◆ 那 須 編 ◆

1. 出発 2. 準備 3. 午前 4. 午後 5. 帰宅



1. 出発

'99.11.28

04:00起き。
シャワーとか浴びてたら結局05:30ぐらいの出発か。
夜露でびちょびちょのハーフカバーをひっぺがしてたら電話。 塚Pから。
“まだ出発してないのぉ? 遅いじゃぁん。”
う、 やっぱり?
急ごう。

とはいえ3号線次第なんだけどね。 まぁそこそこ流れてるっぽい。 6号線もまぁまぁ。 大丈夫かな。
しかし那須ってどこ? 東北道でいいんだよね?←関東、 東北はさっぱりわからん

しかしあれだねぇ、 東北道ってけっこう広くて空いてるんだねぇ。 気持ちいいのう。

高速ではオープンにしないことにしてから結構経つ。 だって、 疲れるし、 楽しくないんだもん。 その分、 踏んじゃうんだけどね。 ほら、 針が45°付近を指してるし。 でも、 小さいクルマなわりには安定してるよね。 はい、 高速走行実験終了。 スピード落として、 っと。

途中、 K保ッチと連絡取りながら。
塚Pは体調悪化で帰ったとのこと。
あ、 テキゼントーボー???
残念。 お大事に。

不戦勝?
つまらん。

なんたらICを下りる。
雑誌の地図を頼りに走る。
牧歌的な風景。
朝日がまぶしい。
あ、 看板出てるね、 よしよし。 はい到着。
違うほうの駐車場でもたもたしてるとあずきちゃんと松風のY川氏も登場。
“おはよーございますー。”

パドックに停める。
やって来ました、 那須モータースポーツランド。
那須でモータースポーツなランドなわけだ。

モータースポーツ、 かっちょええ響き。

でも、 ・・・牛のふんの匂いがする・・・。



2. 準備

“慣熟歩行しましょーか?”
ということで、 3人で歩き出す。

“1コーナー、 ここでスピンしちゃったんですよー。” へー、 K保ッチがねー。

雪だか氷だかを踏んだのだそうな。 そら滑るわ。

しかしまぁ、 ミニサーキットだから歩けちゃうんだよね。 コース幅もそんなに広くはない。 よって、 ライン取りとかも、 コースに沿って走ってればいいって感じ??
でも、 その、 コースからブラックマークが斜めに出て、 芝生に2本の跡があったりもする。
“あ〜ぁ、 やっちゃった。”

直線が結構長め。 ふぅ。 で、 シケイン。 シケインっつっても歩いてみると結構間延びな感じ。 で、 あぁ、 右コーナーで登りなわけね。 はいはい。 ぐーんと左に曲がりながら登りながらなのね。 でぇ、 減速して右かぁ。 やらしいなぁ。
そしたらパドックとかの見えるところにくるのね。 で、 左のヘアピン(?)は、 どーする? パーシャルでガマンするって感じに思えるけど、 攻めるべきなのかなぁ。
あとは複合って感じで最終コーナーでホームストレート。

はい、 お疲れ様でした。
“元々バイク用?”
あーそんな感じかもー。 バイクで走るのもよさげだろうねぇ(下手だけど)。

パドックに戻って荷物を降ろしたりテーピングしたり。
PeaのS藤さん達もご参集。
“はじめましてー”

でもって、 講習。 うぅ、 眠い。
って、 い〜ぃ音させて最終コーナーを立ち上がってくるシルバーのNA。
“ありゃりゃ、 Y川さん、 もう走ってるじゃんよ。”

その後、 ピットの上とかに登って見学。 1コーナー手前で3速から2速にシフトダウン。 みんないい感じのヒール&トゥで難なく走り抜けていく。
3→2って、 あんまり練習してないからなぁ。 まずいなぁ。 あそこまで回転数あげるのかぁ。 やってみよう。



3. 午前

10時過ぎかそこらの部に参加。

メットかぶって、 グローブして、 乗り込んで、 ちゃんと座って、 シート位置を合わせて、 そこから2ノッチ下げて、 シートベルト(ノーマル3点式)をぐっと引っ張ると、 ベルトが固定されるので、 再びシート位置を2ノッチ前に戻して、 身体が固定されてるのを確認して、 やっとエンジン始動(←シートベルトの件、 M落さんに教わった)。
この時点ですでに心臓はどきどき。 うー、 キンチョーするー。
そして、 スタート!

