中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2001年6月)

作成日: 2001-06-07
最終更新日:

つれあいの怒り

つれあいが怒っている。このあいだ買った生ゴミ処理機が、買ったのと同じ店で、 五千円以上安く売られていたのだ。 やっぱり私達しか買わなかったからだろうか。

知人の会社の設立は無事すんだようである。私が出しゃばることはなさそうであるが、 これからもちょくちょくと話を聞いてみることにしよう。 早速ある会社に頼んで、会社名のドメインを取得したようである。 ドメインがとれたとして、どんな中身をインターネットの Web ページに載せるのだろうか。

私の勤務先の同僚の K くんが挨拶に来た。会社をやめて IT 関連の事業を興すというのである。 K くんの退職を聞いたある同僚は「勇気あるなあ」とつぶやいていた。その真意を尋ねると、 「これだけいろいろな人がやっているのだから、競争が激しいだろうに」 というのである。 K くんに、この同僚のつぶやきを伝えて私も彼と同じ意見だというと、 「いやあ、先のことは考えていませんから」という答えであった。どこまで K くんが考えているか、 楽しみである。私は上の知人の起こした会社のことを伝えて、何かあったら紹介しておくよ、と答えた。 K くんはぜひお願いします、ということであったが、果たしてどうかな。 そうだ、K くんのホームページは全然更新されていないぞ。大丈夫かな。

会社の設立

知人が会社を設立するというので、相談にのることにした。設立に至るまでの経緯はいろいろあったようである。 その意志が固いことを私は確認した。最後に私は知人にこう言った。 「一度設立したらとにかく続けることが大事だし、 そう簡単に投げだせないことを覚悟して下さい。 それに、ただのんべんだらりと続けていこうという生半可な気持ちではなく、 何か社会の役に立つとか、お客さんを幸せにするとか、理念を持って下さい。理念なき会社はつぶれます」 と檄を飛ばした。私は隠居願望の強い人間だから他者を鼓舞するようなことはめったにいわないのだが、 ことは会社である。慎重にことばを選びつつも、知人の意志の固さを試しつつ、 その意志に勢いをつけるような働きかけをしてみた。 知人は、「もし丸山さんが会社を起こすのならば、のれんわけをしますよ」というのだった。 会社組織があれば事業ができる、その足掛かりにしてください、ということだった。 「つまり、やる気のある人に事業化の手助けをするような機会と資源を提供する、というわけですね。」 と念を押した。その通り、と知人が言った(と思う)ので、これでよし、と私はうなずいた。

それでいったいどのような事業分野か、といって定款を見てみると、 この知人を含めた発起人の興味や実務の領域がいろいろと書いてある。 これだけではなんとも言えませんが、もし興味をもたれた方がいらっしゃいましたら私あて御連絡ください。

ゴミ処理機を買う

つれあいと一緒に生ゴミ処理機を買いに行った。 私たちの住んでいる越谷市では生ゴミ処理機を買うと補助金が出る。 多少はゴミが減るし、残ったカスは草木の肥料のもとになるからいいか、と思い買うことにした。

生ゴミ処理機には大きく分けて2種類あることが分かった。菌の力で発酵を進めるバイオ型と、 粉砕と熱による乾燥で処理を進める乾燥型である。私達は乾燥型を選んだ。 バイオ型は例外なく屋外に置かないとならないが、 私達の住んでいるところは屋外の電源をとれない。 それに、屋内におけるのなら、生ゴミを運ぶ手間のことを考えて屋内で使える乾燥型にしたい、 そう決めていた。

生ゴミ処理機を扱っている店はそう多くない。広告が入っていたのは3店だけだった。そのうちの 1店は車でしか行けないところだったので、残りの2店で行くことにした。

最初の J という店には、H 社製の機械の見本があった。 しかし、この機械のカタログはなく、取り寄せになるという。 この店には別に M 社製の機械のカタログもあった。しかし、こちらは原物がなかった。 なんという商売をしているのか、と疑わしく思った。 その理由はこんなところらしい。 私が住んでいるのは越谷市である。チラシの入っていた店はどちらも草加市(越谷の南隣)である。 草加市も生ゴミ処理機の補助を出す。しかし、補助の対象はバイオ型だけであり、 乾燥型は対象にならないらしい。それで、バイオ型の製品は山程(といっても3種類)あったのに、 乾燥型は見本かカタログのどちらかしかない、というちぐはぐなことになっていたようだ。

次の Y という店も同じだった。H 社製は機械の見本があるのにカタログがない、 M 社製はカタログがあるのに見本がない。ちぐはぐである。 ただ、こちらの店はどちらも在庫があった。買うのだったらここだろう、そう決めた。 いくつか比較の点があったのでまとめた。

M社H社
大きさほぼ同じ
重さほぼ同じ
消費電力ほぼ同じ
消費時間ほぼ同じ
材質(おそらく)塗装鋼板ステンレス
値段安い高い
もち手なしあり
処理状態表示なしあり
見本なしあり
カタログありなし
知人在籍企業かはいはい
総合評価

「知人在籍企業か」というのはばからしい基準であるが、他に頼りになるものがないときにはいい。 一度、MD ラジカセを買いに行った際、機能を比べたらどれも同じだったことがある。 このときは、知人がいるというだけでV 社製のを買ったことがある。 後で同窓会のときこの知人に会ったので、V 社製のを買ったといってちょっとだけ恩を売った。 このように使えるのである。

話はさておき、ゴミ処理機は総合的に見て H 社が優っていたので買った。 それにしても、もっと選べないのかな。

それから、これは小売店の方々へのお願いであるが、商圏をもっと広く捉えてほしい、 そして、自分の市だけの情報でなく、近隣の市の情報も確実にもってもらいたい。

ちなみに、今日でゴミ処理機を動かして4日めになる。気付いたことは、 処理時間2時間とあるがこれより30分は確実にかかる、ということだった。 それからにおいも多少はする。生ゴミのいやな臭いではないが、 早く土に還りたいよう、と叫んでいるような臭いである。

まりんきょの部屋中小企業診断士の部屋日誌


MARUYAMA Satosi