◆ 合 宿 編 (壱) ◆

1. 出発 2. 到着 3. 走る 4. 大井先生 5. 宴会



1. 出発

'99.12.10

なんでせっかくの休みの日におてんとさまより早起きしなきゃなんないわけ??
ま、 今に始まったことじゃないけどさ。 河口湖にバス釣りに行くときだって、 白馬にスノボに行くときだって、 寝るのは2時、 起きるのは4時。

てゆーか、 今日、 平日なんだよね。

東名、 首都高、 とお定まりのコース。 6号線に乗るあたりからようやくおてんとさまも本気になってきたらしく、 かなり明るくなってくる。
でもって世の中はちゃんとちゃんとの金曜日で、 働くクルマばっかり。
と思ったら赤いロードスター(NA)発見!!
アヤシイ。 うん、 ゼッタイアヤシイ。
意識しながらも、 車線の流れで前に行ったり後ろに行ったり。

そして常磐道(だよね?)。 谷和原ICにも数台のロードスター。 みんなお仲間なのかな?? どうしよう。
・・・お先っ!! ← 人見知り

ぴゅーっ

筑波は2回目。
前回は'99.09.25。
依然レポートを書いていない、 4耐の時である。
あの時はI間氏と組長に連れられて、 だったけど今回は違う。 頼るべきは、 RCOJから送られてきた書類の中にあった地図だけである。 これがまた親切なんだか不親切なんだか。 案内標識の絵が載ってるという意味では親切なのだが、 どっちに行くのが正解なのかは今一つ分かりにくいのだ。
でもまぁ、 なんとなく見覚えのある景色の中をちょっと焦りつつ行く。 いつものことだが、 遅刻しそうなのである。 なんでだろ? 早く起きてるのにね。

県道12号だか14号だかに入ってみると、 ・・・通勤ラッシュ??? やみちくり〜。

セブンイレブンで朝食を買って、 右折して一路筑波サーキットへ。
あ、 そういやあの店なんてったっけ、 あぁ、 ここここ、 Green Side、 ね。 はいはい。 覚えたぞ。



2. 到着

7:40ぐらい。
すでに記念車がパイロンをすり抜けたり位置あわせをしたり。 運転は先生で、 助手席はHAMAちゃんなのね。
パンをほおばりながらうろうろ。
ごーちゃん、 おはよー、 早いねー。
あ、 M落さん、 おはようございますぅ。

あ、 やっぱさっきの赤いNAも御到着だよ。

開催時刻まではまだ間がある。
下りてきたHAMAちゃんをつかまえる。
“先日(豊洲)はどーも”
“あ、 どもども”
“一つお伺いしたいんですが、 ハンドルって、 どう切られますぅ?”
“ハンドルですか? こう持って、 こうです。”
持ったまんまぐいっと、 って感じ?
“Rが分かってれば迎えに行ってもいいですが、 そうでなければカウンターをとっさに当てる時のことを考えて、 となると、 やっぱり、 ぐいっ、 って感じになりますね。”
じゃあ、 私もそれでやってみよう。



3. 走る

コース設定は、 ・・・・・・こちら。 ← ずぼら

ドラミ、 慣熟歩行。
広い敷地なんだけど、 今回のコースはその外周を回るだけ。 といってもスラロームあり、 スプーンあり、 90°コーナーあり、 ではあるが。
2速オンリーという説明を聞いて、 ちょっち不安を覚える。 速いよぉ。 1速でいいよぉ。

でも、 大井先生の考えとしては、 1速はクルマの挙動がぎくしゃくしやすいから、 2速ぐらいのほうが飲み込みが早い、 ということであった。 なるほど。

とはいえ、 敷地の端っこをぐるーっと回る感じ。 ガードレールもあるし、 ふっとい木も立ってたりする。
実は、 このコースを見た途端、
“攻めたら、 刺さる”
と思ったのであった。 ガードレールぎりぎりのコース設定。 ここで挙動が乱れれば一発でアウト。
那須の件もあるし、 ここはひとつ冷静にいこう。
ということで、 本日の指針:
“気持ち8割な走りのレベルアップを目指す”
タイムアップを狙って100%で攻める、 というのはもちろん技術を磨く上で大事なことではある。 が、 クールな自分が斜め後ろ上45°ぐらいにいて、 自分を客観的に見つめることができる程度の余裕を残した上での、 つまり、 気持ち8割、 な走りも磨いておいていいだろう。
気持ち8割な走りが速くなれば、 100%な攻めも速くなるだろう。 でもって最終的には、 100%な攻めの際にも、 気持ちは8割、 ってのであれば、 言うことなしなんじゃないかな。


