引っ越しで全く施策が覚えられなかった。もっとも、引っ越しのせいにするのは間違っているのだろう。 「中小企業の育成を促進し」という文章が「育毛を促進し」に見えた。中年男はこれだから困る。
勤務先が住宅資金補助制度の改訂についての説明会を開いたので出かけた。あああ、労務管理で学んだことを
役立たせるいい機会なのに、わたしの理解はまだ足りない。
一つだけ言い訳しておくと、診断士関係の本はすでにこの時点で段ボール箱に詰めてしまっていたのだ。
中小企業白書の誤植をもう一つ見つけた。こちらの表に書いておく。 つられて間違えた中小企業対策の本もあった。
なかなか覚えられない施策を相手にしながら、ふとこんなことを思い出した。 田崎清忠「私の英語史」からの挿話である。
あるレストランのシェフの話。塩とコショウの容器にはそれぞれ S と P と打っているが、 新入りはなかなか覚えてくれない。要領のいい新入りには「S はしょっぱいから塩、P はペッペッと くるからコショウ」といって覚えさせる。しかし、要領の悪い新入りは「S は salt の S、 P は pepper の P」としつこくいうんだ。
田崎さんはこれを評して、みんな要領のいい新入りになっていないだろうかと心配するのだ。
わたしはどうかというと、要領の悪い新入りである。しかも何を思ったか、施策の単語をエスペラントでは
どういうかを調べながら覚えようとしている。
引っ越しの準備で疲れて昼寝をしてしまう。 今までに買って書き漏らしていた本を書いておく。
(39)にあった、「2次受験者は、自らの立場が1次試験受験者の涙の上に立脚していることを自覚すべきだ。」 という台詞を、今かみしめている。
きょう、ある方からメールが来ていた。フォーレの部屋に関して以前私に 御質問されたことのある方だった。その方は、夫君が去年中小企業診断士の勉強をして合格したことと、 その勉強に関するいろいろな話について送って下さった。ありがたいことである。 引っ越しもあるけれど、さらに気合いを入れて勉強しなければ。
施策を覚えようとする。
いろいろな単語があることに気がつく。
「大宗」これは施策の手引きから。ずいぶん中小企業も持ち上げられているものだ。
「識見」見識ではなぜいけないのだろう。
引っ越し前の掃除で時間がとれない。時間を作るために夕食を急いで食べると、
つれあいから「あなたの食べ方を見ているとごはんをゴミ箱に突っ込んでいるようで悲しい」
と言われる。もっと時間の作り方を考えないとな。
やっと中小企業対策の200字を31本、何を覚えるべきかを決めた。すでに覚えたのではない、というのが悲しい。
同友館から「企業診断」の見本誌が来る。引っ越しが済んだら定期購読してもいいな。 それにしても、3年前まで、「数学セミナー」とか「bit」とかを好んで買っていた人間がこうも変わるものかな。
今日は中小企業診断士第一次試験の合格発表日である。
さすがに朝から行くのは気が引けた。昼休みに運動をかねて発表場所の中小企業会館まで歩いていった。
仕事場から徒歩15分である。
同じ受験生がエレベータ前に多く待っていた。発表場所の7階のエレベータホールに多くの人が群れていた。
思ったより小さな板に合格者の受験番号のみを書いた紙が張られていた。
私は自分の受験番号を忘れてしまっていて、おまけに身の回りのものにも番号を控えていなかった。
たぶんそれらしい番号はあったのだが、自信がない。家に帰るまでそわそわするが仕方がない、と思った。
初老の男性が「あったあった」と工鉱業部門の板をみて喜んでいた。いいなあ。
私はといえば、それでも合格したと信じることにして、診断協会の向いにある部屋に入り、
施策パンフレット他、役に立ちそうな書類をもって帰った。
1階におりたところで、受験機関の方々が配っていた資料ももって帰った。
帰る途中雨がポツポツ降り出し、仕事場まであと200mのところで急に雨脚が強くなった。
濡れていくのはできそうにないほどの激しい雨だった。近くの銀行の玄関で雨宿りをした。
思い出したことば「銀行は晴れの時に傘を貸す(が雨の時は傘を貸さない)」
