Eddi Reader : '05 Spring UK Tour
(April 25, 26 & 27, '05 @ Milton Keynes & Salford)


Eddiの4月のイングランドツアー終盤の3日間を見ました。いままでずっとEddiの単独ライブをイギリスで見たいと思い続けてきたもののなかなかタイミングが合わなかったのですが、今回3日連続(そのうち2日は同じ場所)でロンドン以外だということでGWを無理矢理前倒しして見に来たのでした。

まず最初の二日間はロンドンから北に電車で40分ほどのMilton Keynesで行われました。Style Councilの歌("Come to Milton Keynes")で聞き覚えのある地名で、ここ数年ライブ会場として良く聞く名前だったものの、当初の予備知識はこれだけ。調べてみると大きなショッピングセンターがあるほかはなんか結構田舎らしく、しかもコンサート会場のThe Stablesはそのなかでもあえて離れた場所に作られた会場だということがわかって、どうやって移動したらいいかけっこう不安だったのですが、まぁなんとかなりました(でも車を持っていることが前提で作られた街でというのは実感しました)。もう1日はマンチェスター郊外のSalfordにあるThe Lowryという会場で、この周辺は"Quay Side"と言って日本で言えば天王洲みたいな感じでしょうか(開発当時は脚光を浴びたに違いないけどいまはちょっと、というのも同じ)。サッカーのManchester UnitedのホームグラウンドのあるOld Traffordも近く、こちらは特に不便はない立地でした(それでも近くに泊まったのだけど)。

今回のツアーでは今年のBBC Folk Awardsで新人賞、ベストアルバムなど3部門を受賞したKarine Polwartという女性アーティストがサポートとして同行していました。

○4/25 Milton Keynes公演@The Stables
定刻から数分遅れてサポートのKarine Polwartが登場。会場のThe Stablesはステージを三方から囲むように観客席があって、全部で400席ほどでしたが、Karineの登場時にすでにほとんどの席が埋まっていました。Karineは緑のワンピースに黒のパンツという格好で、髪はショートで昔のBridgette Fondaみたいでした。曲紹介を挟みながら6曲、約30分演奏したのですが、歌いだしのところがKate Rusbyに似てて、ピッチはやや低いですが、微妙に声に揺れがあるところとかも結構Kateに似ていると感じました(それともトラディショナルフォーク系のシンガー特有の歌い方なのかな?)。ただ曲はオリジナル中心で、メッセージ性のあるものが多いところがKateとの違いで、その分少し歌に硬さを感じました。曲紹介のときのおしゃべりは結構早口でスコットランド訛り?が強いので聞き取るのは難しかったです。サポートとしての演奏だったからかもしれませんけど、演奏の後、観客が拍手をするより早く次の曲のチューニングに入る姿が印象的でした。

25分ほどの休憩を挟んで9時になったころにEddi達が観客席右後方から登場し(ここに楽屋があるからだけど、Karineはステージ袖からの登場だったのでちょっと驚きました)、Eddiのコンサートが始まりました。Eddiは赤のノースリーブに紺のジーンズという服装で、一時期のSheryl Crowライクな髪型(Steve McQueenのビデオ収録のころ?、前髪を顔の右側にまとめて寄せてある)でした。体も昨年の来日時より少しスリムになっていたと思います。バンドメンバーは昨年の来日公演にも来たBoo Hewerdine, John McCusker, Ian Carr, Alan Kellyのほか、ダブルベースでEwen Vernal("Sings 〜"のレコーディングにも参加してました、見たのは初めてだけどBonoとAlan Rickmanを足して2で割ったような顔、現在のKate Rusby Bandのメンバーですが元Deacon Blueなんですね)、そしてドラムス&パーカッションでRoy Doddsが参加してました!! Royは当初今回のツアーに参加予定ではなかったようですが(チラシにも名前はなかった)、ロンドン公演から同行しているようです。EddiのライブでRoy Doddsを見るのはSimple Soulのときの来日以来4年ぶりで、昨年の来日時もRoyが来てないのを残念に思っていたので、これは嬉しかったです。今回のライブでは全体的にEwenのダブルベースの存在感がかなりあったのですが、さらにRoyのドラミングが加わることでほとんどストリングス系だった来日公演よりも音に厚みが出ていて、特に以前からのレパートリー(Patience of Angelsなどなど)ではRoyの存在がやはり大きいと感じました。またBooも今回リードギターを担当することが多く、さらに何曲かでは立ち上がって歌声を聞かせてくれて、Booのやる気が伝わってきたのも良かったです。全部で7人の大所帯が小さなステージ上にぎゅっと詰まって演奏していたこともあって、演奏の密度感は濃かったです。

