◆ 終電に見放された夜は ◆
1. 会社〜鹿島田 |
2. 鹿島田〜とりあえず小杉 |
3. 元住吉 |
4. 尻手黒川道路 |
5. いろいろな発見 |
6. 梶ヶ谷 |
7. 宮崎台 |
8. 帰着 |
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'99.07.10
0:20くらいか、
会社を後にする。
疲れと憤りにより、
心神喪失寸前である。
シューデン?
まぁ、
なかったらなかったでええわ、
どないかなるやろ。
一体どうなるというのであろうか。
それでも理性の一カケラくらいは残っていたのであろう、
最短ルートとされる道を行く。
住吉書房を過ぎ、
南武線の踏み切りが見えた頃、
黄色い車両が踏み切りを横切るのが見えた。
シューデンかなぁ?
まぁ、
まだあるやろ。
鹿島田駅に到着。
時刻表を見る。
最終は、
0:46。
ただいまの時刻、
0:50。
さっきのが最終だったか。
ふん。
いつもと違う夜になりそう。
ここでタクシーを拾うのは、
容易なことである。
お金も下ろしてある。
乗る?
どうせだし、
歩けるとこまで歩こ。
もうええわって思ったらそこでタクシー拾ったらええやん。
とりあえず、
南武線沿線の3大ランドマークのうちの2つ、
向河原経由で、
武蔵小杉を目指すことにして、
3つめのランドマークを後にする。
一旦戻って府中街道、
という手も一瞬考えたが速攻却下。
後戻りはしたくない。
新川崎駅方面を選ぶ。
少々肌寒いが、
ブルゾンを羽織っているので平気である。
C言語辞典、
C入門、
Road&Ster、
などが入ったSKECHERSのかばんが重い。
夜、
出歩くのは嫌いじゃない。
歩くのも、
嫌いじゃない。
のんびりいこうじゃないか。
しかし、
小杉はどんどん遠くなる。
どうやらガス橋通りというのだそうだ。
総武線(?)をまたぐ。
鹿島田のツインピークス、
向河原のNECビル、
小杉のビルが見える。
その向こうに見えるのは、
溝口のノクティあたりか。
夜露のせいか、
はたまた汗のせいか、
ジーパンが少々重くなる。
気にしない。
住宅街をてくてく。
下町の雰囲気。
悪くないね。
小杉からは外れてしまったが、
かまわない。
元住吉、
か。
ルーテシア号を駆るT田氏が住んでるな。
TELしてみるか?
でも、
2時近くだしな、
よしとこう。
ミニストップで立ち読み。
20分ほどつぶして、
出る。
かばんがいよいよ肩に食い込んでくる。
タクシー、
拾うか。
綱島街道?
タクシーひっきりなしに来るよ。
うーーーーーーーーーーーーむ、
やぁっぱ、
だめ。
コンビニで地図を見る。
溝口にたどり着いても、
梶ヶ谷を越えねばならないのだよな、
んじゃあ、
チョクで宮崎台を目指さねば。
となると、
やっぱ尻手黒川道路しかないのか。
それもつまらんが、
致し方ない。
綱島街道と尻手黒川道路の交差点、
あぁ、
焼き肉屋だらけのところだな、
とりあえずそこまで歩こう。
どこまで行けるだろうか。
とりあえず、
クルマでは通いなれた道をてくてく。
2時を過ぎているというのに、
ときどきちゃりんこが私を追い越していく。
ところで、
最良の移動方法は?
ヒコーキ?
新幹線?
マイカー?
バイク?
チャリ?
どれも不正解である。
正解は、
徒歩
である。
少なくとも私はそう信じてやまない。
歩いてるヒマがないから電車に乗ったりバスに乗ったりするだけである。
運転という行為を楽しみたいからリンゴを駆るのである。
それだけである。
けっこうバイク屋、
多いね。
スポーツバーVIVA?
ビリヤードが出来るんだ。
でも、
ちょっと遠いかな。
銀河高原ビールってなんだろね?
川崎方面に戻るタクシーは多いけど、
宮崎台方面に空車で走るタクシーはいないね。
お、
馬絹まであと5kmかぁ。
1km15分として1時間ちょい、
時計は、
・・・3時近くだよ。
ここは、
私にとって結構気になるところであった。
道路の真ん中にスロープがあってどこかに通じているのである。
が、
どこに行くのか見当もつかなかったのである。
歩いてみて、
分かった。
JR貨物の駅に至るようである。
あと、
ダイワハウスのDIYセンター(?)があるようである。
歩いてみないと見えない景色って、
あるよね。
馬絹だよー。
帰ってきたよー。
カルビ丼屋に入る。
絶対、
牛カルビクッパ!!
“お客さんはどうなさいます?
白いご飯がなくなっちゃったんで、
キムチチャーハンか冷麺になっちゃうんですけど”
出る。
もう3時40分。
東の空が白いよ。
月齢26.3日の月が地球照で一段と輝いている。
ローソンに寄る。
ハーゲンダッツを買って、
食いながら帰る。
結局帰ってきたよ。
アニベの腕時計は、
3:50をさしている。
結局、
自室にたどり着いたのは、
4:00であった。
鹿島田駅から3時間ちょい、
会社からは3時間半ってところか。
足が痛い。
近所のバカドリのこけこっこを聞いてから、
寝る。
快眠、
であったことは言うまでもない。
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