中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2001年11月)

作成日: 2001-11-08
最終更新日:

同志

私の職場の隣には技術士の方がいる。 この方によれば、同じ職場に中小企業診断士を目指している方がいるらしい。 ちょっくら連絡をとってみた。この診断士の卵は、今年一次試験に合格し、二次試験の合否を待っているところだそうだ。 気が気ではないようだ。 この卵とは少しメールのやりとりをした。いろいろ思うところはあるようである。 何とかして卵の孵化を手助けしたいなあ。

店じまい

再度店じまいの話を書く。昨夜行った中華料理屋のそばにあった音盤屋が店を畳んでいた。 ごく普通の、商店街にある音盤屋だった。私はポピュラーをほとんど聞かないから、この店に用はなかった。 競合店は近くにはないが、隣の大きな駅にはタワーレコードがあるし、 都内に客が流れやすいところだからじり貧だったのだろう。 私が店の主人だったらどうしただろうか。クラシックとジャズばかり集めた結果客が来なくてつぶれる、 というのが関の山だろう。うまくいったところで、ヒーリングの曲ばかりあつめてひょっとしたら人気が高まるかも、 というところだろうか。

いくつかの話

近くの写真屋が店じまいした。私たち(つれあいと私)が行かなくなった店はつぶれ、私たちが行く店はつぶれない、 というおまじないはもろくも崩壊した。この写真屋には何度も現像を頼んでいた。 確かに、写真屋というのはいつぞやの「企業診断」にあった通り、競争がもっとも激しい業界である。 店じまいをした写真屋は、現像のほかに、証明写真もやっていたし、カメラもおいてあったけれど、 店が狭くあまり種類もないので、店としての魅力は少なかった。でも、私たちはそのひなびた雰囲気が好きだった。 つれあいが現像を頼むと「まるやまさんですね。いついつまでにはできます」と名前を覚えてくれていたそうだ。 確かに客もいなかったけれど、とつれあいは付け加えていた。

こういうのもなんだけれど、店じまいするに足る条件は揃っていた。品揃えの少なさもそうだが、 競争相手が多かった。歩いて 10 m もない場所に写真屋もあったし(そこはもっと狭いが証明写真専門の感じ)、 近くの大きなスーパーの中には現像を行う受け付けがある。 駅の反対口へ行けば、現像専門の写真屋もあるし、 いわゆる七五三写真などの「晴れの」写真を専門に扱う写真館がある。 そして、なんといっても大きかったのは、2年前にできたカメラのチェーン店の影響だろう。 そんなこんなで過当競争の感があった。たいへんだったろう。

私たちがこの写真屋でお世話になったのは、4年前にいきなりカメラをここで買ったことから始まる。 翌日に結婚式を控えた私はまともなカメラがないのに気付き、歩いて30秒の場所にあるこの写真屋に入って カメラを所望したのだ。店の主人は驚いて「ここでカメラを買われる方はほとんどいらっしゃらないので」 と本音をいったが、品揃えの少ないなかからいろいろ出してくれた。UPS にも心ひかれたけれど、 結局買ったのは普通のカメラだった。今でも快調に動いている。 時の流れとはいえ、致し方ないことなのか。

話は変わって、私たちの住む集合住宅に、定期点検の業者が来た。その中で、 使わないときはしまっておける網戸の点検があった。 普通の網戸は外に雨曝しになっているが、ここの網戸は普段は外に出ておらず、バネの力でしまわれている。 そして窓をあけるときだけ、網を引き出す仕組になっている この仕組が微妙なバネや窓枠の立て付けによって影響を受けるらしく、 正しく使わないとすぐに動きにくくなってしまうらしいのだ。この点検業者は、 「網戸を閉める時には、 窓にひっかけてあるフックをはずしたのち、すぐに手を離して、網戸をバネの力で元に戻すようにしてください。 その結果衝突音がうるさくなります。音が気になるかたは、手を離した後に衝突の寸前で押さえてください。 手で網戸を押さえながら閉める必要はありません」といっていたそうだ。 (つれあいが聞いたことばを私なりに翻訳)。どうも、利用者のクレームを解析した結果、 このような使い方を指導するようになったらしい。 クレームの解析というのも大変なものだなあ、と改めて考えた。

まりんきょの部屋中小企業診断士(休止中)勉強の部屋日誌


MARUYAMA Satosi