人柱なPC環境アップグレード道中記

ここにかかれている内容は、実際に購入して評価した製品のレポートです。


1998年9月某日。
秋葉原のT−Zoneアップグレードセンター(亜土電子工業)にいって、Maxtor DiamondMax2880の91152D8を買ってきた。
殆どスピードよりも値段の安さで勝負ってことで11GBの大容量を選んだ。
しかし、おうちに帰ってきてMS-5129に繋げたらBIOSの関係で8GBまでしか使えない事が判明。
がーーーーーーん!
このままお蔵入りをしてしまうのだろうか。

1998年9月某日。
新宿の淀橋カメラにいって、IO-DATA機器のUIDE-DVなるUltra EIDEのインターフェースカードを購入。
カタログに容量制限無しと明記してあったので購入に踏み切った。 転送が早くなって、容量制限がなくなる(あたちは、制限が完璧になくなるなんて思っていないけどぉ)ならば2度おいしい。
早速取り付けてみたのだが・・・・
なぜか、8GBまでしか使えないようなのでユーザサポートに質問をFAXを送信する。
返ってきた答えは「UIDE-DVでは8GB以上のドライブは使用できません」だってぇーーーーーーーつ。
「そんなのないぉぉぉぉ。」さけびたいのをおさえつつ・・・・
仕方が無いからユーザサポートに抗議文をFAXで送信したところ、返品に応じると返事が来たので、クロネコヤマトの宅急便で送り返す事になった。
ああ、ご愁傷様でした。
本当に使えるのか電話して聞いてから買いに行けば、つまらない思いをしないですんだのかなぁ。

結論。

この製品を買ってくれば古いマザーボードもUltra DMA/33対応のハードディスクが俊足で動いてくれるようになるのだが、当面この製品は8GBまでのドライブしか使えない。
大容量ディスクを使う場合は購入の際に、確認の電話をする事。

1998年9月某日。
れいの91152D8であるがパテーション確保のための対策ツールがあることが説明書に明記されているようなので、早速Maxtorのホームページをアクセスしてダウンロード。
おお、ちゃんと領域確保ができたじゃないの。
これでひとあんしんだね。(インテルのチップセットのみ対応)

ちゃんとつかえるけど、うちのwindows95が2.1GBまでしかサポートしてないので、ドライブがいっぱいできちゃった。
こんなにいっぱいドライブがあると何処に何入れたか判らなくなってしまいそうだ。
えっへへ。

総評
このどらいぶは、結構静かでよいね。
モータが定速度スピードに立ち上がるまでの時間が少し長いような気がするけど、5600回転だししょうがないのかな。
やっぱり、UIDEサポートのマザーボードとかが使ってみたくなる。
BIOSを8.4Gに拡張するユーティリティを使う場合は、インテル系マザーボードが必要。
物理フォーマットは8.4Gを超えることの出来るBIOSを搭載したインテル系マザーボードが必要。


2001年4月某日。

T-ZONE(CSK)吉祥寺店にて、アクトンのアクセスルータSMC7004BRを購入。EoPPPによるADSLまたは、シリアルポートに接続したTAやモデムを用いてPPPにより公衆回線網からインターネットに接続でき、さらにプリンタポートに接続したプリンタをネットワーク上で共有できる機能盛り沢山製品。
買ってきて早速、シリアルポートにモデムを接続して試験運用してみる。しかしルータはダイヤルをしてくれなかった。ユーザサポートに電話したら高飛車な態度で、「よく市外局番からすべての番号を指定しないでダイヤルしないといってくるお客がいるのできちっとダイヤルする番号を指定しなさい」だって。
「取扱説明書にはそんな情報はまったく書いていないのに、なんとえらそうな・・」と思いつつも、ぐっとこらえて受話器をおく。指摘された内容を試してみるとダイヤルしてくれるようだ。

こんどは、モデムのリセットコマンドATZをルータに指定してみたら、モデムがOKを返してくれる前に、通信モードのエスケープ+++を送信している。どうもルータのタイムアウトがモデムの初期化をする時間よりも短すぎるようだ。
例のごとくユーザサポートに連絡したら「仕様なので我慢してください」とかぬかしおる。怒り蓄積のところぐっとこらえて「リセットが出来ないとモデムがフリーズすることがあるので改善するように」と伝えてその場は受話器を置く。

