♯001 バルトロメイ・ファティマ やはりこの人を一番目にもってこなければ、話が進まないでしょう。 出足を好調にするためにも初回はまず、この人から(笑)。 アヴェの王位継承者という華やかな肩書きを持ってはいるものの、 実際に背負っている背景はそんな甘っちょろいものではないという、 結構な修羅場をくぐり抜けてきた人物。 幼少時に父母を亡くし、従妹と共に幽閉される。 その際に鞭での拷問を受けるという過去を持つ……。 この時点で一部、物議を醸しているようですが。>やられたか、そうでないか。……あわわ。 直截的に書くことを自分、避けているので少々慌てます。 ゼノを知る方、特に乙女向き見解だと「やられちゃったでしょうー」という意見が多そうなんですが。 私的意見ではやられてない方であって欲しい、と思っています。そうであってくれ。 バルトの初めてはシグルドじゃなきゃ、嫌なんだ!(爆)。 正直な私の本心です。シグバルで夢見すぎです。 バルトの相手はシグルド以外却下! とまで思っています。 シグルドじゃないと、私は納得いかんのです。これこそ、シグバルファンの心意気(笑)。 それはおいおい語るとして。 6才の幼児に鞭打つ、ということからしてむごたらしい。 その上バルトが〜、ということを考えると、せめてそれはあって欲しくないと思うわけです。 「そんなのは甘い!」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、その通り。甘ちゃんです、私。 架空の話の中だとは言え、こういうのにはちょっと拒否反応を示してしまう。 それでいてよくもまあ、あんなに素直な性格に育ってくれたと思わずにはいられない。 6才という幼い年齢ながら、鞭打たれつつも従妹をかばうという健気さと、王族としてのプライドを 見せる辺り、只者じゃない。6才といえば小学校に上がるか上がらないかくらいの年齢。 その年で男を見せ、自分の痛みよりも年下の少女を守ろうとする気概、なかなかありませんよ。 そこに将来の頼もしい片鱗を垣間見せてくれます。この話を聞いてバルトにすっ転んだ方も多くいるはず。 加えて明朗、天真爛漫で、誰からも好かれるような好ましい気質。 生来備わっていたものもあるんでしょうが、やはりシグルドやメイソン卿の長年に渡る、 努力の賜物でもあるんでしょうねえ。よくもその芽をつぶさずに育ててくれた! と言いたい。 ……ただ、教育方針の方向性には、そう言い切れるだけの確証があるとは思えないんですが、私(笑)。 シタン先生と同意見です。メイソン卿も若可愛さの余り、それに乗じていたのか? と疑問に思います。 シグルド任せにしたのがまずかったのか。シグルドをきっぱりと諌めてもよかったんじゃないかな……。 その指摘すべきバルトの特徴がよく表れているのが、バルトミサイルの件。 正式名称グングニルミサイルだなんて、ほとんどの方が知らないに違いない。 私も知りませんでした。 子供が自分の持ち物に自分の名前を冠して呼ぶのと、同レベルじゃないか……(笑)。 フェイとシタン先生を一度ならず二度までも攻撃するという、無軌道さ。 あのミサイル、PW読んだところによると、発令所員の3分の2の合意がないと発射できないとか。 バルト、二度とも独断で発射してましたよね、アレ。シグルドやメイソン卿の止めるのも聞かず。 碧玉要塞での誤射も同様に。あれも忘れられないインパクトがありましたが。 しかも自分の過ちを言葉を並べ立て、どうにか誤魔化そうとしていた。 わざとらしさが涙ではなく、笑いを誘う(笑)。 結構、自分のペースでぐいぐい進んで行くところがあるようです、彼。 予想される血液型としては、多分B型かO型ではないかとにらんでおりますが。 総合的に見るとB型寄りの感じがします。 B型の気質特性に多く通じる部分が、バルトにはあるような気がするものですから。 合致していると思われる点を挙げてみると、こんな感じでしょうか。 ◇どんな人とでも平等に接する。 ◇差別感や閉鎖的な考えとは無縁。 ◇柔軟な理解力やオープンな性格。 ◇行動・考え方が型にはまらない。 ◇行動移行が早い。 などなど。 B型は俗にマイペースと言われますが。 拘束され、細かな規則に従わされるのを嫌がる傾向があるらしいです。 バルトがもしB型とするのなら、彼の置かれた立場としては逆のものが要求されることになりますね。 王でなくても大統領。そうそう勝手が許されるはずもない。嫌でも拘束される身分のはず。 バルトの性情とはベクトルが正反対を向いている。 それをどうやって折り合わせていったのか、少なからず興味があります。 彼の性格上、じっとしてることはまず苦手そうだし、側近や補佐官はほとほと手を焼いたんでは ないでしょうか。逃走計画とか算段して、見事察知したシグルドに阻止されるということが何度か あったのでは?(笑)。でもちゃんとした分別はきちんと持っているバルトですから、 思うだけで実行に移したことは、そんなになかったのかとも思います。 一度や二度なら……ありうるかもしれませんが(笑)。それだけの無謀さは、確かにあると見た。 そしてその度にシグルドに現場を押さえられ、確保! ということに……(笑)。 B型にはそもそも2タイプあって、気さくでざっくばらんなのと、見かけが無愛想でとっつきにくい ものとがあるそうです。バルトは間違いなく前者だな……。 