都道府県の売り物:RMC 東京ニュースを読む(2009年11月)

作成日: 2009-12-01
最終更新日:

ぷりぷり県

私がひそかに愛しているものが県民性で、初めての人と会うと出身の都道府県を聞きたがってしまう。 私自身は神奈川で生まれ、東京に数年、千葉に数年、埼玉で十数年と首都圏ばかりにいるので、 他の地域のことが知りたくなる。ちなみに、つれあいは広島県出身で、数年間東京にいたことがある。 私と結婚してからは埼玉住まいである。

日本の都道府県を紹介した本は数あるが、マンガで表現されていて面白かったのが吉田戦車の「ぷりぷり県」 であった。架空の県、ぷりぷり県の習俗と、実在する都道府県の名物や行動を対比させるマンガで、 私は連載時に少し見る程度であったが非常におかしく、かつためになった。

特徴のある県とない県

都道府県のなかで、特徴がある県とない県がある。ない県は、観光客が来ないから大変だろう。 きのう見たテレビのクイズ番組で、その県のイメージを表す絵を9人が手書きして、他の1人がそれら9つの絵からその県を当てる、 という場面があった。そこで提示されたのが「栃木県」。9人の絵はばらばらで、私も最初わからなかった。 9つの絵が3x3に並んでいるのだが、バラバラである。 私も困ってみていると、右上の絵が目に止まった。右側に樹木が、左側に葉が描かれている。 多分名前に木がつく県だろう、栃木県か?と思った瞬間に、他の絵の謎解きができた。 動物が眠っている絵がある。これは日光にある東照宮の眠り猫であろう。 半円形の円弧の部分に筋が入っている絵がある。これは宇都宮のギョウザに違いない。 野菜のナスの絵がある。これは、那須高原をイメージしたのではないか。 こう見ると、栃木県には強烈なイメージを残すモノが少ないようだ。 いや、個別の都市にはそれぞれ個性があるけれど、県としての個性が薄まっているようだ。

長い前置きだったが、このRMCニュースのある記事で、栃木県訪問記があったのだ。そこには <脱-日本一影の薄い県」、栃木県>という一種不名誉な書かれ方がされていたので、 たまたまきのうのクイズ番組を連想したのである。 ちなみに、この記事で栃木県は<木工の街であり日本有数の「そば」の産地でもある>と紹介されている。 なお、つれあいに聞いたら、栃木のイメージはイチゴの品種「とちおとめ」であった。 確かに、きのうのクイズ番組で、イチゴを描いている人もいた。

なお、私は栃木県には結構行っている。足利市にはアルバイトで2週間と観光で2回、 日光には3回行って、栃木市近郊の大平山には2回、行っている。 その他一度だけだが、那須高原には観光で、佐野市には唐沢山のハイキングで、 足尾市(現:日光市)には公害の原点を見たくなり足を運んでいる。 東武伊勢崎線沿線に住んでいる私たちには、栃木は親しい県である。

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MARUYAMA Satosi