◆ 椅 子 編 ◆
'99.09.23昼下がり
事務局M落さんにTEL。
外出してるのでのんびり来て、
とのこと。
あぃな。
まずまずの天気。
246。
多摩川にかかる橋。
ちょっと踏んじゃおうかなって気にさせるところなんだけど、
バックミラーに白バイ。
やばやば。
と、
その白バイ、
スピードを上げて私をぶち抜いた(何キロ出してんのさ?)あと、
右車線のさらに右寄りに寄ってスピードダウン。
?
左前方にはスクーター。
あぁ、
あいつ、
やばいんでない?
と思ったら案の定、
“ぴゅいぃーーっ”ってサイレン鳴らしてスクーターを止めにかかる。
あ〜ぁ、
やられちゃったねぇ。
しかしまぁ、
無警戒で走ってるスクーターの死角に滑り込んでこそこそっとスピード計測、
そして切符切り。
“英雄(ヒーロー)”という言葉には程遠い“正義の味方”の姿が、
そこにあった。
4時前ぐらいか、
到着。
M落さんに工具を借りて運転席を外す。
これがなっかなかはずれない。
汗だくになりながら、
やぶ蚊のKissを全身に浴びながらの作業である。
こ一時間はかかったであろうか、
結局、
“技”とかカンケーなし、
“力技”ってやつ?
で、
シートをおろすことにようやく成功。
ふぅ。
2階にあがって、
“ずいぶん時間かかったねぇ。”
“やっと外れましたー、
めっちゃくちゃ締めてあって。
んで、
シートはどこですかぁ?”
“あれ”
と、
指差された方を見ると、
要らんから誰か買ってよ、
って置いていかれた純正ハンドルやらセンターコンソールやらの脇に、
赤と黒のツートンのが、
“ここ、
ここ”と呼ぶようにこっちを向いている。
“うっひょー、
めっちゃかっこええんちゃうん?!”
って声に出しながら駆け寄る。
“変なやつ”とM落さん。
そーかな?
そーかも。
esqueleto TYPE-I カーボンケブラータイプ
急いでシートレールをはずしてきて、
説明書を見ながら取り付けにかかる。
M落さんに手助けしてもらったりして完成。
階段を転がるように駆け降りて、
リンゴに乗っけてみる(→写真)。
うーーむ、
毒々しい色合い。
ウミヘビ系だね。
気に入った。
“ちょっと走っといでよ。”というM落さんのお許し(?)が出たので、
仮締めして世田谷の街へ。
・・・・・・迷っちゃった。
なんかちょっちあれだねぇ、
もうちょっと前にしたいところだねぇ。
これじゃあハンドル切ったら腕が伸びきっちゃうよ。
まぁ、
もう一段背中を起こせるからそうしてみよう。
でも肩のあたりのホールド性は“ダンチ”だね。
もうちょい開いててもいいようにも思うがこんなもんかいなぁ。
腰のあたりのでっぱりというかふくらみというかがちと気になるなぁ。
この部分が腰痛に効くところでもあるのだろう。
ぽこんと丸くなってるだけなら、
絶対痛くなるはずだしね。
TYPE-I
にしたのは、
- TYPE-IIよりも具合がよかった(と感じた)から
- どうせ買うなら、
クルマの挙動がダイレクトに伝わりそうなヤツがいいから
という理由による。
純正シートも、
ホールド性以外に不満はないし、
TPOによっては純正シートに換装し直すこともあると思う。
だったら、
スパルタンな方にしよう、
というわけである。
しかしなぁ、
ブラケット外したりなんだかんだって、
めんどくさいよなぁ・・・。
どなたか、
NB用純正シートレール(運転席側)、
譲ってください(安価で)
よろしく。
なんとかM2にたどり着いて、
角度の調整をし直してみる。
“あ、
こっちのがいいや”。
その後、
うだうだしてから帰る。
明日は、
・・・やっぱ箱根でしょー!!
'99.09.24
フツーの人は働いているのであろうが、
有給休暇は労働者に与えられた正当な権利であるから、
大手を振って箱根を走ってよいはずである。
06:00とかに出発。
東名御殿場ICで下りて、
箱根を目指す。
乙女峠と違う方に行ってみたら大失敗。
すごく細い道。
そして・・・
・・・濃霧!!
せっかくのワインディングも台無しである。
なんとか山羊Pと思しき駐車場にたどり着く。
山羊なんか、
いやしねぇ。
濃霧の中、
ミーティングと思しきBMWが数台、
そして、
試しに走りたくて来ました!って感じのランエボ。
みんながっかりって感じ。
芦ノ湖畔におりてみる。
なんだ、
全然晴れてるじゃん。
湖尻のレストランでひとりビーフカレーなんぞ食いながらぼけっと湖を眺める。
秋だしね。
ちょっと物思いに耽ってみるのも、
悪くないよね。
ココロはすっかりあの頃に。
さてと。
か〜えろっと。
とか思ってたら電話。
おシゴト中の組長から。
“旧道に天山って露天風呂があってぇ・・”
お〜、
知っとるよ。
こないだI上氏に連れてってもらったもんね。
それもいいね、
そうしよ。
天山。
のんびり。
あー、
気持ちい〜。
やっぱ、
露天風呂ってええなぁ。
とか思ってたら、
雨。
おいおい。
お風呂を上がってもまだ止まない。
けっこうな降り。
喫茶コーナーで時間をつぶすことに。
ここのマスター(女性だったからミストレスか)、
お上品な感じでグッド。
豆を機械で挽かなければ100点満点だったのだけど。
その上品なミストレスの入れてくれたコーヒーをすすりながら、
しっとりと濡れ、
雨に煙る箱根の山を見上げる。
雨もまたよし。
さて、
ちょっと小降りになったし、
帰るか。
1号線まで下りて、
オダアツ。
と、
壁に張りついてるクルマ発見。
土砂降りだったもんね。
その後、
猛烈に眠くなってオダアツのどこぞのPAでエスケレートに挟まって寝る。
早起きって、
苦手だわ、
やっぱ。
その後、
クラウンとインプレッサの事故現場を通り過ぎて東名へ。
と、
また土砂降り。
たまらず海老名ICに緊急避難。
ばらばらと鳴るソフトトップを見上げたりしながら雨脚の弱まるのを待つ。
間隙を縫って帰宅。
ワインディングを攻めても全然平気、
ってことを体験したかったのだけど、
図らずも、
エスケレートは仮眠にも適していることを実証する箱根参りとなってしまった。
ちゃんちゃん。
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