◆ 筑 波 山 編 ◆

0. あらすじ 1. 起 2. 承 3. 転 4. 結



0. あらすじ

'99.08.30, 02:12現在、 作者へろへろのため、 あらすじっちゅうか、 箇条書きのみ記す。
詳細は後日すこしずつ。

1. 起

物語はまず、 なぞの美少女からのメールで始まります。 筑波山で練習するということなので、 ワタシも参加させていただくことに。

2. 承

当日、 天気は曇り、 オープン日和。 首都高混みまくり。 8時前に到着。

3. 転

筑波山にて。 原組のK保さんにいろいろ教わる。 なぞの美少女のNAを拝借。 アクセルターン初体験。 ビブ君消失。 アンダー&テールスライド体感。

4. 結

成田のK保さん邸にて筑波サーキット走行会風景のビデオ、 なぞの美少女出演のカートビデオ、 等を拝見。 その後、 karaoke、 川崎に帰って飯食って帰宅。



1. 起

'99.08.27

毎度おなじみ組長閣下より、

今週の土曜日って、やっさん何してるの?????????

ってなメールが届く。

“ただの質問じゃあなさそうだな。” 理由を問う。

果たして、

明日の予定は、K保ッチの家に遊びに行くのさ。
筑波のビデオ見せて貰うんだぁ〜。
ついでに、晴れたら筑波山を走るのさ。
雨なら、K川彼女誘ってカラオケかな?
でも、夜は「松風」連中と飲み会らしい。
もちろん、私はバックレますがなぁ〜。
やっさんも行く?????????
行くなら・・・・。
何時に、行くか決めてないし・・・・・起きたら行くので・・・・。
現地、集合ね。
成田IC下りて、すぐだってさ。
よろぴく!!

※ : ホームページ作者による修正

というものであった。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ。

9・25筑波サーキットに参加申し込みをした者として、 「筑波のビデオ」ってのは、 かなりそそるものがある。
選択の余地は、 ない。

筑波山?

峠、 って、 やつ? ・・・K保さんがいらっしゃるのなら、 大丈夫かな。


しっかし。

現地集合はよいとしても、

“成田IC下りて、すぐだってさ。”

ってだけで集合でけるかいっ!!!


とか思ってたら、 K保さんよりTEL。 7:30に土浦北ICに集合と教えてくださる。

親切だねぇ。



2. 承

'99.08.28

06:20

駐車場にて。

地図を広げる。

えぇ〜っとぉ、 つちうらきた、 つちうらきた、 ・・・、 ないなぁ〜、 成田の向こう? って、 千葉に山なんかあったっけ〜、 ん、 あ、 筑波山見っけ、 東関東道じゃないんじゃん。 これは、 常磐道かぁ。 へー。 ←関東の地理に超うとい奴

んじゃ、 発進!!

組長からTEL。 “起きてたのぉ?”

・・・・・・誘ったんちゃうんか〜!! って実は誘われてなかったのかも。 ありゃりゃ。


組長はもう澁谷だってハナシだし、 朝だし休日だし東名乗っちゃえ〜!

大外れ。

シュトコーのろのろ。 ひーん。 7:30に土浦北? 無理無理。 えーっとぉ、 どうしよ、 あぁもぉぅっ、 あったま来るなぁ。 ←短気

その後、 常磐道とやらに入ると流れ出したので、 がんばって追い上げる。
結局8:00前ぐらいに土浦北に到着。


K保さんは遅れるとのこと。

親切だねぇ。



3. 転

とあるコンビニで集合。
お茶なんぞ買って出発。
と、 信号待ちの車なんぞにはばまれて、 なかなか出られない。

K保さん、 対向車線からアクセルターン一発できれいに車の列の最後尾に。
ををっ、 やっぱりロードスターでも出来るんだぁ。 カンドー。 めっちゃかっちょええ。 ←ミーハー


