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タイ 皆既日食観測ツアー 旅行記

 一生に一度は皆既日食をこの目で見てみたいと思っていた。1995年10月24日に東南アジアで皆既日食が見られるということで、望遠鏡販売会社「アトム」と近畿日本ツーリストの企画した「香西洋樹先生と行くタイ皆既日食ツアー」に申し込んだ。ところが「アトム」が経営不振となり閉店してしまった。しかし近畿日本ツーリスト主催で「香西洋樹先生と川村幹夫先生と行く’95タイ皆既日食ツアー」となって、実施されることになり一安心。
 今回は平日ということで頼み込んで3日間だけ休みをもらい、行けることになった。
 しっかり写真撮影もしたいし、あまり重くなってはと思い、次の機材を準備した。
  赤道儀 高橋製作所 スペース・ボーイ (モーター付)にオアシス・ボーグ65金属鏡筒セットを載せ、太陽観測用キャップをして1万分の1に減光するD4フィルターを装着。焦点距離が不足するので、ニコンTC16Aで焦点距離を1.4倍にし、ファインダースクリーンをB型(全面マット)に替えたニコンF-3HPで撮影することにした。(シャッター・スピードの選択範囲の広く、軽いNew FM2にすればよかったと後悔したが。) F3hp用には普通のレンズを持っていかなかった。それでサブ・カメラにFuji Caldia TIARAにFujicolor HG400を入れて持っていった。
 タイは暑いし、滞在期間も少ないので着替えはあまりいらない。そこでスーツケースにタオルやTシャツなどで機材をくるんで詰め込んだ。いつもは宅配便で荷物を成田空港まで送って自分は電車で行くが、壊れると困るので(でも飛行機で預けると同じかも知れないが)自分の車で運ぶことにし、民間の駐車場サービスを予約した。
 実際の撮影では、部分食の時には減光フィルターが必要で、ダイヤモンド・リングから皆既、そして再びダイヤモンド・リングまではフィルターを外す。その後フィルターを装着するという手間がかかる。また、皆既中コロナの輝き方はそのときの太陽の活動によって異なるし、内部コロナと外部コロナの明るさがとんでもなく違うので、適正露出はないに等しい。そこでシャッター・スピードを変化させて撮影する必要がある。しかし皆既の時間はたった2分弱。そこで、ステラ・ナビゲーターという天文シミュレーション・ソフトを観測時・場所に設定、リアルタイムで動かし、操作を練習して臨んだ。



  1995年10月23日(月)   1995年10月24日(火)   1995年10月25日(水)

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