◆ 筑 波 山 編(弐) ◆

1. 寝坊 2. 筑波山 3. アクシデント 4. 上達 5. 事務局



1. 寝坊

'99.12.30

ゐーん

振動モードのケータイに起こされる。

“あぃぃ??”
“塚○ですぅ。”
あ、 やべ。
“何時ぃ??”
と時計を探すと、
09:30
わはははは。
おっかしーなー。 5時に"PAINKILLER"でお目覚めのはずなんだがなぁ。

シャワーを浴びたりなんやかんやして10:30頃出発。



2. 筑波山

恒例と化しつつあるらしい「歳末筑波山走り納め集まり」に来いとのこと。
てゆーか、 来週また走るんちゃうん?? って気もしたけどそこはそれ、 ねぇ、 っちゅーことでのこのこ顔をだす。

一般車両はいないっぽい。 駐車場には、 MR-2とか。

目印の黄色いクルマ、 これまた目印のあずき色のクルマ、 そしてこれも目印に使える青いNB。
いや、 まぁ、 でも、 シルバーも渋くていいよね。 > Y川殿
“こんちー。”

“早速特訓だー”とK保ッチ。
うぅ、 公道、 怖いよぉ。

那須以来、 どうも腰が引けていかんとは思うのだが、 「安全第一」である。

行って帰って。
助手席のK保ッチのコメント:
  1. ブレーキがまだOn/Off
  2. ステアリングの戻しが急な場合あり
といったところ。

ばれてる

1. はねぇ、 まだ分かんないさ(←沼津弁)。 ぶっちゃけたハナシ。
オーバーもアンダーも出したくない(特にアンダー)。 よって、 フロント荷重にしたい。 だからブレーキングするのだけど、 摩擦円とか考えると、 ブレーキを残すとそのまままっすぐ行っちゃいそうな気がして怖いってのもあるし、 でも、 どっちかっつーと、 直感的に怖がってるのは、 荷重をフロントに集中しすぎてリアがブレイクしちゃいそうってことである。
何回かジムカーナの練習会に参加し、 ドリフト状態というものを経験してはいるものの、 その状態のクルマのコントロールに関する経験は、 残念ながら少ないのである。 だから、 “テールスライドしても、 リカバーしてみせる!!” っていう自信がなくて、 ステアリング操作の前にブレーキペダルから足を離してしまっている、 といった感じなのである。

そのくせ、 荷重移動を意識し過ぎて、 がんっ!!て踏んじゃうところもあったりするし。
なってないね。


2. に関しては、 自覚症状あり。
これは完璧に操作(操舵)の遅れ。 戻し始めるタイミングが遅いんだよね。 だから急になっちゃうと。
これはまぁ、 言い訳を一つさせて頂くならば、 コースを熟知してないから、 ってことになるんだけど、 今思うと、 その点も含めてライン取りの明確なイメージが描けていなかったということにもなるわな。

要するに、 戦略を立ててないっちゅーことだ。
これでは、 “攻めてる”とは言えんのう。

深く反省。



3. アクシデント

Jリミ君の助手席に乗っけてもらって、 いざ出発。 前のWRX、 遅いなー、 とか言いながらも、
“あ、 でもやっぱ上り坂で離されちゃったねー”
でもって、 下ってくるあずきちゃん達とすれ違う。
その後ろは、 渡B氏の10リミと白いNA(知らん人)。
いぇ〜い。
あずきちゃんはパッシングで合図。 まぁ、 よくある光景。 とか思ってたら白のNAがクラクションを鳴らす。
???
“なんかあったか?!!”
と減速、 ブラインドの左カーブに進入すると、 はたしてそこには一面真っ白な煙が。
砂煙?
それとも???
でも、 溝に落ちてるクルマもないし、 よく分からん。
なんだろねー、 ってな感じで折り返すと、 あずきちゃんとすれ違う。 あれ〜、 あずきちゃん、 ボンネット開いてるで。
“わざと? じゃないよなぁ” ってなハナシをしながら駐車場に着くと渡B氏が血相変えて、

“ぶつけられちゃいましたよぉ!! インプレッサに”

“えっまじで?!”
大急ぎで上の駐車場に向かう。
そっか、 それであずきちゃん、 ボンネットも閉めずにスクランブル発進したのね。
でもってもうもうと立ち込めていたあの煙は、 WRXのフルブレーキングによるものか??