工事中の未舗装路をゆるゆると交わし、 ドリフト禁止用の凸舗装をよっこらしょっと交わし、 やってきました筑波山。

すでに走り屋さん達が並んでいる(10台ほど?)。

下に駐車場が2個所あって、 その間を行ったり来たりするシステムなのだそうだ。
3台連なって下見走行に行く。
K保さん、 ワタシ、 組長、 の順番。

出発地点の駐車場はまだゲートが閉められてる。 で、 その先はぐにょぐにょ。 でもアップダウンは少な目だねぇ。 峠っていうからさぁ、 もっとこう、 箱根みたいなの想像してたんだよね。 全然イメージ違った。 コーナーもいろんなRがあるし、 でも、 どりどりしながらヘアピンってのはないんだ。 なんか、 ちょっとほっとしたかも。 あ、 ここがゴールなわけね。 はいはい。

Uターン。
“帰りは私行っちゃいますから自分のペースで戻ってきてください〜”

あ、 はい。 んじゃあ後ほど。

って、 K保さん、 はや!!

あっという間に見えなくなってしまった。

てゆーか、

組長にべったり張り付かれてるんすけど。


・・・まぁ、 これから徐々に、 ね。




駐車場のゲートが開く。

1. あずきちゃんの助手席の巻

まず、 あずきちゃん(K保さんの愛車)の助手席に組長が乗ることに。 何往復かする。
組長:“あの突っ込みはできないわ”

次、 私があずきちゃんの助手席に。 また何往復かする。
速い。 前しか見てられない。 コーナーが飛び込んでくるという表現が正しく思えてくる車窓である。
やっと2往復目ぐらいから、 K保さんに目をやる余裕ができてくる。

“ハンドルも、 すぱっとは切ってないでしょ? すぱっと切っても、 タイヤはそんなにすぐには反応できないものです。 動作はゆっくりが基本です。”

“ブレーキを残して前に荷重をかけといてブレーキを抜くと同時にハンドルを切るようにする”

などと、 峠道をぶっ飛ばしながらヒール&トゥやりながら冷静に教えてくださる。


2. リンゴの運転席

K保さんのおかげで、 スピードに対する恐怖はかなり払拭されている。 あんだけ往復すれば、 慣れてくるもんである。
んじゃあ、 行ってみましょうか。

K保さん:“ワタシは、 第1コーナーは3速全開で行きます。”
いけへんいけへん。 3速5,000回転ぐらいで行ってみる。 その後は、 ・・・分からん。 それなりに行くしかない。
コーナリングスピードはK保さんよりかなり遅いのであるが、
ををっ!?、 これがアンダーステアというやつか? 確かに、 思った軌跡を描いてくれん。
対向車線にはらむほどではないにしろ(そこまでのスピードではなかったということか)、 イメージしたラインを走ってくれないのは怖かった。
怖がって早めのブレーキ→コーナー進入時にはフロントから荷重が抜けてる→アンダーステア
という構図か。

3. リンゴの助手席

NBを運転させてください、 とK保さん。
どーぞどーぞ。

・・・速い。 いろいろ勝手が違うだろうに、 速い。

向こうの駐車場で、
“これでもアクセルターンって、 出来ますぅ?”
“出来ますよ。 やってみましょうか?”
“やってみてください”
うぉんうぉんうぉん、 きゅきゅきゅきゅ〜っ!
をを〜、 回ってる回ってる。 へー、 できるんやぁ。 すごいすごい。 簡単そう。 しっかし、 ゴムの焼けた匂いに包まれまくってますな。 へー、 どもども。

とかやったりしつつ数往復。

NAとNBの違いについては、 まずギア比の違いについてのコメントがあったな。
それと、 NBとNAの走り方の違いについて。
えぇっと、 NBはNAよりも、 なんだっけ、 の重心が20mm低いのだそうな(この辺、 HP作者の記憶、 あやしい)。 んで、 アンダー傾向なのだそうな。 で、 走らせ方にも違いが出てくるのだそうな。 NAはブレーキを若干残してコーナリングするのがよいのだそうであるが、 NBでそれをやると今一つしっくりこないのだそうである。 その代わり、 アクセルを踏んでやるといい感じなのだそうである。

・・・言ってること、 分かりますぅ?

