企業診断ニュースを読む(2002年5月)

作成日: 2002-04-30
最終更新日:

インドのシリコンバレー訪問記

インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールでの各種体験記である。 勤務先の同僚から、インドには CMM5 の企業がたくさんある、と聞いていたが、 まさにそれを裏付ける内容だった。

ソフトウェアをインドに外注するときの問題点として、仕様書の不備が挙げられる。 日本国内においてさえ仕様確定の不備で問題が起こるのに、まして英語圏の国ともなれば余計に大きな問題となろう。 それに、CMM 自身に問題がないかどうか。ワインバーグは CMM とは別の観点を提唱している。 客観的なソフトウェア企業の判定には CMM がもっとも妥当なのだろうが、 このあたりはまだまだ研究が必要だろう。

ネット家電とは

私はまだブロードバンドの恩恵に浴していない。コンクリート長屋の事情と越谷という地の事情による。 仮に、ブロードバンドが私のところに来たからと言って、どのような恩恵があるのだろう。 ストリーミングといったって、今の所それを楽しむだけの時間がない。 例えば、私は将棋が好きだから将棋の番組を見たいのだが、そうするとつれあいが怒るのだ。

著者が述べている、「期待されるサービス」の中で、電子政府サービスがある。 これは中小企業、ベンチャー企業の入札をしやすくするためのものと説明されている。 しかし、実際にしきいを低くするものかは微妙である。入札であるから法人格を証明するものが必要で、 紙の世界では実印が該当するのだが、電子政府サービスではデジタル証明書である。 この準備と維持に時間と手間がかかり、中小企業の手に負えなくなるのではと心配している。

註1:その後事情が変わり、Bフレッツマンションタイプがコンクリート長屋に導入されたので、 こちらに変えた。 恩恵は多少あったが、ストリーミングを多少見た程度で、劇的なものではない(2003-11-29)。

まりんきょ学問所中小企業診断士(休止中)勉強の部屋日誌


MARUYAMA Satosi