企業診断ニュースを読む(2005年10月) |
作成日: 2005-10-03 最終更新日: |
「監視システムの原状と課題」という連載の解説の続きがある。今回もこの話題を考える。 (2005-10-03)
まず、公共システムにおける利用を考える。効率化が目的であるが、これは受動的であり、また一部に限られる。 一例を挙げよう。
たとえば、ホームドアを採用する鉄道が最近増えてきた。 首都圏では東京地下鉄南北線、都営地下鉄三田線、東急目黒線、ゆりかもめなどである。 これらはホームドアにより安全性が高まったと一見思われるが、 車掌の非乗車とひきかえであった。(ゆりかもめは運転手もいない)。 すると、緊急時の対応ができるだろうか。
以下はある人から聞いた話である。ゆりかもめで、発車直前にガキが突進してきてホームドアをすり抜け、 列車にとびこんだ。親が追いかけて後から乗ろうとしたが、既にホームドアも列車ドアも閉まっていた。 列車は走り出した。
子どものしつけについて、今は問うまい。しかし、いざというときの対応のために、車掌は必要であろう。 それが、ホームドアや監視カメラをつけてよしとするのでは、対応が遅れ、災害が掟しまうのではないか。 これが心配である。(2005-10-10)
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