4. スタ子の運転席

組長があずきちゃんの助手席にいらっしゃる間に、 スタ子を拝借。
印象:

うーーーーーーーーーーーーーーーーむ、 よく言えば、 プリミティブ? 悪く言えば、 ちゃっちい? へー、 NAってこーなんだ。

エスケレートのフルバケットにすっぽりはまってみる。 ポジションを合わせて、 ?、 あれ?、 ペダルに合わせるとハンドルが遠いなぁ。 とはいえ、 ハンドルに合わせると下半身が窮屈かも。 なんで?

そこそこのポジションで発進。
んー、 何か青と黄色が視界にちらちら入るなぁ。 ドラえもんとピカチュウ? うーむ。
しかし、 フルバケットっていいなぁ。 膝でふんばる必要ないね。 はまったまんまでオッケーじゃん。 これは楽かも。
なんか、 ヒール&トゥができん! ってそんなにうまくはないけど。 なんだろ、 ペダル間の高さがかなり違う感じがする。 うまく踏めない。
まぁよい。 3速オンリーで十分じゃい。
走りに関しては、 特に違いとかは感じられなかったかなぁ。 道に慣れてなかったし、 そういうところを感じてる余裕はなかったけど。

ただ一つ。

バケットシート、 欲しい!!

5. リンゴの運転席(2)

助手席にK保さんを乗せて、 リンゴ発進。

さすがに緊張するが、 自分のペースで行く。

向こうの駐車場にてコメントを頂く。
  1. じょうず、 じょうず。 クルマを買って日が浅いのでもっとひどいかと思っていた。
  2. 筑波の走行会も大丈夫でしょう。

  3. クルマとの対話をしましょう。
ばれてる

てゆーか、 言われて初めて気づいた。 そういえば、 リンゴのこと、 なーんも考えずに走ってたな。 すまなんだ、 リンゴ。 ハンドルから、 シートから、 少しずつではあるが、 いろいろと情報をくれてるはずなのにね。 分かってやれなくてすまんの。 これからは、 おまえの声にも耳を傾けるよう努力するよ。

しかし、 イッパツで見抜かれたなぁ。 さすがである。


お見それしました!!


6. リンゴの運転席(3)

この間、 組長にリンゴの運転席を譲る。

多くを語ることはなさらなかったが、 それゆえに、 どうも今一つだったという感想を雄弁に物語っていらっしゃったのであった。

7. リンゴの運転席(4)

その後、 再び一人で練習。

やはりブレーキングが早いというか、 手前すぎるのであろう、 荷重が抜けてアンダーが出る感じ。

でも、 ちゃんとのせるとまるでコンパスの鉛筆側みたいにきれ〜ぃに弧を描いてくれるところがなんとも気持ちよい。 フルバケットシートだったらこの感覚をもっと満喫できるだろうに、 と思うとやはり欲しくなってしまう。

向こうの駐車場に到着。 リンゴ1台だけである。
ちゃ〜んす。

ハンドルを右に目いっぱい切ってぇ、 アクセルを煽ってぇ、 クラッチをつなぐ!

ごきゅきゅきゅきゅ。

上下動を伴って、 ぐるりんと180°ほど回る。

できた!

もう一度。

うぉんうぉんうぉん、 どきゅきゅきゅきゅ・・
我慢してアクセルを踏みつづける・・
きゅきゅきゅうぅ

1周できた。
白煙もうもう。 いやー、 できたできた。 へっへー。

めっちゃにやにや。

なるほど、 タイヤってのは、 滑るもんなわけやね、 ということを身をもって知る。

さて戻ろう。 ブレーキとハンドル操作を同時にやっちゃうとまずいんだよな。 ブレーキってどのくらい踏むんだろ。 ぎゅうぅぅうっ! と踏んでみる。 最後の“うっ!”が余計であったようだ。 ハンドルが取られる。 おおっ、 こわぁ、 リアの荷重が抜けたって感じかな。 なるほど。

もうちょい攻めてみる。

ずりぃっ

ひぇぇぇっ!!

