中小企業経営・中小企業政策


作成日:2000-10-21
最終更新日:

  1. 中小企業経営

    (科目設置の目的)

    中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小 企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。そ こで各種統計等により経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに 経営における大企業との相違を、数値面でも質的な面でも把握する必要がある。

    (内容)
    1. 経済・産業における中小企業の役割、位置づけ
      • 各種統計にみる中小企業(企業数、中小企業割合、従業員数、従業員割合、販売額、 工場出荷額、付加価値額等)、地場産業、中小企業性業種等)
    2. 中小企業の経営特性と経営課題
      • 各種統計に見る中小企業経営の特徴(自己資本比率、資本装備率、賃金等)、質的な特徴 (機動性、柔軟性、脆弱性、経営資源の外部調達、ニッチ、オンリーワン等)
      • 中小企業経営に係る最近の動向(アウトソーシング、ネットワーク、SOHO等)

    (試験方法)筆記試験(選択式、短答式、論述式)
    (研修方法)座学による知識の習得及びケーススタディによる実践能力の獲得

  2. 中小企業政策

    (科目設置の目的)

    創業や中小企業経営の診断助言を行う際には国や地方自治体等が講じている各種の施策を 成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。そのため、中小企業に 関する法規や施策について、内容、活用方法等熟知していることが望まれる。 また、高度化融資制度や小規模企業等設備導入資金貸付に伴う診断についても、診断要領に 基づく診断実務を知っておく必要がある。

    (内容)
    1. 中小企業に関する法規と施策
      1. 中小企業関連法規
      2. 中小企業施策の体系と内容
      3. 中小企業支援事業の実施体制と施策
      4. 新事業創出促進法の体系と施策
      5. 創業・中小企業経営と施策活用
    2. 制度診断と診断実務
      1. 高度化融資制度と診断実務
      2. 設備導入資金制度と診断実務

    (試験方法)筆記試験(選択式、短答式、論述式)
    (研修方法)座学による知識の習得及びケーススタディや実習による実践能力の獲得

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