今日のコンサートはいきなりハプニングで始まりました。Eddiが登場するなりJohn McCuskerの方を向いて「"lyrics book"(歌詞とかセットリストとか入ってるフォルダ)忘れちゃった」と言ったところ、 Eddiの右後ろにいたRoy Doddsが自らすっくと立ち上がってステージ裏へと歩いていきました。Royが取りにいっている間にEddiはバンドの紹介をしてたのですが、Royが戻ってきたのに気づいたEddiは「ドラムスと私のものを持ってきてくれる」と言ってRoyの紹介をしてました。EddiのRoyに対する信頼と二人の間の絆を感じた瞬間です。で、ようやく演奏が始まったと思ったら、最初のSimple SoulでEddiがいきなり歌の入りを間違えて、あれっと思ってたら、どうも歌詞をど忘れしたようで、ハミングとかでしばらくごまかしてました。でもどうしても思い出せなくて(この間場内からはくすくす笑いが)、困ったEddiはついに、「Booが書いたんだから彼は知ってるはずね」と言ってBooに歌詞を聞いて、ようやく歌い始めることができました。これで場内の雰囲気は一気に和みました。いったん歌い始めた後はまったく問題なく、これまで以上に自然体でリラックスしたEddiの姿が印象的なコンサートとなりました。

今日のEddiはKiteflyer's HillやMy Love is Like A Red, Red Rose、Wild Mountainsideといったところであえて高音を使わずに歌ってて、でも聞いている限り声域や声量には余裕があったので、歌い上げるよりもスムーズに歌うことを心がけていたように感じました。声がいつもよりややハスキーかなとは感じたのですが、MedicineやPatience of Angelsなどもともと高音を多用している歌では問題なく高音が出ていましたし。またBell, Book and CandleやHummingbirdなどではしっかりとした力強い歌声も聞かせてくれました。

今日の演奏はどの曲も良かったですが、特に印象深かったのは、中盤でバンドメンバーがいったん下がってBooとEddiだけで演奏されたMedicineとWorld's Endです。特にWorld's EndはEddiがバックボーカルでハーモニーをつけることが多いのですが、今日はコーラス部でBooとEddiがデュエットするという構成になっていて、二人の息が終始完璧と言えるほどぴったり合っていました。特に二人の声が同時に止まった瞬間など空気まで止まったと思うほどで、会場中が息を呑んで聞いているという感じでした。この曲の演奏後、観客席からは「(二人で)もう一曲!」という声も出たほどで、個人的にもこれまで見たEddiのライブの中でも1、2を争うほど印象的な演奏でした。文句なしに今日のベストトラックです。

新曲(未発表曲)が2曲と、リクエストに応えてGlasgow Barrowlandsを歌ってくれたことも特筆に値します。新曲のうち"Ontario"はBooが書き下ろした新曲で、もう1曲("Aye Waukin-O")は未発表(レコーディングはしたらしい)のRobert Burnsの曲だと紹介してました。OntarioはミディアムテンポでBell, Book and Candleを明るくしたような曲調で、John McCuskerのフィドルが印象的でした。もう1曲の方はPlease Don't Ask Me to Danceに似たイントロの全体的にゆったりした曲調で、Eddiのやさしい歌声とやはりJohnのフィドルが印象的でした。またGlasgow Barrowlandsはライブで聞いたのはもちろん初めてですが、バンドがチューニングしている間に「リクエストされたから」とEddiが一人でアカペラで、とても明るく朗々と歌い上げてくれました。

