RMC 東京ニュースを読む(2003年1月)

作成日: 2003-03-16
最終更新日:

ブロードバンド革命事情

著者は、光ファイバー設備の利用が進まない現状を分析している。 光ファイバーへの移行が進まない原因は、光ファイバーが出せる速度を前提とするコンテンツが少ないこと、 韓国のADSL化が日本に影響を与えた、ISDN->光への道が閉ざされてしまったことを挙げている。 そして、基幹が光ファイバー化が完了しているのに、 基幹と家庭との光ファイバー化(ラストワンマイル)が進まないため、 光ファイバーが朽ちてしまうのではないかと危懼している。

コンテンツを提供する事実が進まないというのは事実であろう。 しかし、ベンチャーが行うかもしれない。一騎当千を狙う生きのいい若者は、まだいるだろう。 ISDNから光への道は閉ざされてしまったようにも見える。しかし、コンピュータを使う人たちは、 常に欲求不満状態である。ADSLも解約して、光に走る人たちが増えていくだろう。

そうすると、コンピュータと争う領域は、テレビだろう。 私が思うに、テレビができてコンピュータができないことは、 スイッチを入れてからの瞬間起動である。昔のテレビは映像が出てくるまでに30秒以上かかったが、 今は3秒もかからない。それに比べて、コンピュータは進歩している割には起動が遅い。 これをなんとかしなければ、いくらコンテンツを充実させたとしても光への移行は進まないのではないだろう。

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MARUYAMA Satosi