えーっと、 最初はタイヤもあったまってないし、 コースもわからんし、 攻めずに走るべし、 ということだったな。
1コーナーからの直線が長いのう。 でもってシケイン。
K保ッチ所有の服部なんたらさんのビデオ(NBデビューの際のもの)とは、 なんか印象が違う。 さっきの慣熟歩行とも違うぞ!
すっごく狭く感じる。 右、 即、 左、 と来たら目の前は即、 芝生、 って思える。 思わず減速して右。 スピードを殺し過ぎてその後、 登らないって感じ。
上述の、 ゆるい左(登り)から下って減速して右っていうのも、 マシンの挙動が乱れそうで超恐い。 減速と荷重移動のタイミングを間違うと左にコースアウトしそうですごくいや。 自然と腰が引けてブレーキングポイントが手前。
えへ。
インフィールドもやっぱやらしい。 特に最終コーナー!
どーやって曲がったらええんじゃいって感じ。 最後まで分からなかったな。
1周目は1分強。
2周目以降から徐々に速くはなってるのだが、 55秒台から先に行けない。 オーバーテイクしていくクルマについて行こうとしても、 シケインとか、 みんな速いのね。 あっという間に離されちゃって。

とかやってるうちにチェッカー。

・・・づがれ゙だ〜゙!!



4. 午後

K保ッチやY川さんとお話したり、 タダで配られてるトン汁かなんかであったまったりした後、 リンゴのウミヘビエスケレートに挟まったが最後、 睡眠不足と初那須走行疲れでこときれてしまう。
(_ _)..zZZ



人の気配を感じて目が覚める。
“走りましょうよ。”
“・・あぃ”
ってな感じで午後の部。

一寝入りしたおかげですっきり。 なんだけど、 ぼーっとしてたりもして。
上述の儀式も済ませてコースイン。

数周。
1コーナー手前のシフトダウンでタイヤが鳴るなぁ。 もっとふかさないとだめってことか。 っと後ろにつかれちゃったよ、 ありゃ、 あずきちゃんだよ。

“譲らにゃ、 いや、 やっぱやーめた、 食い下がっちゃる!!”

ということでストレートを全開で行く。 でもってシケイン。
K保ッチが見てるしね。 やっぱね。 いいとこ見せようって思ったりもするしさ。 ブレーキ遅らせようとか思ったわけよ。 で、 結局ブレーキ踏んだまんま右、 当然どりどり、 アクセル戻す癖が直ってなくてグリップ、 今度は逆方向にテールスライド。 フルカウンターも時既に遅しでスピン。

とりあえずシケインのゼブラゾーン(エスケープゾーン?)に待避。
“スピンして舞い上がって即コース復帰ってのはやめてください。 まずは深呼吸して周りの安全を確認してから。” という、 朝の講習のお言葉を思い出す。
ふぅ。


数台を見送ってからコース復帰。
その後も、 寝起きでぼけっとしているのか、 さほど怖さを感じずにアタックを続ける。
インフィールドのヘアピンではテールスライドばっか。 1コーナーでもちょっとずりっ。 タイヤがたれちゃってる?
でも、 カウンターっちゅーか、 ちゃんとステアリング操作でカバーできるようになったねぇ。 やっぱ、 目線が大事だよね。 うんうん、 成長してるよ。←自惚れ

