Shannon Curman (5/24@渋谷 On Air East)
Japan Blues Carnivalの一出演者として来日したShannon Curfmanを、Buddy Guyと2組だけの出演となった5/24@渋谷・On Air Eastで見てきました。チラシ等にはカップリングコンサートと書いてあったのでBuddy Guyとの共演も見られるのかと思っていたのですが、実際にはオープニングアクトとしてのステージで共演がなかったのは少し残念でした(Buddy Guyのアンコールもなかった)。しかしキャリアをスタートして間もない段階でのライブを見る機会を得られたのはやはり貴重で、やや短いとはいえ、その才能と将来性に十分期待を抱かせてくれる内容でした。セットリストは次の通りです(前半の曲は3以外はちょっと自信なし。。)。
(セットリスト)
1. Few and Far Between
2. No Riders
3. I Don't Make Promises
4. If You Change Your Mind
5. Hard to Make a Stand
6. I'm Coming Home
7. The Weight
8. Playing with Fire
時間は確認し忘れましたが、約50分のステージでした。演奏された中ではI Don't Make Promises(「(ニューシングルで)ビデオがもうすぐかかるようになるので見てね」と言っていた)がアルバムでのミディアムテンポなアレンジに対してロック度がグンと上がった演奏で印象深かったです。もちろんHard to Make A Stand(演奏中には観衆の反応に満足しているのか笑顔がふんだんに見られた)、そしてギターソロをたっぷり披露したThe Weightも聞き応えがありました。ギターソロの時には、長い髪を前に垂らしてギターの方を見て演奏するので顔がほとんど見えなかったりするのですが、全身からオーラが発散されて、プロミュージシャンとしての貫禄が感じられます。しかし6曲目のI'm Coming Homeを演奏後、しばらく黙っていてどうしたのかと思ったら、「”愛してる”ってどういう風に言えばいいのか忘れちゃったの」と(英語で)観衆に語りかけたところにティーンエイジャーの素顔を覗かせていました。(後で振り返ると)Buddy Guy 目当てで来た客(出てきた瞬間「可愛い〜」とか叫んでる人も結構いた。。)がやはり多かった中で、結構な歓声を浴びていて、本人も楽しく演奏できていたようです。最後のPlaying with Fireはアルバム収録曲ですが、イントロを始めその演奏にはLed Zeppelinの影響が感じられ、思わずカバーかと勘違いしながら聞いていました。
演奏はもちろん達者なのですが、歌の方も、最初のうちこそちょっと控えめな声の出し方だったものの次第に声量も上がって、迫力ある歌を聞かせてくれていました。特にシャウトする瞬間に一瞬こぶしが入るところがJanis Joplinを思わせ、天性の素質を感じさせてくれます。その反面、コーラス部でふと声の力が抜けてしまうところがあったりするのですが、これはキャリアを積むうちに解消されることでしょう。
アルバムにスローな曲があまりないなかで、その中でもキャッチーな曲を選んでの演奏だったため勢いが感じられるステージには好感が持てましたが、今後はSherylのI Shall Believeのようなナンバーも演奏する姿が見てみたいと思いました。
おまけ:タワーレコード新宿店でのインストアライブ(5/27)
タワーレコード新宿店でのインストアライブを見てきました。この日もJapan Blues Carnivalは日比谷野音で開催されているのですが、Shannonは出演しない日だったために急遽決まったようです。
まず簡単な経歴紹介(7歳でLed Zeppelin, Jeff Beckを聞いていた!)の後、通訳を介してのインタビューが10分程あって、どのように曲作りをしているかやアルバムにカバー曲を入れた理由などについて質問がありました。ちなみにHard to Make A Standをカバーした理由は"one of the greatest songwriters, in my opinion" とSheryl Crowのことを考えているからで、The BandのThe Weightは最初にやっていたカバーバンドでよくステージで演奏していたからだそうです。
インタビューの後はギタリストと一緒に、椅子に座りながらのライブで、4曲を演奏しました。
1. True Friends
2. I Don't Make Promises
3. The Weight
4. Playing with Fire
私は3列目だったものの最前列に背の高い男女がいたためにあまり良く見えなかったのですが、約2m前での大音量での演奏は迫力のあるもので、ギタリストと呼吸を確認しながらの演奏には普通のコンサート会場では体験できない親密さがありました。座っての演奏だったので、髪で顔が隠れることもほとんどありませんでした。指使いも良く見えたです。
ライブの後はアルバムを持っている人だけを対象にしたサイン会が開かれ、アルバムのブックレット等へサインをしていました(私のもらったサインはこちら)。サインをもらう人の多くがShannonに話し掛け、握手をし、写真を一緒に取っている人もいて、終始和やかな雰囲気のイベントでした。
関連リンク:
オフィシャルサイト
Playing with Fire(日本のファンサイト)
J-Waveでのインタビュー&ライブ映像
House of Bluesでのインタビュー(その1、その2)
House of Bluesでのライブ映像
CDNowでの特集ページ(インタビュー&ライブ映像)
*Shannonのコーナーをこちらに設置してます。
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