RMC 東京ニュースを読む(2006年4月)

作成日: 2009-01-12
最終更新日:

三現主義

ある診断士の補習指導員が、この三現主義を実習者に徹底させたことが書かれている。 三現主義とは、現場、現物、現実の3点を重視することである。 これは喜ばしいことだ。 そして、三現主義を実践しなかった例として、永田議員の偽メール事件を挙げている。

ただ、この単語を目にすると、苦い思い出がよみがえる。 あるとき、この三現主義を標榜する人が私の前に現れた。おかしなことに、 その人自身が三現主義を説明しようとして、「現場、現物、…」 の次が言えなかったのだ。私が「現実でしょう」と言い添えてその場は終わったのだが、 その次の展開が読めなかった。 その展開とは何かというと、その人自身はまったく三現主義を実践しなかった、ということだ。 以降、私は偉そうなことを言う人は信用しないことにした。

今、これを書いている時点で、永田元議員はこの世にはいない。自殺したからだ。 三現主義の怖さを思う。

まりんきょ学問所中小企業診断士(休止中)勉強の部屋日誌≫ RMC 東京ニュースを読む(2006年4月) 前月< >翌月


MARUYAMA Satosi