Sheryl Crow @ Fan Nation 2 (Irvine, California, USA) - April 27, '02
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4/27にカリフォルニア州アーバインで行われたFan Nation2を見てきました。このイベントにはSherylを始め、Jewel, Goo Goo Dolls, Five for Fighting, Ryan Adams, John Mayerと、トリプルA系の実力派アーティスト達をあつめた当地のFM局Star 98.7FMの主催するイベントで、コンサートだけでなくサイン会やファンの質問にアーティストが答えるコーナー等あるということで初めてSherylとステージ外であえるチャンスがあるし、さらにJewel、そして一度ライブを見ておきたいアーティストばかり参加しているということで、見に行くことを決めたのでした。しかし驚くべきことに、出発前日になって、出演予定だったJewelが落馬事故で大怪我をして出演キャンセルとなってしまい、ちょっと残念な気持ちで現地に向かったのでした。

雨が降りそうな空模様の中開場を待っていると、、会場前の広い駐車場のフェンス際にずら〜っと数百メートルにわたって列が出来ていて、しかたないので最後尾でしばし開場を待ちましたが、自分の後にも続々と人がやってきて、ゲートまでやっと到達した時に振り返ってみたら、自分が並んだ時の2倍以上の人が列をなして終点が見えないくらいになってました。

ゲートでは、ファンとアーティストの交流の場がある今回のイベントの特殊性もあってか、徹底的な持ち物検査とボディチェック。どんな小さな荷物の中身も取り出して見せることを要求され、手に持っていた上着は振って何も入ってないことを示すことを要求され、双眼鏡に始まってデジカメまで袋(巾着袋みたいなのにいれてた)から出すように言われた時にはどうしようかと思いましたが、「ファンとアーティストの交流を図る」という今回のイベントの主旨もあってか、特におとがめなく無事に持ち込むことが出来ました。

会場に入ると露店やモデルカー(GMがスポンサーの一つのため)が並んでいるのに混じって、サイン会などが行われるテント(アーティスト名を書いたプレートが前に置いてある)がありました。そして小さなステージでは主催のFM局(Star 98.7 FM)のスタッフがファンに質問を浴びせてましたが、その横には"Get Well Soon, Jewel"と書いたStar 98.7 FMの用意したプレートがあって、Jewelの回復を祈るファンの書き込みがされてました(私もひとこと書き込んでおいた)。

ゲートでもらったイベントのタイムスケジュールによると、パフォーマンスは4時からスタートで、しかもJewelが突如出演不可能になってしまったためかトップはRubyhorseというボストン周辺で活躍している新人バンド、そしてその45分後にJohn Mayerということでパフォーマンスはとりあえず後回しとして、まず3時からのRyan Adamsのイベント(ファンからの質問にRyanが答える)を見ようとテントで待つことにしました。ところが予定の3時を過ぎてしばらくしてもRyanが登場しないなと思ってたら、「Ryanは交通渋滞にはまって到着まであと2〜30分かかる」とのアナウンスが。しょうがないので一旦テントの外に出ると、隣に設置されてたSheryl Crow(のみ)がサイン会を行う予定のテントで待っている人(自分が会場に入った2時ちょっとすぎには既に並んでる人がいた)がだいぶ増えているのに気付きました。でもいま並んでしまうとRyan AdamsはもちろんFive for Fightingのサイン会やJohn Mayerのパフォーマンスも見ることができなくなってしまう!のでどうしようかとしばし考えましたが、今回の最大の目的がSherylと会ってサインもらったり握手することだったので、あとで並んで自分に順番が回って来なくなるくらいだったらいま並んでしまおうと考え、列の最後尾に並びました。この時点でサイン会スタートまで1時間45分、先頭から35〜40番目という位置でした。でもこのあとも列にならぶ人は増え続け、最後にはテントの周りを2〜300人の人が取り囲む状況になっていたので、やっぱりこの時点で並んでおいて正解でした。Downtown Disneyで買っておいたポンチョを下に敷いて、うつらうつらしながらも座ってSherylが登場するのを待ってましたが、途中John Mayerのステージはテントの中に設置されてたスピーカーで音声だけは聞くことができました。フルバンド(たぶん、、)で30分強、しっかりとした演奏を聞かせてくれていたように思います。歌声も多彩で、CDで聞くよりは元気な歌声でした(生で見たかった)。John Mayerはパフォーマンスのすぐ後に質問コーナーもあったみたいなのだけど、これも当然見ることは出来ず、結局今回その姿を見ることすら出来ませんでした。。。

そして当初予定より20分ほど遅れの5時35分ころ、Sherylコールが巻き起こる中、セキュリティやマネージャーに囲まれてSherylが遂に登場(結構ちっちゃいので椅子に座るまで姿は確認できなかった)。Sherylは紺のジーンズに白とグレーの縞模様のケープをまとってました。'97には赤坂ブリッツで1列目で見たことありますが、オフステージで見てみて、その小ささには改めてびっくり。自分の順番がくるまでの間、前に背の高いアメリカ人(しかもこういう人達も写真を一生懸命撮ってる)が何人もいる間を縫って写真を撮りまくりました。事前に「一緒に写真撮るのは禁止」と言われていたにもかかわらず、Sherylは順番のやってきたファンのリクエストに応えてポーズ付きで一緒に写真におさまるという気さくな面を見せてました。10分弱で自分に順番が回ってきた時にはとりあえず自分の名前と日本から来た、ということを伝えるのが精一杯で、いま自分が言ったことは通じたんだろうか?と考えてるうちにSherylがサインし終わってしまい、どうしようかと思ったら、顔を上げたSherylが「今度日本に行くのよ、5月だったかな」と言ってくれました。このこと自体は知ってましたが、自分の言葉に反応してくれたということが嬉しかった(^-^)。このあと握手はしてもらいましたがすぐに次の人の順番になってしまい、正面で写真を撮らせてもらうことをすっかり忘れてしまいました。。。自分の順番が終わったあともテントの周りでSherylの見える位置でずっと見て相変わらず写真撮り続けてましたが、予想より早く6時ちょっと前にSherylが席を立ってしまい、約20分のサイン会が終了しました。あの時点で列に並んでおいて良かった。時間的に結構短かったのは、このあと6時から始まるRyan AdamsのパフォーマンスをSherylが見たかったから、という話を後で聞きました(バンドメンバーとともにステージ袖で見てたらしい)。姿が見えなくなるまでSherylを見送った後、自分もRyan Adamsのステージを見るべく会場に向かいましたが、入った時には既に1曲目の演奏が始まってました。

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(コンサートレポートに続く)


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