそセカンドアルバム以降で聞かれるSophieであり、その魅力の本質が味わえるバージョンであろう。

You and Him (Acoustic Version)はギターだけをバックにSophieが歌っている。アルバム中最もアップテンポな歌で少し切迫した感じのあったSophieのボーカルだが、音数が少なくなってペースも少し落とされた分、ここではまさに語りかけるように歌うSophieの歌が聞ける(でも人によっては気の抜けた歌と聞こえるかな?(^^;;)。2と較べるとそのあまりの違いに驚かざるをえない。

 

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