中小企業診断士受験勉強(2001年3月)


作成日:2001-01-04
最終更新日:

bit の死

bit という雑誌が日本にあった。その雑誌が、今月で休刊になった。 bit は30年以上、コンピュータ・サイエンスが始まった当初から、 ずっと日本の情報技術を支え、垣間見させてくれた。わたしも1988年から購読していたが、 1998年に購読を中止した。なぜかというと、そのあたりで婚約をしたからで、 結婚の相手がきれい好きであることから、雑誌はもう新居に持っていけないと感じたからである。 (他の購読中の雑誌は創刊号からあって、そちらはやめたくなかったということもあった)。 今思えば、そんなことぐらいで購読を止めなければよかった。

自分の破廉恥を顧みずにいうのもなんだけれど、bit には生き残って欲しかった。 今これだけ IT だなんだといったって、IT は情報技術とは違うといったって、 IT の屋台骨は情報技術である。皮肉にもIT の発展が情報技術を殺すことになってしまった。 情報技術のない IT など、先細りになるに決まっている。

勤務先で、同僚が「IT コーディネータの説明会に行きたいんですが」 と彼の上司に向かって言っていた。上司は「IT コーディネータは情報処理技術者でいう、 どれくらいのクラスか」とか「どう活かすのか」とかいいながらいろいろ質問していた。 私は傍で聞きながら仕事をしていた。

ある新聞を見ていたら、ある情報システム関係の会社の社長が「わしゃ電子メールが嫌いだ」と 宣っていた。嫌うのは勝手だが、使うべきときには使ってほしい。


在庫

つれあいが怒っている。何かというと、こういうわけだ。 私達が住んでいる集合住宅に集会室がある。ここをつれあいが掃除した。 すると、押し入れや棚に内装の資材が多くつまっているのを見つけた。 これらは定期点検のときに内装屋が使ってそのままにしていたものだ。 こちらで保管する義務はない。こちらも集会室用の資材を保管場所に置かないといけないのだ。 資材だけならまだしも、ゴミまで出てきた。それもチューインガムだの、たばこだの、 点検作業が終わったらすぐに片付けないといけないものまで置いたままになっていた。 さらに悪いことがあるのだが、さすがにこれは書けない。

これに怒ってつれあいは内装屋に電話をした。すると担当者は「どこの管理組合も定期点検の 間は置かせてもらってますから」とのたもうたのだそうだ。置かせてやった覚えはない。 そちらが勝手に置いたのである。おまけに、「集会室の保管場所がいけないのでしたら、 他の場所にします」とも言ったという。 つれあいの話ではこれも怪しいという。 担当者の口ぶりからして、集会室ではない、集合住宅の敷地内の 別の場所に置こうとしているのである。 冗談ではない。自分の管理下にある資材置き場でないところを利用しているのだ。 事実、現状でも資材である予備品はほっておかれているため汚れが付きはじめて いるのだそうだ。

企業からすれば、こういう資材を集合住宅に置くことは在庫の量を減らすべく 考えだした方法なのかもしれない。否、そんな頭もないだろう。何も考えていないのだ。 そして、こうやっていくら文句をいってもきっと内装屋は同じことをくり返すだろう。 他の集合住宅でも。


教育体系

珍しく某メーリングリストへの投稿や私の掲示板への回答を熱心に行っていたため、 ホームページの更新がおろそかになってしまっている。申し訳ない。

そのメーリングリストへは、ある企業の教育体系を巡っての話をさかなにしている。 宿題を背負っているのでそれを記しながら考えようかとも思ったが、止めにする。 そのかわり、勤務先のわたしのグループで話題になったことを考える。

私の勤務している会社はいわゆる情報サービス業である。私の上司は、今度の新人に教育すべき カリキュラムの設計を言いつかったので、これこれをしてはどうかと人事に提案したそうだ。 その通りにはいかなかったそうだ。かなり、経営陣の意向が大きかったと聞いている。

ここまでは前振り。上司は会社の教育にあたって各社を調べていたという。そのなかの雑誌の記事に、 三井物産の教育体系が就職を希望する学生に対して評判がいいのだそうだ。曰く、 入社してから勤務する間にこれこれの職種とこれこれの能力をもたせる。 これを見て思ったのだけれど、と上司がいうので、私は割り込んでこういった。 「今の学生もずいぶんひよわになったものですね。昔では考えられないでしょう。 自分が会社を変えるという意気込みで仕事をばりばりやったでしょうし、 会社なんかに頼らないという気概も大いにあったんじゃないでしょうか。 会社が何も考えないことを弁護するわけではないですが。」というと、 上司もわが意を得たり、という顔で意見を述べた。

中小企業診断士の部屋
まりんきょの部屋へ
MARUYAMA Satosi