ということで、 ワタシの番。

「経験豊富」。
だから何? って思っていた。
通いなれた道でも、 事故は起きるのである。 昨日大丈夫だった、 という「経験」は何の役にも立たないではないか。

でも、 経験って、 大事なんだ、 とやっと分かった気がする。

このコースは今朝大井先生が作ったものである。 走ったことなんてあるわけない。 でも、 落ち着いて走れたのである。
先日の豊洲や那須の「経験」がなければ、 どっきどきでてんやわんやだったろう。 「経験」とは大事である。 そして、 今日の「体験」も、 「経験」に変わって蓄積されていくのだろう。 そうやって、 徐々に速くなれれば。 いや、 速くならなくっても、 リンゴと一体になれれば。


しかし、 このコース、 面白いよ。 2速、 へーき、 へーき。


そして今度はごーちゃんの番。
・・・えーっと。
那須で“赤旗”を出した際のリンゴの挙動って、 おそらくこんな感じだったんだろうな、 っていう動きをトマトで見せてくださったごーちゃんに感謝???
無事で何より。

何回か走ってタイムは縮まっていく。 トップタイムとは差があるものの、 それは仕方がない。 気持ちは8割なんだから。
でも、 ベースアップできてるって感じかにゃ。
なぁんて油断するとスラロームでパイロンタッチしたりする。
う、 すまん、 リンゴ。

ごーちゃん画像
立ち上がれ、 リンゴ!



4. 大井先生

最後の方になって、
“まだ大井先生に乗ってもらってない人〜”
“は〜い”
ということで、 乗ってもらうことに。
あんまり緊張はしない。
いいとこ見せようとも思わない。
気持ち8割で流してみる。
うまい、 との褒め言葉を頂く。
いぇ〜い!!

で、 交替、 運転席を譲る。

今('99.12.25)の言葉では、 多分伝わらないだろうから、 筑波後の速報をもう一度載せておく。

ドラスク、 行ってきました('99.12.10,11)。
大井センセーに同乗走行してもらいました。 助手席に乗ってもらって、 運転席に乗ってもらって、 って感じ。 大井先生のリンゴ裁きは、 “美しい!!”の一言。
“丁寧”、 “めりはり”、 そして、 “流れ”と“リズム”が段違い。 ほれぼれする走りでした。
今思うと、 気持ち8割では見えない世界、 だろうね。

引き続き、 速報から:

でも、 その大井先生にお褒めの言葉を頂戴して、 内心にやにや。 M落さんにも、 “K保と似てる。”と言われてさらににやにや。 登れそうな木を思わず探しちゃったもんね。
機会があれば是非またご教示お願いしたいです。

コーナリング中、 “あ、 リアがずりずり滑ってるなぁ。” って分かるようになって、 それでいて冷静でいられるようになって、 自分で言うのもなんだけど、 それなりに進歩はしているようである。
上手ってわけじゃないけど、 “不向き”というわけでもなさそうだ。

だったら、 望みは捨てないことだね。



5. 宴会

リンゴはサーキットでお留守番。 ハーフカバーをかぶせて、 じゃねー。

で、 トマトに乗っけてもらって「釜仙」まで。

ワタシはごーちゃん達と同じ部屋でしかも宴会部屋。 ・・・寝られるんだろな、 えぇ、 おいっ。

得意の長風呂からあがってみれば、 皆さんご着席で“ゴッド”M落氏のハナシを神妙に聞いていらっしゃる。 ありゃりゃ。

宴会自体は、 まぁ、 ねぇ、 って感じ。

で、 ビデオ上映。

まずは「大井先生のMG-Fワンメイクレースin筑波サーキット」。
見所だらけのビデオだったが、 やはり大井先生の“技”が光ったホームストレートから第1コーナーにかけての“フェイント”。
絶妙。
次期4耐ドライバーとしてはぜひともおさえておきたいスペシャルテクでございました。

「本日の走行風景ビデオ」も上映。
あ、 俺おれ、 オオイセンセー、 コメントしてよぉ。 しかし、 大井先生は田島さんとにゅるるんりんくとかにゅるぶるなんとかとかいうサーキットの話題で、 ビデオはそっちのけなのであった。 ありゃりゃ。

そして泣く泣くウミヘビエスケレート代を支払う。 “確か1?でおつりが来るはずでしたけど”
“じゃあ、 1?-1でいいよ”
“いや、 それだと貰い過ぎですよ”
などといった攻防(?)の後、
“あ、 やっぱ4点式シートベルトの足しにしたいんで、 1?-1でお願いしますぅ”
我ながら、 ちゃっかりしてるっちゅーか・・・。

さて、 寝ますかー、 ってことになっていろいろ片づけて布団を敷く。 私は隅っこ大好き人間なので、 いち早く隅っこに陣取る。 が、 横には鍋の乗っかったテーブルが。 なんとなく、 うどんのだしの匂い。 がまんがまん。


明日は、 K保ッチや塚P、 10リミ渡B氏もおいでとか。
楽しみじゃて。





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