ビジネス法務総ざらい:企業診断を読む(2012年1月号)

作成日:2014-07-19
最終更新日:

不公正な取引方法と下請法

ビジネス法務総ざらいという特集に、不公正な取引方法と下請法という記事があるので読んでみた。

平成23年6月,スーパーを経営する岡山市の企業 (資本金2,500万円,従業員約1,000人)が, 独占禁止法(私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律)の定める優越的地位の濫用により, 2億2,216万円の課徴金納付と排除措置命令を受けた。 同規定適用の第一号である。

また、次のことが書かれている。

また,取引上の慣例と思っていたことが違反行為だったという事例もあるので, 経営者・取引担当者ともに,違反類型を確認しておくことは, 早期の発見と改善対応に効果的である。

優越的地位の濫用ガイドライン(公正取引委員会)による違反行為の類型をよく読まないと、 ある行為が法に抵触することがありうる。 また、法の抵触を過度に恐れるあまり、逆にビジネスチャンスを失うこともあるかもしれない。

これにて終わり

以上、企業診断を読むと称してほぼ毎月感想を載せてきたが、本号を持って定期購読を終了した。 次月号以降は購読の予定がないので、この欄もこの回で終わりである。

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MARUYAMA Satosi