フォッサマグナとは...

 フォッサマグナとは,大地溝帯のことです.海洋でのプレート境界に,深い海溝ができ

るように,内陸でのプレート境界にも地溝帯ができるのです.そして,その地溝帯の上に

は,新しい地層が堆積します.フォッサマグナの深さは,6000mにも及ぶそうです.

 日本を横断するような形で,フォッサマグナは,西のユーラシアプレートと東の北米プ

レートの境界を形成しています.その構造は複雑で,以下のようになっているそうです.

 ・北部(日本海側): ユーラシアプレートが北米プレートに潜り込む構造

 ・中央部     : 横滑り(ねじれ)

 ・南部(太平洋側): 北米及びフィリピン海プレートがユーラシアプレートに

            潜り込む構造

 フォッサマグナの西端の境界線は,超有名

な”糸魚川−静岡(富士)構造線”と呼ばれ

ています.東側の端は,あまり有名ではあり

ませんが,”直江津−平塚線”と呼ばれてい

ます.また,浅い堆積層も含めれば,東端

は”柏崎−千葉線”であるとも言われていま

す.これら境界線には,当然のことながら大

きな断層が形成されています.