受験はもう一週間前に終わり、発表日もまだ先なのであるが、ここに書くことがある。
システムアナリストの試験を上智大学で受けていたところ、たまたま同じ部屋に、
診断士の一次試験の打ち上げでいっしょにいらっしゃったYさんがいた。そんなもんで、
試験が終わってから小一時間お茶を飲みながら話をしていたのだ。
いろいろな話をした。その中に、試験が終わるとモチベーションを失いますね、
というのがあった。私は今、ちょうどそんな状態である。
いよいよ受験の日である。
場所は青山学院大学、試験開始の2時間半前に出た。ついたのは1時間前だった。
教室には誰もいなかったので拍子抜けした。
当然のように早めにきて一生懸命勉強しているものとばかり思っていた。
2次試験は1次に比べて棄権者が少ないというのは聞いていた。確かにそうだ。私の受験した教室は
全部で50人くらいの受験者がいて、棄権者は一人だけだった。
診断士メーリングリスト主宰のAさんによれば教室は殺気立っているということだったが、
私はそれほど感じなかった。
試験の始まる10分前にも空席がちらほらあった。つりズボンの男の人が
2,3分まえに駆け込んで来てしきりに缶コーヒーを
飲んでいた。この人は休み時間に絶えず飲料缶を手にして飲んでいた。
さて第1問は中小企業対策である。何が出て来たかというと、600字では「新規創業」と「物流合理化」、
200字では、SBIRほかであった。600字は「新規創業」しかかけない。200字はSBIR以外はかけない。
これでこの日は終わったと思った。しかし、戦わずして負けるのもしゃくなので、もう一つの200字も
いいかげんにうめる。この時間、30分遅刻してぎりぎりセーフになった方がいた。大丈夫だろうか。
第2問は事例の1。いいかげんに書く。
ここで昼休み。めしを食った後、少し大学の構内を散歩する。たばこを吸っている人が多いのに驚いた。
第3問は事例の2。いいかげんに書く。
終わってから教室を見回したところ、隣のおじさんがユンケル皇帝液ゴールドを飲んでいた。
気合い入っているなあ。
第4問は事例の3。いいかげんに書く。
終わって打ち上げの会場に行く。メーリングリストの打ち上げ会+受験者激励会が渋谷であるのでそこに向かった。
さてこの打ち上げの結末はというと、へべれけになって乗る電車を間違え、
気がついたら渋谷のとなりの池尻大橋の駅にいた。かばんがなくなっていた。帰る電車もないので
タクシーで帰ったが高い運賃を払わねばならず、さんざんだった。
かばんは翌日見つかった。見つかった駅まで往復4時間かけて取りにいった。命はあったし、財布の中身、
金目のものはすべて無事だったのが不幸中の幸いであった。これで運をすべて使い果たしたということだろう。
なかなか法律の名称が覚えられない。
中小企業近代化資金等助成法
というのを覚えようとして、「ああ、これは4+3+3+3だな」と思うと、
とたんに音楽の変拍子の曲を思い出す。するとはるか昔の話で、その変拍子を駆使した
T 教の T 氏作曲になる「トッカータ」もついでに思い出した。そのくせ、
まったく法律の中身は覚えられない。
コンピュータを使った自作教材で覚えようとしている。きのうはその教材が不満でソフトを作り直していた。
そんな暇があれば覚えればいいのだが、いかんせん身についたプログラマー魂が離れない。
それにしても、たとえば「地域ものづくり協議会支援事業」の各施策
で、前の2つはどこが違うのだろう?無駄遣いではないだろうか?
また後の4つは(普及|指導|促進|推進)をそれぞれ置き換えても意味が通じるのではないだろうか。
こんなくだらんこと考えていると、落ちるのだろうな。
きのう受験の夢を見た。中小企業対策が終わり、事例1を受験している。途中さっぱりしたくなり 退場して近くの床屋へ行く。いい気分で試験場に戻って来たらもう試験は終わっていて答案が 回収されていた。
これを書いている最中で、大阪商工会議所の偉い人が新内閣に向かって「中小企業の活性化を、中小企業に活力を」と テレビで訴えていた。活力と言うことばを聞くと、過去体験した、 「明日への活力」 を思い出してしまう。
JOCの事故が起こって思ったこと。国の規定に反したマニュアルが作られていたこと、そしてそのマニュアルすら 守らなかった作業員達、診断事例で「改善しなければならないこと」と出てくると、まず規定を作り、それを 守るように管理することを記述するのが定石である。ただ、別の考え方として、フールプルーフになるような 自動化を進めてしまうのも一方である。後者は金と時間がかかるから試験では声高にいわないほうがいいのだが、 こと安全がかかっているならば金には替えられないのではないのかとも思う。
10/2(Sat)
きのうからやっと600字を始めるが、全くもって覚えられない。
覚えたはずの200字も、つれあいに尋ねられるとすべて忘れたといってもいいほどだ。
とはいけ、中小企業対策は手を付けたからまだいい。
診断事例は全く手をつけていない。診断事例にやっと取り組む。