◆ 那 須 編 (弐) ◆

1. 出発 2. 180° 3. 対決 4. 黄色い影 5. 釜仙



1. 出発

'00.01.08

05:30

ごーちゃんに見送られて田無を出発。 教えられたとおり行くと環八に。
関越道に至る交差点の手前からすでに左車線は渋滞。 も一個先のICから外環に乗る。

那須ってけっこう遠いんだよねー。 8時に現地集合は、 ちと無理かな。 などと思いつつ東北道に。 06:20ぐらい。 約束よりも10分早いか。 まぁ、 こんなもんやろ。

“タイヤがすっ飛んでったら終わりだなー”、 などと思い、 PAに入って増し締めなどしながら慎重に行く。 と、 こっしーから電話。 やっと東北道に乗ったらしい。 6:50。 まぁ、 30kmほどか。 のんびり落ち合ってる場合でもないしな(こっしーは、 初那須ということで講習を受けなければならない)。 どうしよう。

佐野SAでトイレ休憩+塚P用ラーメン購入で10分ほどつぶして調整。 こっしーは、 前か? 後ろか?

多分まだ後ろ、 と判断し、 のんびりクルージング。 と、 もうだいぶ明るいのに目ん玉上げて“どけどけおらおら”度200%なNAが右車線を矢のように。
あ、 きたきた。

その後は、 ここには書けない速度でランデブー。
8時頃か、 那須IC到着。

と、 料金所で、
“今日はこのクルマの集まりでもあるんですか?”
なぁんて聞かれてしまう。

成田組がよっぽど強烈な印象を与えたに違いない。



2. 180°

8時半ぐらいに那須モータースポーツランド到着。 インフィールドをぷらぷら歩く成田組発見。
“おっはよーん”

こっしーは、 受講手続きには間に合ったものの、 慣熟歩行の時間が取れず。 まいっか。

やっぱねぇ、 歩いたりビデオ見たりしても、 分からんわ。 実際走ってみないことにはね。
走った後だったら、 歩くことにもビデオ見ることにも意味が生まれるとは思うけどね。

ところでワタシ、 夕べごーちゃんちで、 メンテナンスビデオだけでなく、 K保ッチのビデオ(服部なんたら氏がNAとNBで那須を走りまわるやつ)を繰り返し見てきたもんねー。
こないだ走って夕べビデオ見て、 ばっちりじゃんよ。

ブレーキが心配だけど。



荷物を下ろしたりしながらK保ッチとうそ800馬力のS名さんの走りを見たり。 やっぱ、 速いわ、 シショー。

さて、 10時。 ワタシの走行枠だ。 お、 K保ッチも?? いや〜んな予感。

やっぱ、 最初は怖いよ。 ブレーキのことを考えて、 慎重に行く。 とかやってたら、 雨がぽつらぽつら。
ひぇ〜、 勘弁してくれい。

インフィールドから最終コーナー、 というところで、 背後にあずきちゃんがいることを確認。 ホームストレートで抜いてもらおうと判断、 最終コーナーへ。
と、 テールスライド。 カウンターを当ててほんのちょびっと耐えたんだけど、 “そういえば直後にK保ッチがいたよな・・。”とよそに意識が行った途端、 くるん。
でも、 あずきちゃんは来ないのであった。
“人が回ることを予想してたなぁ、 ちっきしょー”
案の定、 リンゴが完全に停止してからあずきちゃん、 悠々と最終コーナーを立ち上がっていく。

那須で滑ってワンエイティーを決めてきた、 ってか?
スノボじゃあるまいに。



しかし、 そのK保ッチも、 数周の後、 S字を無視して砂場に直行。
ロックしちゃって、 人間ABSをもってしてもだめで、 下手なことして横転するよりはまっすぐ行っちゃえ、 ってことだったとか。
うーむ、 雨とは恐ろしいわい。
てゆーか、 そういう事態に陥った時、 そこまで冷静に対処できるかなぁ。 自信がない。

その後は圧倒的に遅いスピードで周回するんだけど、 だぁれも抜いていかない。 みんな、 怖いらしい。

そらそやな。


やっとこさチェッカー。 あー、 終わり、 終わりぃっとぉ。 ハザードつけてのんびり回って、 気がつくとピットロード入り口を通過していた・・・。 ← ださださ

赤面しながらもう一周。 K保ッチにもシカトされて。



3. 対決

その後、 雨も上がり、 塚Pも走るということで、 直接対決じゃーと、 11:40にエントリーしようとするも、 “初心者時間”ということで対決は午後に持ち越し、 様子を眺めることに。

こっしーと塚P、 ペースは同じぐらいか。 他のクルマとの絡みでラップタイムは変動するけど、 徐々に速くなってくる。
結局、 2人ともほぼ同じタイムであがり。 仲のいいことである。

塚Pは今回、 一睡もせずに参加ということである。 パッドもマツスピ(Fのみ)。 2回目ということでワタシの方がコース習熟度は上だけど、 パールホワイトなフルエアロソアラからの年季を考えると、 条件は五分といってよかろう。 対決するにはもってこいか。