さらにこんどは、115200BPS以上の転送レートにシリアルを設定すると、文字化けやごみが発生してうまくダイヤルしてくれない。
仕方がないのでもう一度ユーザサポートに連絡すると「モデムの場合回線の品質に影響されてダイヤルできないことがある」と高飛車な態度をとるので、怒り蓄積モードのところをぐっとこらえて「ほかのモデムやTAでも試してみます。」と伝えてその場は、受話器を置く。

しかし、いくら試しても115200BPS以上の転送レートにシリアルを設定すると、文字化けやごみが発生するようなので、シリアルポートには高速のモデムやTAを接続して用いる場合、「高飛車なユーザサポートによってフォローが受けられず使用できない」ようだ。

のこりの望みはADSLのルータとしての使い道であるが、ADSLに加入するまでは時間がありすぎるので評価が出来ない。
マーフィーの法則 ISBN4-7561-0326-X, 4-7561-0332-4 (ASCII刊)本を信奉しているかのごとく高飛車なアクトンのユーザサポートにも嫌気がさしているし、高価でジャンキーなルータと付き合うよりも、古くなったパソコンをルータに使用したほうが、信頼性がありそうなので返品することにした。
そんなこんなで、安物買いの銭失いにならないようにせっせと返品。
ご愁傷様でした。

総評
アクトンのユーザサポートは高飛車な態度でユーザを寄せ付けない。まるでマーフィーの法則 ISBN4-7561-0326-X, 4-7561-0332-4 (ASCII刊)を教本にしているかのような態度
カタログには230400BPSの転送レートでTAを接続できると書いてあるが、実際の製品は現時点では実現されていない。しかし、シリアルは管理用としてパソコンにつないで使うことが出来るであろう。
ADSL接続を評価する環境がなかったのでEoPPPは未評価である。
プリントサーバだけに使うには、高価すぎる。
たとえ図体がでかくとも古いパソコンのほうがまだましかもしれない。
ということになりそうだ。


2003年10月某日

ヨドバシドットコムから、アイオーデータUSB2-SC2を購入。
EPIAには、展示会で貰ってきたSCSIカードを装着してしばらく使っていたが、SCSIカードが不調になったのとPCIスロットはIEEE1394など他のカードを入れてみたいという野望があるので購入してみた。
家には接続できるSCSIデバイスはオリンパス社製MOドライブMOS360S一台だけしか持ち合わせてないが、一様4台までのSCSI機器が接続できることになっている。
ストレージディバイスのみをインストールする場合は、ドライバー無しでも動くようになっているそうです。
ブートデバイスになるかどうかは試してません。
MOをフォーマットするとき、Widows2000の場合、標準のフォーマット・メソッドではなせかフォーマットできませんでした。
Googleで検索してみたら、USBのMOドライブはWidows標準のフォーマットメソッドではフォーマットが完了しない事例がいくつか挙がっているようでした。
そこでフォーマッタを色々ダウンロードして試してみたら、MOフォーマッタ2000という製品を用いるとフォーマットできることが判明しました。
MOフォーマッタ2000は、シェアウェアで2000円もする(店頭販売のパッケージ版もあります)けど、他に変わりになるような代物はないようです。
WindowsXP Homeのばあいは、標準のメソッドでフォーマットが出来るようなので、WindowsXPで用いる場合はMOフォーマッタを購入する必要はない。

まぁ、普通に読み書きできるようなので、まずまずってところでしょうかと思いきや大量のファイルをコピーするとエラーが発生してMOの内容が不定になる。
このままお蔵入りになってしまうのだろうか。
ユーザサポートにFAX連絡したら「PCのパフォーマンスが足りないのではないとか、ディスクアクセス中にメディアを抜くな」とか抜かす。
なんか珍聞漢文な回答なので、参考になりそうな情報としてイベントビュアにあった記録をFAXしてみたら、「USB2-SC/USB2-SC2対応表に載っていない組み合わせで使わないでください」とかマーフィーの法則を信奉している人みたいな回答が返ってくる。
総てのベンダから発売されている製品と動作確認をするのは難しいことはいうまでもないが、それでは何のための規格があるのかわけがわからない。

