RMC 東京ニュースを読む(2005年4月)

作成日: 2005-04-29
最終更新日:

論風

「市民の社会的責任」についての記事がある。 社会的責任といえば、最近「企業の社会的責任(CSR)」をよく耳にするが、市民の社会的責任を問う主張である。 企業が開示した不祥事を市民が糾弾するだけでは次からは問題が隠蔽されるだけであるから、 企業の公表プロセスと再発防止を誓う行為を評価し、課題解決に立ち上がる姿勢が大事であると著者は述べている。

この主張は、私がかねてから抱いていたモヤモヤ感を多少解消するものとなった。 今の世の中、悪いことを隠し通したものがちで、正直者がバカを見るような気がしていたからである。

記事では、松下幸之助をCSR活動の先駆者として評価しているが、これに対しては私は疑問をもっている。 それはともかく、市民も社会的責任をもつということは、当たり前のことであるが肝に銘じておかなければいけない。

なお、記事では、「欲求五段階説」のマズローが、実は第6段階である「共同体発展要求」を考えていたという指摘があった。 私はこれにも驚いた。

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MARUYAMA Satosi