さすがに眠いらしく、 一旦はクルマで寝る、 とか言い出してはいたものの、 そこはそれ、 走りの遺伝子がうずうずするらしく、 5分もしないうちにJリミ君からもそもそ出てくる。
うひひ。 そうこなくっちゃ。

そして、 こっしーである。
筑波4耐の前座走行会で19秒台を叩き出した剛の者である。 1本目のタイムはまだまだだったが、 着実に縮めてきているし、 かなりやばい。

渡B氏?
・・・相手にしないことにしよう。

ということで、 直接対決1本目。

ストレートで離すのは不本意ではあるが、 タイムで勝負なのだから致し方ない。 それに、 ストレートで速ければ、 それだけ次のコーナーの進入が難しくなるわけだし、 遠慮することもなかろう。

ということで、 1ラウンド目は、 コース習熟度が上のワタシが頂くことに。

でも、 タイムは平凡。



4. 黄色い影

しかしまぁ、 一体どこを削ればよいものであろうか。 よくわかんない最終コーナーはとりあえず置いておくとして、 やっぱ、 バックストレートのブレーキングが手前過ぎるのかなぁ。 3速で回しきらずに早めに4速に入れてみたりするものの、 タイムに変化はない。 じゃあ、 S字の通過スピードが遅い? いやぁ、 けっこう振ってるけどなぁ。 じゃあ、 その後のヘアピンか。 確かにここは遅いけど、 踏むとテールスライドしちゃうよ。 どこが違うのだろう・・・。

そして、 ラスト一本。
“今度はついてくからさ” と塚P。
やばい。
調子に乗った塚Pは、 ワタシの力量ではまだまだかなわない。 調子をつかむ前に振りきらねば。

そして、 スタート。 塚Pは真後ろである。 気負い過ぎでS字で振り回し過ぎてその後のヘアピンでテールを流してしまう。 やべ。 見られたかな?
ちょっと間が開いたな。 これでひるんでくれるとありがたいが、 などと思いつつ周回を重ねる。

タイムは依然、 55秒台〜54秒台。 自分のラップを見るついでに、 塚Pやこっしーのタイムも見る。 このペースだと、 二人をぶっちぎることは不可能である。
それどころか、 インフィールドのヘアピンを立ち上がってS字、 って時に、 インフィールドに飛び込んでくる黄色い物体がちらっと見えるではないか。 それも数周にわたって。 てことは、 ペースはほぼ一緒?? さすが塚P。 てゆーか、
“う、 うざい”
黄色は、 目立つのである。 すんごく気になるのである。 ここはなんとしても振り切らねば。

と、 どうもインフィールドに突入する右コーナー手前で減速し過ぎていることが判明。 さーっと縁石踏みながら入って、 ヘアピン手前でしっかりブレーキングすれば、 とっちらからずに行けると分かってから53秒台が出るように。

結局、 0'53"461。

黄色い影に追い回されて、 最後の最後にやっと出たタイムであった。



4. 釜仙

塚Pやこっしーも最後の最後でベストタイムを叩き出したとのこと。
K保ッチは50秒台、 Y川さんと渡B氏は51秒台、 か。 あと2秒も3秒も、 どこで稼げばよいのだろう。

つらつら考える。
自覚症状のあるのは、 S字の後のヘアピンとインフィールドに入る右コーナー、 そして、 どないせーっちゅーんじゃっていう最終コーナー、 かな。
ふむ。
どれもブラインドだねぇ。 コーナー出口が見えないからライン取りがアヤシイってことか。
思えば、 一発目のスピンも、 後ろを意識して目線(そして意識)の持って行き方があやしかったもんな。 あそこもブラインド気味だし。

ちゃんとラインをイメージできてないってことか。
そーぞーりょく足らんのとちゃうか。



などと思いつつ、 すっこすこのブレーキを踏みながら、 ロードスターばっか連なって筑波に向かう。
走行会の後って、 必ずブレーキ、 頼りなくなるのはなぜかぴら??? 今日みたいな日でもやっぱ沸いちゃうのかなぁ?? 不思議。

途中、 Y川さんのブレーキパッドが終わってコンビニの駐車場で交換作業。 いきなりウォーターポンププライヤーがお役立ち。
経験は積んどくもん、 道具は揃えとくもんだわ。

渋滞の下道をてれてれと。 まだ6時とかなんだけど、 気分は10時、 11時。 眠気覚ましに、 宇多田君もいいけど、 えーっと、 第九でも聞いてみるか。 ・・・失敗。 余計に眠くなってしまう。 ← あたりまえじゃ



釜仙到着は8時前。
こっしーは、 信号待ちの時に塚Pの夢を見たとか。
ノーマルだと思っていたのに・・・。
仲間が減っていく。


塚Pが誘った10リミのM原さんはとっくに御到着。
買い出しに行って、 ほか弁と缶ビールでわいわいと。


入浴後、 やっと、 就寝。





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