小型でオールインワンなVIA EPIA-800を評価して、新しいPCの可能性を探る。
Mini ITXはわずか7インチ(17センチ)角つまりドーナッツ盤のジャケットほどの大きさがある基板にAT互換機の機能を一揃い搭載した規格です。
Micro ATX等に比べれば、基板の面積はかなり小さい印象を受けます。
http://www.mini-itx.com/にも情報があります。
EPIA-800はVia C3 Ezraチップの800Mhzを搭載しています。
HdBenchの結果を比較することによると、このプロセッサは処理能力は、初期のPentiumⅢやAMD K6Ⅲと同等の性能がるようです。
MS-Windows 2000 上でDVDのソフト再生も十分可能な能力を持っています。
ネットワーク、マイクロソフトDrect3D Ver8も対応できるAGP×2、サウンド、USB2、パラレルポート、PS/2マウス・キーボード、EIDE/100、PCIバス、ビデオ出力を標準で装備しています。
さらにオプションで、高速赤外線無線インターフェース、USB追加ポート、別途PCIライザカードの調達で2スロットへの拡張にも対応しています。
メモリはSDRAM PC133が搭載できるDIMMソケットが2スロットあり、最大1ギガバイトのメモリ空間を実装できます。
従来のフロッピーディスクドライブは取り付けることが出来ません。
しかし、USBのフロッピードライブやIDEインターフェースのLS120ドライブからの起動をサポートしており、何れからのドライブから起動が可能です。
フロッピーディスクはインストールの時意外は使用する需要がないので、USBのフロッピーディスクドライブを使い回しするのが賢い方法でしょう。
フロッピードライブを用いたい場合は、I/O DATAから、ブート保証の外付けUSBフロッピードライブが発売されているので、そいつをゲットするのがいいと思います。
IOデータ製のUSBフロッピドライブの使用に関するレポートは人柱なPC環境アップグレード道中記を参照してください。
Mini ITX関連のパーツが十分そろっていない現状でも、使用できるようにMicroATXと互換性を持たせてあります。 Mini ITXケースなどが入手できない場合は、MicroATXのケースを流用することも可能です。
PC133のDIMMは国際規格に準拠して設計されているはずですが、実際のところメモリ設計者の思想の違いによる若干の種類があるようです。
たとえば、ダンピング抵抗を省略して小型化を狙ったDIMMだと、マウスを操作したりウィンドウを操作したりするとサウンドに雑音がのったり画面にちらつき間が出るように感じられる製品も中にはあるようです。
少し基盤の高さが大きくなってもパスコンやダンピング抵抗がしっかり実装されているDIMMをえだんだほうがよいようです。
MicroATX規格の怠け者ケースに入れたのでは芸がないし、やはり大きいので、適当なケースを製作するべきでしょう。
最近ではMini ITX怠け者ケースも結構流通しているようですので、それらを買うのもてではありますがねぇ〜
小さいケースに入れようとすると、MicroATX電源の大きさがえらくでかく感じます。
MicroATXと互換性があるといっても、MicroATXサイズでは我体が大きすぎて不満が残りますね。
適当な電源が市販されていないので、やはり電源を設計する必要があります。
まぁ、mini-boxから怠け者電源を買う手も有りますが・・・
ATAPIもしくはUSBのCD-ROMからのブートあるいは、USBのフロッピードライブ(たとえばI/Oデータから発売されているFDドライブ製品など)でもブートが出来る(未確認)ようです。
RealOne Playerのストリームが静止画になってしまう。
グラフィック・ハードウェアにおけるアクセルラレーションの能力不足が要因です。
ツールメニュから環境設定を開いて、カテゴリのハードウェアを選択しビデオカードの互換性のスライダックを左側の高信頼性に動かして最適化ビデオの有効化およびオーバーレイの無効化あるいは最適化ビデオの無効化およびオーバーレイの無効化にしてみると、普通に動画が再生できます。
300KBS程度の情報量ならフルモーションで再生できます。しかし、600KBPSを超える辺りからコマ送りみたいになってしまいます。
QuickTimeのMPEGやWindows Mediaなど、他のビデオストリーム・プレーヤーは1MBPS辺りまでの情報量でも問題なく再生できるのですが・・・。
RealOne Playerは比較的重たいアプリケーションの部類に入るようです。
デフラグツールDiskeeperは、ページファイル、MFT、ディレクトリ、メタファイルの最適化ができ、Windows標準のデフラグよりも高機能で優れた最適化が出来るはずですが・・・
ブート時の最適化で、フリーズしたり、ストップエラーが頻繁に出るようです。
またネットワークインターフェースがハングアップしたりしているようなので、もしかしたらバスブリッジ/チップセットのレジスタを不用意に書き換えているのではないかと想像しています。
かなりデンジャラスな状況ですので、使用を控えるかベンダーに相談した上で使用する方がよいでしょう。
また、PerfectDiskを試したところ、安定して動作するようですのでこちらの方がお勧めですが、NTFSのディレクトリが最適化できないという機能的制約があります。
Visual Studio 2005 Express Editionをインストールするときに、SQL Server 2005 Express Editionのインストールができません。
マイクロソフトのKB919392:詳細 サービス で SQL Server 2005 Express Edition または SQL Server 2005 Express Edition をインストールしようとすると、エラー メッセージ:「致命的な例外 c000001d のため、サーバー SQL Server が終了しています」によると、VIAなど低消費電力CPUでよくみられるキャッシュのプレフェッチ機能がない石で問題が起こる場合があるとあります。
