Sheryl Crow @ Fan Nation 2 (Irvine, California, USA) - April 27, '02
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トリから2番目であるGoo Goo Dollsの演奏終了後5分ほどして、Star FMのDJが登場してきたのでもう始まるのかと思ったら、紹介されたのはテレビ番組Will & Graceに出演している俳優のEric McCormack(日本でもこの番組、放送されてますね)。今度こそSherylの紹介かと思ったら、やおら昔話を話し始めました。曰く、今から9年ほど前にLAに引っ越してきたばかりの頃にCrowded Houseのコンサートを125ドル払って最前列で見た時に前座として登場したのがSherylで、「125ドル払ったのはこのためだったんだ!」とか思ったそうです(笑)。ライブの後思い出すのはSherylのことばかりでCrowded Houseの演奏はほとんど覚えてなかったとか。それ以来9年たった今でもSherylのことが大好きだ、との言葉の後Sherylを紹介し、バンドに続いてSherylが登場しました。Sherylの衣装はサイン会の時と同じく横に刺繍の入った紺のジーンズに白とグレーの縞模様のケープ、その下には黒のトップ(ケープに隠れてほとんど見えなかった)を着ていました。演奏したのは10曲で約55分、次のようなセットリストでした:
1. Everyday Is A Winding Road
2. Steve McQueen
3. My Favorite Mistake
4. C'mon C'mon
5. You're An Original
6. If It Makes You Happy (with Ryan Adams)
7. A Change Would Do You Good
8. All I Wanna Do
9. Soak up the Sun
10. There Goes the Neighborhood
バンドはいつものメンバー(Lorenza Ponce & Matt Brubeckもいました)によるフルバンドで、Goo Goo Dollsの演奏中から音合わせをした成果か、音響面はとってもよく、バンドの演奏も力強かったです。ステージ上方にはスクリーンがあって私のいる位置からは捉えることの出来ないSherylの様々な表情やバンドを写してて、これもなかなか良かったです。
ただSheryl本人はいま一つ調子が悪かった感じで、笑顔こそふんだんに見られましたが、始めのうちは声量がちょっと小さめで、3月に行われたBBCでのライブでは迫力ある歌声を聞かせていたSteve McQueenでも、声に伸びがありませんでした。この日イベント終了後にStar FMがこの日の"Wrap up"として出演アーティストのインタビューやライブでの演奏を紹介していたのを車の中で聴きましたが、インタビューに続いて放送されたIf It Makes You Happyは、音だけ聞いてもアコースティックセットで歌っているような感じで、やっぱりいま一つ元気がなかったように感じたので、やっぱり出来が今一つだったのでしょう。それでも後半は少し調子が上がったようで、A ChangeではLove Is A Good Thingで聞かれるようなシャウトを聞かせてくれたし、Soak up the Sunのコーラス部では観客のコーラス(みんな一緒に歌ってたのが印象的です)に満足そうな笑みを見せながらSherylらしい歌声を聞かせてくれました。
If It Makes You Happyの演奏前には「今日は新しい友達、古い友達も出てくるわよ」と言ったあと、眼鏡をかけてタバコをふかしたRyan Adamsが登場(楽屋でインタビュー受けてる時も一緒にいたらしい)、共演するという場面も見られました。前日テレビで共演したStevie Nicksも出てくるかと期待してましたが、結局登場しませんでした :-(
今回コンサートに関してはちょっと残念な出来でした(今まで見た中では一番調子悪かったです)が、その前のサイン会でSherylの表情を間近に見る&握手してもらうことが出来たのは、貴重な体験でした。
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