実際、銀行の行員は雨宿りする人たちを見るだけであった。
小振りになったところを見計らって、走って仕事場に戻った。このとき、受験機関が配ってくれた
透明のプラスチックケースがいい雨よけになった。
仕事もあまり手につかなかった。家に帰って、つれあいが「来てるよ」。 「何が」と聞くと「書留が診断協会から」。力が抜けた。
しかし、今からこんなにぐったりして第二次試験は大丈夫だろうか。
おまけに、この日記は10月10日まで続くのだ。
中小企業対策を勉強する上で、こう考えた。 私は現場の中小企業をどれだけ知っているのだろうか。本当は中小企業を助けたい、 しかしこういったところが足りない、こう思っていることはないだろうか。
私自身の勤務先は、中小企業の定義には属していないから大企業である。 しかし、中小企業に限りなく近い。
中小企業対策のひとつに、特許のうんぬんかんぬんがある (うんぬんかんぬんとしか言えないのが悲しい)。 この事業についてこんな話を聞いたことがある。 もとはこの事業はあるベンチャー企業がやり出したことである。 それを知ってか知らでか、官のほうがこの事業を行いだした。 ベンチャー企業のほうでは、せっかく有料ではじめた 事業を無料の官のほうにとられてしまう、そんな記事を見たのだ。
まあ、そんな背景はともかく、覚えなければならない。
中小企業対策に限らず、法律の言い回しは
「...に資することを目的として制定された」
というのが多い。これだけ覚えていればいいのだろうか。
促進と支援も、どちらがどちらなのだろうか。
それから、
問題ではなくて、課題、
方針ではなくて、指針
このあたり、口語の癖でこうなってしまう。
さらにいえば、辞書にないことばがある。
ものづくり支援事業、そのほかでこんなことばが出てくる。
「個人に体化した」
こんな体化なんてことばは広辞苑にもない。
「属人的な知識」とか「個人が体得した知識」とか言い換えればいいものを。
まったくもう。
中小企業対策は IC レコーダーにかなり吹き込んだ。
勉強時間30分。
きのうの国民金融公庫の貸し付けは「マル経」だったようだ。
さて、この自分のページの校正を思い立ってやってみた。間違いだらけだな。
正誤表は次の通り。もうすでに直している。
月日 | 誤 | 正 | 備考 |
---|---|---|
1999 5/7 | 鉱工業部門 | 工鉱業部門 |
1999 4/23 | 開き店舗 | 空き店舗 |
1999 4/11 | 納豆の冷蔵庫の | 納豆は冷蔵庫の |
1999 3/29 | 清算情報システム | 生産情報システム |
1999 3/28 | ブリジストン | プリヂストン |
1999 3/7 | 御夫婦と小さいお子さんを | 御夫婦は小さいお子さんを |
ついでに、他の部分も最小限の補足をする。
勉強時間30分。
NHKの「クローズアップ現代」を見ていたら、SOHOの特集に混じって、国民金融公庫の貸し付けを
やっていた(まだ国民生活金融公庫にはなっていないんだよな)。はて、なんという制度で
貸し付けをしているのだろう。一般貸付か、特別貸付か、はたまたマル経か。
ああ、これが分からないようでは、たとえ一次試験が合格でも、二次はだめだろうな。
それにしても、マル経のマルとはなんだろう?同じマルがつくのに、マル優とかあったけど、
今はないのだろうか。マルとはお金のことだろうか?
だいたい私が「マル経」ということばを聞いたのは、近代経済学、すなわち「近経」に対応する語句としての
マルクス主義経済学、すなわち「マル経」だった。あれはもう??年前だ。
??年前といえば、キンケイ、ということばから「メイジキンケイインドカレー」という節のコマーシャルをも
思い出すのだった。
ともあれ、全然200字が進んでいない。この際だから、「国民生活金融公庫」を覚えよう。
勉強時間1時間。
初めて事例の問題を見る。こりゃあかんわ。
JavaScriptでツールを作っているが、コンピュータの前に向かう時間がないので作った意味がない。 それでも、公開したら何かの励みになるだろうから、のせることにした。