服装の戦略と戦術:企業診断を読む(2010年10月号) |
作成日:2010-10-30 最終更新日: |
今回は、服装を考えてみよう。 ここで考える服装の対象者は、商売人たちでかつ営業をする人たちを指す。というのは、 ただの商売人というと卸売業や小売業での商売を考えてしまうからで、 そうするとゴム長とか前掛けとかねじり鉢巻とかが浮かぶからだ。 いや、それでもいいのだが、企業診断の記事は男性のスーツの着方、 と限定してしまっているからだ。
さて、ビジネス服装の注意点として挙げられているのはこんなところである。 敢えて文面と順序を変えている。
これにはわからないところが多々ある。特に「ポケットにものをいれていないか」 には困る。私はハンカチやチリガミなどを入れているが、こういうのも入れてはいけないのか。
俺の勤務先で、これらを守っている人は皆無と思われる。自分はさておき、 フケが乗っている人、スーツの裾がほつれている人、折り目が付いていない人、 などなどである。とはいっても、営業はこういう人はほとんどいない。 これが最低限というなら、どうしようもないではないか。 それに、「おしゃれに着こなすことよりも、上質のものを選ぶこと、 シンプルに正しく着用すること」と記事にはあるが、上質のものは高い。 それに、上質かどうかは人が判断することであり、 判断できない人にとっては意味がない。貧乏なサラリーマンである私には、 それができない。
スーツを選ぶ際は、体型、体格、肌・髪・瞳の色、持っている雰囲気、年齢、立場、 顧客層を考えろ、とある。雰囲気とは何だろう。考えるだけなら私でもできる。 考えた結果が妥当であるとはどういうことか。それが知りたい。
後半ではデザインにも触れられている。 ワイシャツには、ボタンダウンやクレリック・ピンホールなどのデザインがあるというが、 クレリック・ピンホールとはなにか。 クレリックとピンホールはそれぞれ独立の概念で、 クレリックは「襟とカフスだけが白無地の生地で、他の生地が白無地以外のシャツ」をいう。 ピンホールは「両側の襟をカラーピンで停めた襟」のことである。 これらを調べることから始めないといけないのはつらい。 言われてみれば、どちらも若い人はよく着ている。 しかし、俺はどちらも身に着けるつもりはない。
最後のことばは<服装もビジネス戦略の一つ>ということである。しかし、 ビジネス戦略を立ててどうするのか。仕事がうまくいうように、 ということであれば私もわかるが、そのための戦術はただ一つ、 「清潔なものを身に着ける」しかない。なぜならそれは、私が唯一わかることだからだ。 ( 2010-10-30 )
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