以下の事実からも、死亡診断書が虚偽であることは明らかである。
● エタノール取り違え直後から、さおちゃんの容態は悪化し急変した。
● 誤注入発見の直後に、担当医はエタノールタンクを見て確認していた。
● 発見看護師が、呼吸器の機種を変更した24日頃から誤注入が
始まったのでは、と担当医に尋ねたところ、担当医は、
「2月24日からであればもっと沙織ちゃんの容態に変化が現れる」と述べており、
気化したエタノールの肺からの吸入による影響を十分に認識していた。
● 発見日時のカルテ・看護記録に、エタノール誤注入の記載は一切ない。
● 発見翌日(3月2日18:00頃)までに、担当医は看護師長から報告を受け、
53時間に亘りエタノールが誤注入されていた事実を認識していた。
● 3月2日、教授らと対策を検討した結果、事実を速やかに両親に知らせるべき
との結論に達したが、担当医は独善的判断で事実を伏せた。
● 通常、死亡診断書は主治医が作成するものであるが、担当医は、
「今回は難しいから僕が書く」と主治医に告げて診断書を作成した。
● 死亡診断書にエタノール誤注入の事実を一切記載していない。
● 死亡診断書交付時、担当医は、エタノール誤注入の事実を告げずに、
両親に病理解剖の受諾意思を確認している。
● 採血したにも拘わらず、血中エタノール濃度検査を検査機関に提出していない。
・・・etc.
「事故隠し」「虚偽の死亡診断書」は悪質な犯罪である。
消毒用エタノール取り違え(2月28日18:00頃)
から53時間後、(3月1日23:00頃)看護師により誤注入ミスが発見される。
しかし、事故発覚と同時に、
医師・看護師の誰もが口を閉ざし、
「ウソ」と「事故隠し」が始まった。
そして、さおちゃん死亡(3月2日19:54)後、
担当医は、事故を隠ぺいする目的で、
「急性心不全」「病死及び自然死」と記した
虚偽の死亡診断書を作成・交付したのである。
虚偽の死亡診断書