中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2004年12月)

作成日: 2004-12-18
最終更新日:

融資機関の融通効かず

最近行ったスパイスカフェ(SPICE Cafe)という店のホームページを見ていたら、気になる部分があった。Diary のバックナンバーから、 2003年6月の6月20日の分である。 国民金融公庫から事業資金の融資を受けようとしたが、難色を示されているため、 スパイスカフェの主人が怒っているのである。 この理由というのが実に杓子定規である。 この結果はどうだったかは、 翌月2003年7月の結果を見ていただきたい。 国民金融公庫はだめだったが、他の機関から融資ができたということである。

もし私が間に入っていたら、当初の予定通りうまくいっただろうか。私には力がないから、 できなかっただろう。 たたえるべきは、独力で新たな機関を探し出し、見事融資につなげられた主人である。 このように志ある方を支援したい、これからそんな仕事ができればと思うのだった。 (2004-12-20)


公的機関の非情

酷い話を私の知人(Xさんとする)から聞いた。 公的機関(以下役所)と公務員(以下役人)の対応の酷さと仕事の無能率さの話である。概要は次の通りである。

Xさんはパートの口を捜して、Yセンターという役所へ出かけた。 そこのリストに、よく名前の知られた民間企業A社の求人があった。A社は近くにいくつか事務所をもっている。 その中で自宅から一番近い事務所に、電話をした。ところが何度かけても「ただいまこの電話は使われておりません」 と言われる。気になって、A社の他の事務所に電話したが、同じように「ただいまこの電話は使われておりません」 と言われるだけである。

Xさんは有料の電話案内にかけて、正しいA社の事務所の電話番号を調べることにした。 ところが、電話案内から「A社の事務所は電話帳には載っておりません」と言われた。 結局その場では、A社の本社の電話番号を聞き出せただけだった。 XさんはA社本社に電話をかけ、近くの事務所の番号をいくつか聞き出した。 最初のリストとは数字が一つ違っていたのだった。そこで、正しいA社の事務所の電話番号でかけてみたが、 今度は呼び出し音が鳴るばかりで、全然誰も出なかった。

がっかりしたXさんだったが、 気を取り直し、Yセンターに電話をした。Yセンターの電話番号に誤りがあることを伝えておこうという親切心だった。 対応した男の担当者に、A社の電話番号を違っていることを告げた。すると、担当者の声は急に横柄になった。
「え、それで、どうしたいっていうの」
なぜこんなに横柄になるのか驚いたXさんだったが、やっとの思いでA社の電話番号が違っているので直してください、 ということを伝えた。しかし、担当者はぶっきらぼうに続けた。
「あ、それはね、うちの仕事じゃないの。それで、どうしたいっていうの」
X さんは横柄な態度に怒ったが、せっかくの善意で伝えたことを思い、我慢した。そして、 やっとのことで、電話番号変更の担当の部署がZ局であることと、そのZ局の電話番号を聞き出した。

電話番号変更の担当のZ局に電話すると、女性が出た。 Xさんは、Z局の担当の女性に対して、Yセンターの担当から受けた屈辱を涙声で話した。担当女性は、 同情し、謝った。そしてA社の電話番号を直すことを約束した。 その後、Xさんは問題のリストを見ていたが、A社の電話番号は間違ったままである。 Xさんは再度Z局に電話し催促した。しかし、A社の電話番号は未だに直っていない。

Xさんは、あちこち電話をかけたが、事態は全く改善しなかった。今はもう、何もしていない。

この話を聞く限り、Xさんに非はない。でも、これは実話である。 なぜ、こんなに一昔前のような、横柄で働かない役人がいるのだろうか。 こういう話を出すと、役人からは「いや、大多数の役人は勤勉で真面目に働いている」というだろう。 実際そうかもしれない。しかし、役人というだけで、庶民は期待し、信頼している(せざるを得ない)のだ。 それだけの自覚をもって、仕事を進めてもらいたい。(2004-12-29)


料理店のありがたさ

月に1度行く料理店がある。すいていて、料理もおいしい。そして、シェフも給仕もいい感じである。 きょうは昼飯を食べに行った。サラダに、小さな野菜がある。小さな大根のようだ。 食べてみると、淡い甘味がある。気になって、給仕に尋ねてみた。 答は、やはり大根だった。種からプランターでも栽培できるので、やってみてはどうですか、 と勧められた。しかし、わたしは(健さんじゃないが)不器用だから、できない。

ここのシェフとは顔なじみになったので(面が割れたので)、昼のセットを頼むと、 そのセットについていないケーキをいつももらってしまう。ありがたいと思う反面、 過剰なサービスになっているのではないか、ケーキの分黒字を多くして、 長く続けられるような料理店になってほしいとも思うのであった。(2004-12-30)


まりんきょ学問所中小企業診断士(休止中)勉強の部屋日誌≫ 中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2004年12月)


MARUYAMA Satosi