B型の興味の強さは、"面白がる"心が豊かであるというんですが。 スレイブジェネレーターの事故により片目を負傷、アイパッチをするにいたってバルトが 『これで海賊稼業に箔がつく』などとと喜んだとかいう話をどこぞで聞いた気もします。 マイナスをマイナスとして捉えない、そんなセリフにもポジティブな面が表れているような気がしますね。 一方ではこんなことも。 バルト流、フェイへのレクチャー内容。題目、『女性に対する男性の在り方』 「ガシッと抱いてだな、俺についてくるか?」 それを言うのは大いに結構なんですが、その相手はマルーであってはイケマセン。 シグルドに言いなさい、シグルドに。もしくは言われる方になりなさい(笑)。 照れ性とヒネる表現というのが、B型に挙げられる項目の一つでもあるんですが。 バルト、他人に対してはアドバイスでも大きなことを言っていますが、自分のことになると からっきし。ごめんなさいの一言を取っても、シグルドに「ちゃんと謝りなさい」と 言われる始末。ゴリアテの件でもそうでしたよね、確か。 謝罪の言葉を口にするのにも、こう、言いたいけれど言い出せない照れもあるとは思うんですが、 むしろ一種の頑固さもそこにはあるような気がします。 一見、大言壮語を言っているようでも、後には実現させてしまう周囲から見れば 度肝を抜くようなところもバルトにはあります。 見ていて飽きない人物、もとい人を飽きさせることのない魅力ある人間としてバルトは 人の目に映るのでしょうね、きっと。ゲーム中でも命中率の悪さに舌打ちしつつ、 パーティーメンバーから外すこということは、ほとんどなかったですし。 ゲーム内外を問わず、バルトを無視できる人はおそらくいないのではないでしょうか? ……という以上のことからバルトはB型ではないか、と推察してみました。 いい加減さがよく出ている(笑)。……これこそB型気質だ!(笑) もう一つ、ついでにツッコんでみましょう。血液型ではないんですが。 バルトの外見についてです。 バルトって実に王子様にふさわしい容貌をしてますよね? 長い金髪に加え、片目を失ってしまったとはいえ、まがうことなきトパーズブルーの瞳。 見事なまでに、劣性形質を顕在している! と感心したものです(笑)。 (形質とは遺伝的な性質のこと。早く言えば、持って生まれる形と性質です。 優性は出やすい、劣性は出にくいという意味であると、考えていただければ分かりやすいかも。) 金髪、碧眼は共に劣性の形質であるにもかかわらず、バルトがあの容姿に生まれついたのはもう、 運命としか言いようがない。もし彼が黒や茶の髪色をしていたならば、 ここまでの人気は出なかっただろう、と言っても過言ではない気がします。 製作者側の実に巧みな意図が、見事に功を為したという一例では? さすがだ、スクウェア(笑)。 母親譲りのブロンド、碧玉と称される青の瞳。この容貌を王子と言わずしてして何という!(笑) でも、王家の代々の子孫に伝わるという「ファティマの碧玉」。 これって特定の網膜パターンによって、碧玉要塞の封印を解くという代物である――とPWにも 記されているんですが、この碧玉、必ず受け継がれるものなんでしょうか? 網膜パターンであるならば、碧玉――つまりは青の瞳――である必然性はないんではないかと 思うんですが。 人間の目の色は、虹彩に含まれるメラニン色素の量で決定されます。 そもそも虹彩とは、瞳孔に入る光の量を調節するという働きがあり、東洋系のヒトの場合、 多数がこの虹彩部分に含まれるメラニン色素が多いため、褐色に見えます。日本人でも瞳の色が 褐色の方が多いと思いますが、他にも青みがかった人、緑がかった人、薄茶色の人などもいます。 バルトは碧眼ですから、当然虹彩に含有されるメラニン色素は薄く、 光に対しての増幅率も弱いのでしょう。 瞳の色は要するに、虹彩のメラニン色素が多いか少ないかで決まるのです。 一方、網膜はどういうものなのかというと、眼球の内面を覆う膜で、ここに光の感受装置があり、 この刺激が脳に伝わり、物体の像を結びます。 簡単にいってしまえば、カメラにおけるフィルムのような役目でしょうか。 でもそうだとすると、ゼノギアス中の「ファティマの碧玉」、瞳の色と網膜との関連性って どこにも見出せない……。 網膜ではなく、虹彩の識別システムであるならば納得がいきますが。 虹彩は瞳孔を取り巻く筋肉部分でもあります。その模様には人それぞれの固有パターンがあり、 2歳以降は成長による変化もないそうです。長野五輪では選手村、バイアスロン競技のライフル 保管庫にこのシステムが導入されたとか。現在でもこの虹彩識別システム、現金自動払い装置などへの 応用を狙ってメーカーなどが研究開発を進めているそうですな……。 と、話がそれました(笑)。 話を元に戻して。王族には目の青い者が多い、という事実から、ただ単に網膜パターンと目の色とを 結びつけただけなんでしょうか。その上で、碧玉とした……。 ……うーん、何となく納得がいかない(笑)。 尽きぬ疑問はありますが、長ったらしくなってきたので、この続きはまた後ほど。 ……あっ、しまった。シグバルについて突っ込んで書いていないじゃないか……。 一番に書きたいことを欠いてしまっては、本末転倒もいいところ(笑)。 折を見て近いうちに。次回はこれも当然のように、シグルドについての予測になるのは間違いなし(笑)。 |