でも、 渡B氏の10リミ、 目立った外傷、 見当たらないけど。

上では既にK保ッチがWRXの方とおハナシを終わらせており、 3台で下の駐車場に向かう。
と、 猛り狂った(?)渡B氏の10リミとすれ違うことに。 あらら。

その渡B氏も戻ってきて、 まずは、 クルマ磨きから。
タダな割りには絶大な威力を誇り、 何台もの難題(シャレ、 笑うべし)を解決してきたK保ッチのクリーナーワックス(豊洲でのぷれれんと)がここでも登場。
渡B氏の右後部フェンダーの擦り傷をば、

きゅきゅきゅのきゅ。

をー、 落ちた、 落ちた。 WRXの方は??
割れたテールランプはしょうがないとして、 これまた右後部フェンダーからリアバンパーの擦り傷をば、

きゅきゅきゅのきゅ。

をー、 落ちた、 落ちた。

じゃあ、 あとはお二人でどうぞ。


そそくさと退散して、 もう一台いたVRリミテッド(あずき色)の方とおハナシしたりする。

でも、 塚P氏やY川氏は、 ちゃんと間に立って二人のハナシをまとめようとしていたようである。
えらいっ!!

てゆーか、 遠くからだとすでにトーゲトモ状態って感じに見えたんだけど、 どうだったのでしょうかねぇ。



4. 上達

この後、 渡B氏は愛機同様ブルーになっちゃって、
“とんだ2000年問題っすよぉ”
などと嘆いておられる。

WRXの彼も、 しょんぼりって感じ。 かけてあげられる言葉が見つからなかった。

WRXは10万コース(?)、 10リミは、 渡B氏の執念のクリーナーがけにより、 よおっく見ても分からんぐらいにまで。

WRXにしてみれば、 上り坂を登り切ったところの左コーナー。 渡B氏にしてみれば、 これまた確か緩い登りの後の右コーナー。 WRXがテールスライドして車線をはみ出し、 左ぎりぎりにまでよけて走行してた10リミと接触、 という状況のようである。
聞けばWRXの彼は、 サーキット走行等の経験は皆無、 筑波山は3回目とか。 コーナーでのすれ違いは、 やっぱどきっとするものである。 ひょっとしたら彼も、 カーブ中、 反対車線をすっ飛んでくるあずきちゃんにどきっとして挙動を乱しちゃったのかもしれぬ。

今回の一件は、 塚Pの言うとおり、 “不幸中の幸い”である。
だけど、 やっぱり“不幸”ではある。


公道で最も大事なのは、 「安全第一」の姿勢である。 それ以外、 “不幸”を招かない方法は、 ない。 とはいえ、 「限界」を越えて「危険」な領域に足を踏み入れてみなければ、 どこまでが「安全」なのか分からないというのも事実だと思う。
漸近的に「限界」に近づければいいのであろうが、 それは難しいだろう。 SKIもスノボもちゃりんこも、 こけて上達するものであるし(バイクではこけたくないけど)、 渡B氏の言うように、 クルマはスピンして上達するものだと思う。
要するに、 「限界」を越えて初めて「限界」を知ることができるわけである。
とはいえ、 公道では「限界」を越えればそこはセンターラインの向こう側かガードレールである。

じゃあ、 どうする???

