RMC 東京ニュースを読む(2004年3月) |
作成日: 2004-03-14 最終更新日: |
記事の中に、意味がとりにくいものがあった。これは、その記事を非難するものではない。 自戒である。
野中郁次郎氏の講演と佐藤博樹氏の講演内容をまとめたものである。 主旨は次の通りである。ベンチャー企業ではヒトが貴重な知的資源である。 その一方で、人件費の削減のため長期雇用が難しくなり、 派遣社員などの多様な雇用形態となっている。このような雇用形態に配慮しつつ、 知的資源を維持するということを経営課題として認識しなければならない。
野中氏の理論は、暗黙知と形式知という名前で有名であるから、ここでは繰り返さない。 問題は、その理論をどうやって実践に生かせるかだろう。私も悩んでいる。
例として私の家族を挙げる。家族が守る規則は、つれあいが決めている。これは暗黙知である。 例えば、トイレの使い方である。 最初の知識は、トイレで用を足す前に換気扇を回すべし、であった。トイレから出た後ではもちろん、 入っているときでも臭くならないように用を足しているときから回さないといけない、 そのようにつれあいは私に教えた。 数年間言われ続けて、やっと私にも先の習慣が定着した。 ところが、あるとき「入っているときに換気扇を回す必要はない」というように、規則が変わった。 なぜかと問うと、「入っている時に換気扇を回すと、下から風が入って、足が冷たくなるから」 と答えた。形式知だ、暗黙知だ、といっていても、つれあいには通用しないことがわかった。 つれあいの中では、次の規則ができているのに違いない。
立場\換気扇 | トイレに入る前 | トイレから出た後 |
---|---|---|
つれあい | 回さない | 回す | 俺 | 回す | 回す |
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