中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2003年8月)

作成日: 2003-08-03
最終更新日:

スーパーマーケットの話

つれあいが新しい包丁を買うという。驚いた。つれあいはいつも包丁が切れないと言っていたので、 新しいのに買い替えるよう私が勧めていたのだが、ずっと買っていなかった。 買い替える理由を聞いてみると、「包丁の柄の部分に、カビが生えているから」という。 私があれだけ勧めても買わなかったのに、カビが生えただけで新しいのを買うということは、 私よりカビのことが好きなのだろうか(あるいはカビよりわたしのことを嫌っているのだろうか)。

さて、つれあいは、隣駅のスーパーマーケットのチラシを見せた。特価の包丁を指差して「これを買う」と言った。 スーパーマーケットに行くと、該当の品はあった。しかし、棚に付いている値段がチラシより300円ほど高い。 レジの店員を呼んで質問したら、「お待ち下さい」と言われた。レジの店員は別の店員Aを呼んだ。 店員Aはわからなかったので、別の店員Bを読んだ。店員Bもわからず、さらに別の店員Cを呼んだ。 店員Cはわかっていた。私達に「すみません、棚に付けるはずの特価用の名札を付け忘れていました。 レジでは特価で登録されているので、御心配なく」といってレジを操作した。 私達は納得して、この包丁を買った。

それにしても、このスーパーの店員の手際の悪さが気になった。 店員Aと店員Bは待っていた私達に声をかけてくれなかった。こんなわけで、このスーパーの印象が悪くなった。 だから、同じ階で開かれていた九州物産展で、買いたかった辛子レンコンも迷った挙げ句買わずに帰った。 もっとも、この辛子レンコンは手のひらの大きさほどで900円もしたため、買わなかったというのが本当のところだ。

次に、食料品を買いに、自宅近くの別のスーパーマーケットに行った。 ここには、客の要望と店の回答が掲示されている一角がある。少し読んでみた。

要望店舗が寒い。冷房を弱くして欲しい
回答生鮮食料品の品質保持のため、設備を一定以下の温度に設定しています。 室温はこの設備の温度により気温より低くなっていますが、 これより設備の温度を低くはできないので、ご了承ください。なお、 館全体での空調による冷房は致しておりません。
要望買ったお菓子が甘過ぎて残してしまった
回答お菓子が甘いのは、製造元の問題と思われます。

スーパーマーケットは大変である。(2003-08-19)


費用の予算化

暑さでボーッとすると忘れそうになるが、 診断士の更新研修を受けないといけない。 つれあいに、更新研修を受けないといけないので金をくれと言う。すると、 「そんなこと今言われても困る。もっと前に言ってよ」と言われる。 私はこれでも事前に言っているつもりである。 しかし、つれあいの立場であれば、たとえ百年前にいわれても「もっと前にいってほしい」ものだろう。 それは、金が出て行くものだから。 更新研修は、2機関が行なっている。中小企業診断協会と 実践クオリティシステムだ。 私の場合は診断協会東京支部所属なので、 東京の研修予定が送られてくる。

費用は多少実践クオリティシステムが安い。といっても、2万円はかかる。 これだけの金が出て行くから、資格取得後の予算を見積もっておくのも必要だろう。 では、今までにいくら金を使ったか?怖いが、はじきだしてみないといけない。 そうして、来年に向けて予算を作らないといけない。 いずれにせよ、つれあいに叱られるのは確かなことではあろう。

ポイントカード

つれあいから聞いた話である。近所のパン屋に行ったら、「ポイントカードを止めようかと考えていたけれど、 結局、今まで無期限だったカードの有効期限を1年間にすることで続けていきます」 と店員から言われたという。ことの次第はこうである。 「お客さんが来てポイントカードをすべて景品に変えて欲しいというので見せてもらったら、 7年も前からのポイントカードがあって何百点にもなってるの。 景品が一度にごっそりなくなって、困っちゃった」

このパン屋では取りあえずポイントカードを続けていくようで、つれあいはホッとしている。 「それにしても、非常識な人っているんだね」という感想をもらしていた。 わたしも同感である。

この日記に書いたか覚えがないのだが、私が行っている床屋でも、サービス券を何十枚もためていた 客が来て、景品のシャンプーをすべてもって行かれて参った、ということがあった。 ポイントカードは客をつなぎとめておく手段としては有効だが、 思わぬところに落とし穴がある。


チラシの情報

最近、近くのマンションで売りに出ている部屋が多い。 興味があって、そのうちの一つを追跡して調べている。 すると、その広告が間違いだらけであることがわかった。

まず、地番表示の漢字が違う(「大阪」であるべきところが「大坂」となっている類)。 間違いやすい漢字ではあるが、 住所は正確でないといけない。なんといっても、商品が不動産なのである。 第2に、ありもしない設備が備え付けであるかのように書かれている。 本当にこの仲介業者は、現況を調べているのだろうか。 たぶん、他の物件のレイアウトを使い回ししたときに、修正をし忘れた個所なのだろう。 さて、翌月同じ物件が出ていた。 値が下がっていたと同時に、チラシの説明も多少変わっていた。地番表示が誤ったままだったが、 ありもしない設備はなくなっていた。少しはよくなったか、と安心した。 ところが新たな誤りが付け加わっていた。 設備の説明がなくなったところには最寄駅が表示されたのだが、 そこは最寄駅ではなくて、隣の駅だった。かりにその隣の駅から歩けば、 確実に30分は余計にかかる。

不動産という、高価で大事な商品が、チラシという媒体とはいえこれほどいい加減に扱われているとは、 呆れるばかりだ。 消費者の側としては、物を買う時には、悲しいことだが、まず疑わないといけない。 そして業者には、正しい表示をすることが結局は早道だと言うことをわかってもらいたい。 ひょっとしたら売れ残った理由が、虚偽の表示だったかもしれないからだ。

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MARUYAMA Satosi