John McCuskerの曲が3曲メドレーで演奏されたパートも面白かったです。まず曲紹介でJohn McCuskerがおおいに笑わせて観客の心をつかんだ後(この人おしゃべりも面白い)、John, Ian, Ewen, Alanによる演奏ののどかな曲で始まってアップテンポな曲が2曲が続いたのですが、2曲目に入ったあたりからRoy Doddsが加わって、そして終盤にはRoyのドラムセットのところにある椅子に腰掛けたEddiもシェイカーで参加して(Booは一人だけ退場してました、、)、最後は場内手拍子で大喝采を受けてました。

今日の観客は、年齢層が高かったこともあるでしょうが、手拍子や歓声はほとんどありませんでした。そのため1年半前にロンドンで見たThe Beautiful South(会場中が歌ってた)や先日の来日公演でのHall & Oatesのときのような会場の一体感はなかったのですが、Eddiの発言には(同じ言葉をしゃべるので当然ですが)しっかり反応してて、Eddiがコーラスつけてというとちゃんとコーラスをつけるし(※Green Glows the Rashes OではEddiがなが〜いコーラスを要求したので笑ってごまかしてましたが、、こんな反応もありなんだと思いました )、演奏後の拍手も大きく、全般的にとても暖かい反応でした(ちなみにアンコールがないのは盛り上がらなかった訳ではなく、昨年の来日公演のようにEddiが「一旦下がってまた何曲か演奏するなんてことはしない」と言って、その通りになったからです)。こちらでライブを見るといつも思うことですが、イギリスの観客はアーティストにとても優しいです(アメリカともちょっと違う)。コンサートの構成も、昨年の来日公演よりも昔からのレパートリーが増えただけでなく新曲も演奏されたし、演奏の形態もバンドメンバー全員での演奏だけでなくEddiとBooの二人だけによるパートがあったり、John McCuskerが主役のパートがあったりと変化があり、とても楽しめました。また音響もとても良かったです(音楽を聴くためにきちんと設計されていると感じる音の良さです)。小さい会場で、私がステージ前4列目のやや右という比較的いい場所だったのもあるでしょうが、Eddiの歌声はもちろん、バンドメンバーのソロもしっかりとバランスよい音で聞くことができ、演奏の素晴らしさはもちろんですが、これもコンサートを楽しめた要因の一つだったと思います。

(セットリスト)
1. Simple Soul
2. Jamie Come Try Me
3. My Love is Like A Red, Red Rose
4. Bell, Book and Candle
5. Footsteps Fall
6. Green Glows the Rashes O
7. Brose and Butter
8. Kiteflyer's Hill
9. Medicine
10. World's End
11. Patience of Angels
12. Ontario(新曲)
13. Charlie is My Darling
14. Aye Waukin-O(新曲)
15. John McCuskerの3曲メドレー
16. Hummingbird
17. Wild Mountainside
18. Glasgow Barrowlands
19. Willie Stewart/Molly Rankin
(演奏時間1時間55分)


○4/26 Milton Keynes公演@The Stables
今日もサポートのKarine Polwartがまず30分ほど演奏しましたが、今日はMCを控えめにして7曲を演奏しました。そしてこの後の休憩がEddiが時間を気にしていたためか(今日は10時半までに終わるようにするとか言ってました)今日はやや短くて、9時5分ほど前にEddiとBooが二人で今日も右側後方から登場してコンサートが始まりました。今日のEddiは黒と茶と薄緑の模様が入ったドレスを着ていて、髪は普通に両側にわけていました。

なんで二人しかいないんだろうと思っていたら、ウォームアップのためといって、Eddi & BooだけでWolvesが演奏されるという意表をつく展開で、この時点で昨日とまたまったく違うコンサートになることがわかりました。結局、冒頭のWolvesのほかにも、Follow My Tears/Auld Lang Syne(蛍の光調のアレンジ), Winter It Is Past, Lucky Penny、それに別の新曲1曲と、(Booが歌う)Booの新曲のMuddy Watersが演奏され、また曲順も昨日とは大きく異なり、まったく別のコンサートと言える内容となりました。Eddiの声は昨日よりもさらにハスキーになった感じで、やっぱりちょっとのどの調子がよくないのかと思いましたが、昨日はコントロールされたスムースな歌声を聞かせてくれたKiteflyer's Hillも含め、今日は全般的にソウルフルな歌声で、これはこれでとても良かったです。

