RMC 東京ニュースを読む(2003年9月) |
作成日: 2003-08-31 最終更新日: |
帰納的な推理は失敗の危険にさらされていること、また、 この危険を過度に避けた場合に陥る問題点を指摘している。
推論の過程においては、帰納的な考え方は確かに多くの問題をもっている。 しかし、演繹的な推論ならばよいのかというと、そうだとはいえない。 推論自体には問題がなくとも、推論のもととなる一般的な事実がそのものが誤っていることがある。 また、特定の条件のもとでしかその事実が成り立たない場合もある。 まあ、どちらの方法も、説得力があればいいのだろう。
なお、帰納と演繹の他に、仮説形成(アブダクション, abduction)と呼ばれる推論形式があることを、 付け加えておく。正確な定義はここでは省く(書けない)が、おおきく端折って言えば「類推」である。
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