企業診断ニュースを読む(2003年12月)

作成日: 2003-12-13
最終更新日:

特集 物流効率化をめぐる最新動向

以下の4点について取り上げられている。

トラック運送業界・・・を読むと、青果物・鮮魚の輸送をいかにトラックに頼ってきたかがわかる。 私が住んでいるのは埼玉だから、海の魚は外から運んでくるしかない。 魚をあまり食べないのがいいのだろうかと迷う。 また飲み屋で刺身やほやを頼みたくなる気持ちを押さえるべきなのだろうかとためらう。 私はどうすればいいのか。クリーンエネルギー車を導入している店から買えばいいのか、 モーダルシフトを推進していると称する業者をひいきにすればいいのか、 残念ながら私はまだそのような店や業者を聞いていない。

調達・・・によれば、物流コストアップが生じても、 調達物流センターの社会全体に対するメリットを重視すべきだという。これもまた、 このようなチェーン店を大事にすればいいのだろうか。それにしても、調達物流センターを設けた、 という店をまだ聞いたことがない。

中小企業者・・・では、 物流EDI(Electronic Data Interchange)と中小企業への普及促進の方向性について述べられている。 物流EDIの普及が阻害される要因に「構築コストの問題」があるとされ、 これに対してはインターネットEDI技術が物流EDIに採用されて行くことでチャンスが広がって行く、 とされている。 これには注釈が必要だろう。従来のEDIはインターネットを使わない、専用線や専用プロトコル、 専用ソフトを用いるものであった。そのため、インフラストラクチャーやソフトウェアのための投資が必要だった。 インターネットの採用により、専用線は不要となり、インフラストラクチャーへの投資コストが軽減された。 インターネットでは下位層では標準プロトコルが採用されている。こういったことも、投資を軽減する要因となっている。 ちなみに、インターネットEDIの欠点はセキュリティの確保に問題があることである。 これに対してXML/EDIが今後導入される、ということであるが、XMLに暗号化や電子署名といった、 セキュリティを確保するための仕組みが備わっている(ようなXMLのサブ規格)が同時に要請される、 というのが正確だろう。 「注目されるのはXTRANであり、またebXMLである」ということに対して、わたしはこれから調べてみるつもりだ。

国際標準化・・・では、単なる規格の標準化や国際化にとどまらず業界団体の統合、標準化推進組織、 商品識別コード、情報の同期化まで取り上げられている。おもしろいのはGCIスコアカードなる、 評価指標である。なんとかスコアカードというのは、最近の流行なのですね。

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MARUYAMA Satosi