今日の観客は昨日とほぼ同じ客層ということもあって大きくは違いませんでしたが、昨日よりはいくぶん歓声が大きく、コーラスにもより積極的でした(が、手拍子は昨日よりも少なかった)。昨日よりも曲数は1曲少なかったですが時間的にはむしろ長かったことも、今日の会場の雰囲気の良さの証明でしょう。Eddiのおしゃべりは昨日よりも多く、Fairground Attraction時代の昔話(当時Ewenの在籍したDeacon Blueのツアーにサポートで同行していたらシングルがNo.1になっちゃった、といって笑いを取ってました)や曲紹介もたっぷりあって、とても楽しいコンサ−トでした。

今日特に印象に残ったのは、場内大合唱となったFollow My Tears。細部までコントロールされ、歌詞の間に余韻をも感じさせてくれるEddiの歌声で歌われるこの歌は本当にいいです。二人だけで演奏されたWolves、やはりコーラスで大合唱が起こったLucky Penny、そして場内がとても盛り上がったWillie Stewart/Molly Rankinも良かったです。

(セットリスト)
1. Wolves
2. Simple Soul
3. Kiteflyer's Hill
4. Jamie Come Try Me
5. My Love is Like A Red, Red Rose
6. Winter It Is Past
7. Follow My Tears/Auld Lang Syne
8. John McCuskerの3曲メドレー
9. Charlie is My Darling
10. Ontario
11. 新曲
12. Muddy Waters(Booの新曲)*
13. World's End
14. Patience of Angels
15. Lucky Penny
16. Brose and Butter
17. Wild Mountainside
18. Willie Stewart/Molly Rankin
*印はBoo一人だけによる演奏
(演奏時間1時間58分)


○4/27 Salford公演@The Lowry
今日の会場のThe Lowryというホールは昨日までのThe Stablesと比べるとちょっと大きく4階席まであって(4階は今回使ってないようでしたが)1000人以上は入ると思われる大きさで、ステージも広いため各メンバーが余裕を持って配置されていました。ソールドアウトというだけあってほぼ満員で、いろんなハプニングがあったこともありますが、昨日までよりも拍手や手拍子も断然多く、とても盛り上がりました。

昨日までと同様、サポートのKarine Polwartが6曲、約30分演奏したのですが、最後の曲でステージ右から誰か出てきたと思ったらEddiで、Roy Doddsの使うシェイカーを拾い上げて演奏&バックコーラスで参加してました。このときは緑のトップにジーンズというラフな服装(&黒縁眼鏡)だったのですが、このあとあらためて登場したときには昨日と同じドレスの上に黒のトップという格好に着替えていました。

今日もまた違うセットリストとなりましたが、最大の違いは会場にたまたま来ていた旧知のミュージシャン達をEddiがその場でステージに呼び出して共演をしたことで、"Eddi Reader & Friends"と言えるようなコンサートとなりました。今日のEddiは昨日よりもさらに声がハスキーになっていて、やはりあまりのどの調子は良くなかったようですが、会場が大きくて気分が良かったのか(1曲目が終わった後に「なんかシャウトしたい気分」と言ってました)、それをものともしない元気な歌声を聴かせてくれました。