2006年7月5日(水)における状況では利用できないということになります。
まぁ、たとえ動いてくれてもMSのSQLはEPIA-800なんぞに入れたらシステムのパフォーマンスが悪くなって遅くて使い物にならなくなってしまいそうですし、所詮マイクロソフトの製品ですからこんなものでしょうね。(爆)。
OS起動事にPerfectDiskのサービス(perfdisk.dll, Rasctrs.dll)に関してイベントID: 2002が記録されることがある。
イベントの種類: エラー
イベント ソース: Perflib
イベント カテゴリ: なし
イベント ID: 2002
日付: 2009/04/19
時刻: 6:14:45
ユーザー: N/A
コンピュータ: EDEN800
説明:
DLL "C:\WINNT\system32\perfdisk.dll" のサービス "PerfDisk" の Open プロシージャの完了までに、確立されている 待機時間よりも長い時間がかかりました。
この拡張可能カウンタまたはデータを収集している サービスに問題があるか、このコールが試行されるときに、システムがビジー状態だった 可能性があります。
OS起動時に多くのサービスがいっせいに起動することでシステム全体的に飢餓状態の傾向にあります。 結果的にリソースマネージャが起動する前にパフォーマンスカウンタを参照しようとしてしまうことになってイベントが記録されるのが要因の一つのようです。
Cirix社ナレッジベースCTX102195やCTX103522を参考にしてレジストリを調整するとイベント記録に遭遇する機会を減らせると思われます。
PerfectDiskをWindows 20000 SP4にインストールした状態だとデフォルトは以下のようになっているかと思われます。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PerfDisk\Performance]
"Close"="CloseDiskObject"
"Collect"="CollectDiskObjectData"
"Collect Timeout"=dword:000007d0
"Library"="perfdisk.dll"
"Object List"="234 236"
"Open"="OpenDiskObject"
"Open Timeout"=dword:00001388
"WbemAdapFileTime"=hex:00,f0,7a,94,0f,36,c3,01
"WbemAdapFileSize"=dword:00006110
"WbemAdapStatus"=dword:00000000
OpenWord値がdword:00001388
となっていて5秒分のチックをあらわしています。
具体的にOpenWordの値を(たとえば倍にするなど)若干大きくします。
あまりにも大きくしすぎると起動に時間がかかりすぎる傾向になるかもしれないので、環境毎で調整する必要があります。
スタート→アクセサリ→電卓を起動して、表示メニューを関数電卓にすると10進数と16進数の変換が簡単にできます。
インターネットのブラウザというとMicrosoft Internet ExplorerとFireFoxやSeaMonkyなどmozillaベースのブラウザが市場二大ブラウザとしてに存在するわけです。
でも、先の二大ブラウザは、ユーザも多いせいか、とても大きく肥大化したアプリケーションでVIA Erzaでの動作は鈍く重たいようにかんじられます。
そこでOPERA 7をダウンロードして試用したところ、先の二大ブラウザよりも軽快に動作いたします。特にWebページにある画像の転送から展開まではかなり改善されるようにかんじました。
PNGイメージの展開もサポートしておりMS IEのように真っ黒になったり真っ白になったりすることもありません。
OPERAは少し古くなったPCでも使いつづけることができる可能性があるような気がします。
シェアウェアなので料金を支払って使用するのですが、広告を表示させることを条件にして無料で利用できます。
シェアウェアなのですが、とくにサポートを必要としなければ無料で利用できます。
入手はOPERAのサイトからも出来ますが、RINGサーバでもミラーしておりますので、http://www.dnsbalance.ring.gr.jp/archives/net/www/opera/より探してくると混雑を避けることが出来ると思います。
Mini ITX規格の仕様はVIAテクノロジのサイトから、ある程度入手できます。
電源の大きさは幅73ミリ高さ55ミリ長さ174ミリとなっている。
高さが55ミリだとU1サイズのケースに入らないという不満があるかもしれないが、そうゆうことになっている。
電源容量の要求仕様は以下のようになっている
出力 | 定格負荷範囲 | 最大 | リップル (P-P) | 許容電圧誤差 | 制限電圧 | |
---|---|---|---|---|---|---|
最小 | 最大 | |||||
5VSB | 0.1A | 1.5A | 2.0A | 150mV | ±5% | 6.5V |
+3V | 0.1A | 1.0A | 2.0A | 100mV | ±5% | 3.8V |
+5V | 0.1A | 6.0A | 7.0A | 100mV | ±5% | 6.5V |
+12V | 0.1A | 0.5A | 0.8A | 200mV | ±8% | 15.6V |
総出力 | 定格47W,最大60W |
文章
著作権 大槻昌弥 © 2002年,2003年,2004年,2009年
このファイルの著作権は大槻昌弥が所有しています。
無断転載厳禁。