パフォーマンス不足という意味不明な回答が本当かどうか確認するためEpsonDirect製WindowsXPモデルPCに取り付けて試してみる。
やっぱしエラーが起きるので、「比べ物にならないぐらいの処理能力のあるPentium4を搭載したEpsonDirectのPCでテストをしたら同様の現象が発生するので、御社の指摘内容には当てはまらない」とFAX絡する
そうしたら、電子メールで「製品の交換をするので返送して欲しいと」という回答が電子メールで返ってきた。
翌日、返送の準備をしていたらサポートから電話がかかってきて、「MOドライブを貸し出しして欲しい」とかいいだした。
とりあえず、インターフェースが無いと当分使えないので、貸し出しをしてあげることにする。
ドライブ貸し出しの結果、「同様の症状が確認された」とう回答が帰ってきた。これで相性問題で正常に動作しないことが決定的になった。
ご愁傷様でした。
さらに「USB2-SC2の改修及び返品はしない」という回答の姿勢には揺るぎもない。
「メーカーと調整の結果、相性問題で動作しないので返品をしたい」と返品の相談をヨドバシカメラにメールをしたら、返品を受け付けてくれると回答がきた。
ヨドバシで返品を受け付けてくれたのは不幸中の幸いであった。

この製品には以下のような長所がある。

この製品のよいところとしては、電源はUSBかSCSIのどちらから供給されているか判らないが、外部電源が必要なくケーブルから電源を供給しているのでケーブル回りがすっきり。

EpsonのスキャナGT-8700をつなげてみる。
ストップウォッチがないので正確に評価できないのだが、気持ちていど読み込みが早くなるような気がする。
安物ロジックで作ったSCSIブリッジを経由してのUSB2接続でもUSB1.1直結よりもパフォーマンスが向上するようである。
ほかに接続して試すものが思い当たらないので、USB2-SC2を外しして元のUSB1.1直結状態に戻したら、ちょっと耐えられないぐらいの遅さに感じられる。
USB2-SCSI変換のよいところは「SCSI特有のケーブルの短さに気遣う」ことには気にしなくてもよいので、設置場所に自由度を持たせることが出来ることであろう。 SCSI直結よりもパフォーマンスが悪くなることは十分予測できるがパソコンとスキャナの置き場所をどうするかという少し頭の痛い問題から開放されるのはポイントが高い。


2003年10月某日

ヨドバシドットコムから、アイオーデータUSB-FDX1を購入。
EPIAなどマザーボードのBIOS書き換えなどでDOSの起動が必要な場合だけのためにFDDドライブを購入した。
いまさらFDは、あまり必要性もないような気もするけど、なぜかこういうところでちょこまか必要だったりする。
当然、購入を決めるポイントは「カタログで、ブート対応と謳っている。」ところにある。
Windows 98の起動ディスクがEPIAに接続した状態で、きちんと立ち上がることを確認した。
電源はUSBからの供給となっておりケーブル回りがすっきり。
BIOSから起動できる癖してマイクロソフトWindowsで用いる場合に、Windws用のドライバをインストールする必要があったりする。
ドライバのディスクリプションには「高速フロッピーディスクドライブ」とかなんとか書いてあったりする。

超漢字4のテストディスクを作ってみる。
パーソナルメディアのWebサイトから、動作確認用イメージをダウンロードしてくる。 動作確認フロッピの製作を実行したら、きちんと書き込んでいる。起動も問題がないようだ。
このドライブが超漢字4で使えるということが判ったのと、同時にEPIAで超漢字が動く見込みがあることが確認できた。

やはりというか案の定稼働率がとても低いデバイスであり、投資効果の低い。 しかしUSBなので、使わないときは取り外すことが出来ることから他の機械へ使いまわしが出来るので、新しい機械を組み立てるときや他の機械を保守するときにはフロッピードライブを買わなくてもすむ。 あるいはケースを開けてフロッピードラブをゴゾゴソ付け替える必要がなくなる。という利点がある。



著作権 1998年,2001年,2003年 ©大槻昌弥
著作者に無断で新聞雑誌や電子掲示板等への掲載や転載及び複製物の配布や販売などの営利目的へ利用する事を固く禁ずる。


このページに関する、ご意見ご要望ご感想は、問い合わせフォームより送信願います。
なお、メールウェアが「HTMLを含むマルチパートMIME」を理解できませんので、iso2022-jpのプレーンテキストで送信願います。