まずBrose and Butterの演奏前に地元マンチェスター出身で元LunasaのMichael McGoldrickを呼び出し、John McCuskerの3曲とCharlie is My Darlingを共演しました。MichaelはJohnに渡されたフルートを演奏したのですが、いきなり呼び出されたと思えない見事な演奏で、特にCharlie is My Darlingでほかのバンドメンバーと最後の一音まで完璧に息のあった演奏をしていたのには感心しました(追記:現在のKate Rusby BandのメンバーらしいのでJohnの曲での演奏は納得ですが、指の動きまで本当にぴったりだったCharlie〜での演奏にはやっぱり驚かざるえをえません)。この曲でMichael McGoldrickは退場したのですが、Eddiは今度はKarine Polwartを呼び出し、未発表の新曲とGreen Glows the Rashes Oを演奏しました。Karineもいきなり呼び出されたという感じでしたが、しっかりとしたコーラスをつけていました。そしてHummingbirdの演奏後にBooが歌うコーナーということでBooとEddiを残してほかのメンバーが退場したのですが、EddiはここでClive Gregsonを呼び出しました(マンチェスター出身だけどアメリカから戻ってきてたんですね)。この3人が揃ったということで会場からは"Dimming of the Day"をリクエストする声もあったのですが、ここで演奏されたのはこれまでと同じくWorld's Endでした。Cliveは最初のうちこそ確かめながら演奏している感じだったものの、すぐに勘を取り戻したようで、味のあるギター&歌声を聞かせてくれました。昨日、一昨日とこの曲はEddiとBooがコーラス部をデュエットしていましたが、今日はCliveが入ったことで、EddiはBooと合わせたりバックコーラスを歌うCliveと合わせたり、場所によって歌い分けていました。この曲の後はまたBooの曲を演奏するのかと思っていたら、Eddiが今度は「Kate Rusbyがいると聞いたわ」と言ってKate Rusbyを呼び出したのにはさすがにびっくりしました。Kateは3階席にいたらしく、Gジャンに黒のショートパンツというカジュアルな格好だったことからもまさか呼び出されるとは思っていなかったことがわかりました。登場後どこに立ったらいいかちょっと迷っていましたが、Eddiに言われるまま(Eddiが使っていた)真ん中のマイクの前に立ち、バンド(ほかのメンバーも再登場しました、Booだけ退場、、)が演奏を始めた瞬間にぱっと切り替えて歌いだしたのは見事でした。少しビブラートがかかったはかなげな、でもしっかりした歌声で自曲を歌うKateはやっぱり魅力的でした。この曲の演奏後、(Kateの夫でもある)Johnが「自分も驚きの連続で楽しんでるよ」というようなことを言った後、「Stingが来てるって聞いたけど?!」と軽口を言って会場を爆笑させていました (さすがにStingはいませんでした : ) 。この後、Find My Loveも交えて一気に5曲が演奏されましたが、Eddiは数々の共演で気分良くなったこともあるのか、前半よりもさらに元気な歌声を聴かせてくれました。

(セットリスト)
1. Simple Soul
2. Jamie Come Try Me
3. My Love is Like A Red, Red Rose
4. As Time Goes By
5. Bell, Book and Candle
6. Ontario
7. Wild Mountainside
8. Brose and Butter
9. John McCuskerの3曲メドレー
10. Charlie is My Darling
11. 新曲
12. Green Glows the Rashes O
13. Hummingbird
14. World's End
15. Withered and Died (Kate Rusby)
16. Kiteflyer's Hill
17. Find My Love
18. Patience of Angels
19. Follow My Tears/Auld Lang Syne
20. Willie Stewart/Molly Rankin
(演奏時間2時間4分)

今回Eddiのイギリスツアーを初めて見た訳ですが、日本で演奏したとき以上にコンサートの内容が毎日違っていて、自国の観客を相手にしているためにEddiがさらに自然体であることが新鮮で、またバンドメンバー一人一人の演奏にもあらためて感心させられました。特にJohn McCuskerは終始重要な位置を占めていて、自曲を演奏するときはバンマスとしてほかのメンバーに目を配っているし、そのプロ意識の高さを感じました。今回見に来て本当に良かったです。

Eddiはたぶん9月にはまた(UK)ツアーで戻ってくると言ってましたから、そのころまでには新作をリリースする予定だということなのでしょう。まずはこの夏のフジロックへの出演(※ソロでの公演はないと言ってました)を楽しみに待ちたいと思います。


Tour Report Topに戻る

Homeに戻る