私がたどり着いた答えは、 ジムカーナの練習会、 である。

“ゼッタイ運転うまくなるから!!”というK保ッチの言葉を信じて Peaのジムカーナの練習会に顔を出したのが最初。
タコ踊りとか、 公道でやったら死にまっせっていう数々の体験に興奮しつつも、 “全然上達しぃひんかった・・・”という大きな落胆を感じつつ帰路に着いたことを覚えている。 “なにか一つでも身につけて帰って下さい”というK倉井さんの挨拶を思い出すたびに、 ため息が出たものである。
でも、 今振り返ってみると、 無駄ではなかった。
少なくとも、 運転に際しての鉄則、 みたいなものは私に刻み込まれている。 “滑らかさとめりはり”というのがそれ。

それから、 何回かジムカーナの練習会をやり、 サーキット走行をやって得たことが一つある。
“頭に血が上らなくなった。”
このことは、 テクやらマシンの限界やらを知ること以上に有益であったと思う。

クルマを自在に操りたければ、 まずは自分をコントロール下に置かなくてはならないからである。


とはいえ最近の私は怖がり過ぎ。 もっともっと限界を越えてみないとドリフトコントロールの境地には至れないし、 滑ったら対処できません、 って状態で走ってるほうがよっぽど危険である。


どっかでジムカーナの練習会、 ないかな。



5. 事務局

いやー、 いろいろあったけど、 面白かった。 JリミUも運転できたし。 塚Pの走りっぷりも見せてもらったし(調子の出てきた塚Pにはまだまだかなわないことが判明)。

夕方、 山を下りてCoCo壱で飯。 チョー久しぶりの「カツカレーに納豆のトッピング」を食す。
(^-^)v

“すーさん、 とりあえずパッド替えてエア抜きしようよ。”
“あなた、 あのブレーキは何とかした方がいいよ。”
“え、 そうかな?”
“NBの中でもましって言ったけど、 今、 サイアク!”
“100台中、 5台には入るね。”
ありゃま。 確かにふんにょふんにょしてて猫でも踏んどるんかいなって感触ではあるが。
なんとかすっかぁ。

食事後、 隣のファミマでM落さんへのぷれれんと購入。
ここでK保ッチと渡B氏とはお別れ。
塚Pと事務局へ。

お山で遊び過ぎてガスがないことに気づき、 迷った末、 谷和原で下りて給油。 冷静になって考えれば、 谷和原のちょい先に守谷S.A.があるではないか。
えへ。

もっかい乗って、 渋滞の首都高でJリミ君に追いつき、 事務局に着いたのが20:00前ぐらい。

先ほど買ったバースデーぷれれんとを贈る。
風邪(第4ピリオドとか)ということで、 のど飴が予想以上に好評。

本日の一件や、 事務局で扱うことになったドライビングシューズを試してみたり(スニーカー感覚だけど、 ヒール&トゥに対応したデザインになっていたりする)。

塚Pは巷で大ブレイクとなってしまったRazorをやっと購入。 私は、 どろっどろのリンゴの現状を鑑み、 クルマカバーを購入。

いろいろハナシをするうち、
“リンゴスターのブレーキ、 サイアクなんですよぉ”
“いやぁ、 大井先生にも「効かないなぁ」って言われて。”
“大井先生に言われたんなら信じろよ。”

ということで事務局ご推薦のパッドに交換することに(年明けに到着予定)。 クルマカバーはあっという間にクーリングオフ。
4月に買おう。

ついでにタイヤのローテーションとエア抜きもしようかの。

“あ、 そうだ。”
“なに??”
“ガルフ缶、 ありますぅ?”
“あるんだな、 これが”
じゃあ、 頂きます。

たかが“消えもの”に・・・大散財。

バイク用革ジャンの夢が消えた事務局訪問の巻であった。


結局22時近くまでお邪魔しちゃって。
“よいお年をー”

あー、 でも、 トイレ借りてくればよかったな。 M2、 開いてないよね。 失敗、 失敗。 ま、 私は家、 近いからいいけど、 おや??


“あー!、 塚P、 そんなところで立ち○ョンしちゃだめだってばぁぁ!!”





back 2 roadster page