中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2004年1月)

作成日: 2004-01-05
最終更新日:

おまけのデザート

月に1度は通っているイタリア料理店がある。最近顔を覚えられたのか、2回続けて、おまけのデザートを出してくれた。 ありがたいと思う反面、普通のお客さんに対してちょっと申し訳ない。 常連を大事にすべき、というのは客商売の鉄則であるが、別の意見もある。 ライバル社から新しい客を引き抜くことが自分達のシェアにつながる、という主張である。 この場合は常連ではなく、他社の客を新規獲得することが至上命題である。 どちらが正しいのだろうか。

後者の考え方をとっている業界には、新聞、化粧品大手、生命保険が思い浮かぶ。 思うに、大会社が独占している、市場が飽和状態である、などの特性を持つ。

新聞の場合は、「インテリが作り、ヤクザが売る」といわれていて、 販売員が「おくさーん、3ヶ月でいいですから」と売り込みに来る。 私の家庭では特定の新聞に決めているので変えないが、某氏は3ヶ月ごとに購読誌を変えて、 その度に景品(おまけ)を荒稼ぎしている。

化粧品大手、と書いたのは、昔読んだ数学解説書で、化粧品大手各社のシェア拡大が例題として出ていたからだ。 生命保険は、外交員が、他社の不安を煽ったり自社の商品を過大に誇示したりしている(と私は思い込んでいる)。

話は元に戻して、私たちはおまけがなくてもこのイタリア料理店に行くだろう。 理由は、おまけを超えたサービスが満たされているからだ。ではそのサービスとは何か。 私達が明確にしているのは、ある程度の味と量が保証されていること、たばこの煙りが来ないことである。 私達が明確にできないものもあるに違いない。店も客も、考えるべきものはある。(2004-01-18)。


発表

職場で、久し振りに社員の前で話した。あるソフトの使い方である。事前に準備をしたが、手際が悪かったり、 要点を押さえられなかったりで、苦労した。まずわかりやすく、簡単なところから。 これを再度、自覚しなければ。 (2004-01-09)


受験者

電車の中で、中小企業診断士の参考書を読んでいる若者を見た。 A4版で、電話帳ほどの厚さがあった。きっと受験予備校の参考書なのだろう。 私も応援すると共に、先輩風を吹かせるだけの威厳を持ちたい。(2004-01-08)


コンサルタント

この日、安全・品質・環境実務研究会の会合があった。会合が終わったあと、 参加者の何人かが居酒屋のチケットをもらったので、そこで飲もうということになった。 結局会合参加者全員がその地下1階にある居酒屋に行った。

酒が入って皆論壇風発だった。最後帰る時に、トイレに行った残りの3人がなかなか地上に出てこない。 どうしたことから気を揉んでいたら、3人はほどなく出てきた。なんでも、 ここの店長に、説教、否コンサルテーションをしていたということだった。 職業というのは恐ろしいものだ。私もここに至るまでになりたい。

雑貨屋

つれあいは雑貨屋が好きで、1ヶ月に2回は立ち寄る。近所には2軒あって、 どちらもビル内にある20坪ほどの小さい店だが、 それなりに工夫してあって楽しめる。

私達夫婦はきのう(1/4)そのうちの1軒によって、見る物を見て、最後にバスマットを買った。 この店で気がついたのは、以前来た時より(3ヶ月ほど前だろうか)、妙に空間が広くなっていることだった。 「みんな売れたのだろうか」と私がつれあいに尋ねると、「売るものがなくなって退店すると思った」 とあっけらかんという。「おいおいそれじゃ、店が無くなって困るだろう。俺は意図的に空間を広く取ったと思う。 というのは、最近ベビーカーを押して来る客が多いだろう。そういう客にも見てもらいたいからじゃないかな」 と少し考えてみた結果を話した。「なるほど」とつれあいは頷いた。私は気をよくして、 「ただね、上にあったゴミ箱(ペール)が、同じ種類の色違いなんだけれど、赤、青、白の3色で、 同じ色が3つもあって、ちょっと場所を取り過ぎなんじゃないかな。同じ色は一つだけ出しておいて、 あとは倉庫に置いておくのでもいいんじゃないかな」つれあいは反論した。 「それは違う。客からすれば、同じ色でも選びたいものだ。ゆっくりと眺めて比較して、キズの少ない、 一番きれいなものを買いたいから、たくさん置いてもらいたい」私は自分の立場を、 「それだけの同じ種類のごみ箱がおけるなら、別の種類のも取り揃えて、 より気に入ったのを選べるような選択肢を用意するのが雑貨屋の使命なんじゃないかな」 と説明したが、これ以上は進展しなかった。きっと、第2ラウンドがあるだろう。 (2004-01-05)

絵はがき

つれあいが、知り合いのフランス人に何か絵葉書を送りたいからちょっと付き合って、と私に向って頼んだ。 広島の福屋にあるジュンク堂の絵はがき売り場に二人で行くと、 いかにも日本の絵や風物でございといっているはがきはたくさんあった。 しかし、どれもがあまりにも日本しすぎていて、気持ちがあまりよくない。 その中でも、まだ抑えめのものがあったので、私の美意識ではこれがましかな、というものを勧めた。 なお、私が欲しいと思った絵はがきは、「鳥獣戯画」である。これはなかった。 診断士としては、「思った絵を絵はがきにするビジネスは成り立たないだろうか」と考えてみる。 (2003-01-03)。

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MARUYAMA Satosi