とか思ってたらまぁたミラーにあずきちゃんの姿が。
ホームストレートからこれまたちょい遅らせ気味でブレーキング開始、 3速から2速にシフトダウン、 右、

ずりっ

くっ、 耐えろっ、 さっきは耐えたぞぃっ!
よっしゃ、 耐えた、 と思ったら今度は逆に滑って、 タコ踊り、 この先の長いストレートを右のウィンドウから見る状態。
“止まれぇぇぇっ!!!”
これでもかってぐらいブレーキペダルを踏んづけてるのにリンゴは止まらない。 一本のパイロンがだんだん近づいてくる。
あ〜ぁ、 当たるぅぅ・・

どーん

パイロン吹っ飛ぶの図を目の当たりにする。
でもってその先、 クルマが止まるまでの出来事は記憶にない。



コースアウトしちゃったもんね。
エンジンは生きてる。 前進、 ・・・?、 動かん。 じゃあ、 バック、 ・・・、 これまた動かん。
どないなっとんじゃい?

とか思ってたらK保ッチがあずきちゃんを下りて駆け寄ってくる。
“サーキットなんだからコース内に下りちゃだめだって。”
とか思いつつ窓を開ける。
“エンジン切って下りて、 こっちから。”
へいへい。

言われるまま助手席側から下りる。

はっは〜、 こーなってたのね。

スポンジバリアとタイヤバリアにヒップアタックをかませたって感じ。 ボディーの下にタイヤが数本。 さっき脱出しようとして後輪を回したせいでスポンジを巻き込んじゃってるし。 あ、 パイロンまで下敷きにしてるよ。

“あ〜ぁ、 やっちゃった。”

と、 周りにはすでにわらわらと人が集まってきている。 ジャッキが二つ用意され、 あえなくリンゴの座布団にされてしまったタイヤバリアを引きずり出す。 ちぎれて原形を留めていないパイロンの摘出も終了。
えーっと。
なんか、 当事者そっちのけで作業が進められてるなぁ。 傍観者。

あ。

さっきの周回、 53秒台だったんだ。

やりぃ〜。



5. 帰宅

10分振りに地上に戻ったリンゴちゃんを連れてピットロードを逆にパドックへ。
リアバンパーにド派手な擦り傷こさえちゃったしなぁ、 足周りとか大丈夫かいな。
ピットにて覗き込む。
マフラーの熱で溶けたパイロンがマフラーに引っ付いている。 うげ。
右後輪のウィッシュボーンな部分にも擦り傷が。 しゃーないなぁ。
と、 K保ッチが、 豊洲でもらったコンパウンドを持って登場。
“消えるかなぁ” とか言いながらきゅきゅきゅとやってみたら、 みるみるきれいに。
あらま。

ということで、 目立った外傷も、 着衣の乱れもなく、 本日の走行会、 終了。

てゆーか、 まだ時間あったのに終了させちゃったの、 ワタシなんすけどね。

ということで、 同じ走行枠の方々に謝って回る。
“すみませんでした。”

それから、 PeaのS藤さんと“うそ800馬力号”のS名さんも、 駆けつけて助けてくださってありがとうございました。

でもって、 K保ッチとY川さんもどもどもども。



結局、 溶かしたパイロン代も払わなくていいと言われ、 ほっとしつつ退散。

途中のGSで洗車、 そして、 ちと渋滞気味の国道4号(?)をだらだら南下。
偶然見つけた回転寿司で晩飯。

あ、 白のNBだ。
“あのNBの二人、 ペアルック、 けっ!”

って、 K保ッチ、 こう言っちゃなんだが、 Y川さんとホイール、 “おそろ”じゃんよ。


その後も延々と下道。 成田なお二人と別れてからもずーっと下。
高速で足周りがイっちゃったら、 と思うとね。


帰宅は11時過ぎ。

くたくた。



ベストタイム:53秒985。

次回は、 '00.01.08。

目標:51秒台 ← 気負っちゃだめだってば!!





back 2 roadster page