けつが流れたけつが流れたアクセルオフでグリップしたけどカウンターをとっさに当てるなんてことはできんかったひょえーあせったぁびびりまくりあれはちょっと反応でけんでしかしけどアクセルオフで素直に戻ってくれてよかったよそれに多分これは経験を積めば察知できそうな挙動って気もするぞい。

9・24のドラテク特訓に参加しよう、 と決意するのであった。


上の(?)駐車場にて。
あ〜ぁ、 ビブ君(びばんだむ? MICHELINのマスコット)、 いなくなっちゃったよ〜。 根こそぎ削れちゃったよ。


お昼ごろ、 雨が降り出したこともあり、 お開きにする。


いや〜、 楽しかった。←まじで


また来よう。



4. 結

山を下りて、 JAかなんかの蕎麦屋でお昼。 せっかくいい味だしてたのに、 思い出すのは、

“濡れた子犬の臭い”

だったり、

“牛乳を拭いた雑巾の臭い”

だったり。 飯食いながらなんちゅー会話しとるんじゃ。

成田までは1時間ちょい? あずきちゃんに連れられて。

K保さん宅に到着。 セナだかプロストだかの歓迎を受ける。

午後ティーなんぞすすってまったりしたり、 組長の過去の写真なんぞを拝見したりした後、 ビデオを見る。 K保さんの車載版と、 もうお一方の映像。

結構、 前後&横にクルマが映ってる。 抜いたり抜かされたり。 目の前でくるんとスピンしちゃったクルマまで映っているではないか。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ。 大丈夫だろうか。 K保さんは大丈夫とおっしゃってくれたが、 かなり不安。

もうお一方の、 “アウト・イン・イン”走法を笑いそうになったが、 自分もきっとそんな感じなんだろうなぁ。

その後、 カートのビデオも見せてもらう。 ヘルメットかぶりっぱなしの組長がなかなかキュート。
“ど〜しよ〜!?”

って、 なにを?



その後、 3人で成田市街(?)のカラオケ屋で2時間。
K保さん、 うまいねぇ。

あぁ、 K保さんって、 こういうヒトかぁ、 と勝手に納得してしまう。 つまり、 器用なヒト、 ということである。 もちろん努力なしに今の走りはないと思うし、 “才能”という言葉で片づけるのは大嫌いだけど(ヒトに出来ることは自分にも出来ると思いたいから)、 “少ない努力(or時間)でヒトより早く上達できるヒト”は確かに存在すると思う。 K保さんは、 そういうヒトなんだろな、 と、 その歌いっぷりから勝手に判断するのであった。


走って、 歌って、 すでに結構へろへろだが、 帰らねばならぬ。 明日はSSAWSだ。 ということで、 組長の後ろをだらだら。 ジャンクションで混んだ以外、 特に渋滞もなく宮崎台に。 楽させてもらいやした。 ありがとうございやした。

どうせだし、 ってことで組長いきつけのデニーズでお茶+おしゃべり。
なんだけど、 途中からかなり眠くなってきて思わず、

“じゃあ、 そろそろ出ますかぁ。” って口走ってしまう。

如何にへろへろであろうとも、 オトコから言うのは失礼だよねぇ。 ←逆性差別的発言?

組長、 すまなんだ。


あー疲れた。 でも、 すっごく楽しかったし、 勉強になったと思う。
特に、 初アクセルターンと、 テールスライドのドキッ、 は、 末永く記憶に残ることであろう。


てゆーか、 カラダ、 ふわふわしてるんですけど。 ← 三半規管、 酷使しすぎ?





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