Delicatessen Two: Cooking Vinyl Sampler 2000
(コンピレーション, '00)
Cooking Vinyl, GRILL CD 017(英盤)
曲目
1. Playground
2. Rise
3. Mayday (Demo Version)
4. Party Animal
5. Rio
6. A Dream That We All Share
7. So Much Love
8. All the Young Dudes (Acoustic Version)
9. Spanish Moss (Demo Version)
10. Sports Car (Acoustic Version)
11. West Side Story
12. Shirley
13. Black River Falls
14. Single Father
15. Touch Me Like the Sun
16. When I'm Up I Can't Get Down
17. Hotel
18. Kerry Kerry
19. Sleepwalkin'
アーティスト
1. XTC
2. Chuck Prophet
3. King Cobb Steelie
4. Luke Vibert/BJ Cole
5. Michael Nesmith
6. The Lilac Time
7. Home
8. The Church
9. Saint Low
10. The Wedding Present
11. Pere Ubu
12. Billy Bragg
13. Cathal Coughlan
14. Jackie Leven
15. Savourna Stevenson featuring Eddi Reader
16. Oysterband
17. Madder Rose
18. Cinerama
19. Violet Femmes
解説
Eddiと共演したことのあるJackie Leven(14に収録)やRev Hammer,
Levellersなどを擁するCooking Vinylレーベルが今年発表したサンプラーCDで、所属アーティストの新しめの曲を中心に収録されている。EddiがSovourna
Stevensonのアルバムで客演している15が早くも収録されている(しかも安い)為に購入したが、このCDには他にも驚くべき曲がいくつか収録されている。
まずXTCによる1は5/23にイギリスで発売予定(つまりまだリリース前)のニューアルバム、Wasp Star (Apple Venus Volume 2) (← ちなみのこのアルバム日本では何度か発売延期されててやはりリリースされていません)からの曲で、3、7、9、16、18もリリース前のアルバムからの曲のようだ。これだけ正式発売前の曲を収録したコンピレーションを収録アルバムより先に一般発売してしまうというのはイギリスでは一般的なのだろうか?と不思議に感じる。
Eddiが参加したSavourna StevensonのTouch Me Like the SunはSavournaのハープ(イントロが一瞬JewelのFoolish Gamesに聞こえる)だけをバックにEddiが一人で歌っている(コーラスもEddiが担当)。ここでのEddiはハープの音色を意識してかファルセットを多用して儚げな歌を聞かせる。ハープの音も心洗われるような響きで、シチュエーション的には早朝に似合いそう。
他ではEric Claptonに少し似た声のMichael Nesmithによる5、David Byrneを思わせる声で歌われる7、女性ボーカルによる9、17、Jackie Levenによる実に味わい深い14(この人のアルバム買うぞ)、Oysterbandによる元気な16などが印象的。This is Modern Folkとはひと味違う顔触れを揃えた結構魅力的なコンピレーションだと思う。
ブックレットには今までのCooking Vinylレーベルの歴史を簡単にまとめた文章があり、取り扱っているカタログも記載されている。またこのCDはCD-ROM XA形式となっていてCooking Vinylのカタログ(ブックレットと同じ)をオフラインで閲覧出来るほか、Cooking Vinylのサイトへのリンクがされている。