E-R 図と設問:企業診断を読む(2010年 6 月号)

作成日:2010-12-30
最終更新日:

問題文の正誤

中小企業診断士試験の実力養成セミナーで載っている問題を見た。 今の IT はわからないが、ひょっとしたら解けるかもしれない。 と思って問題文を見た。 ここでは記述の正誤を選択する。 肝心の E-R 図は放置して、問題文だけ見てみよう。もっとも適切な文を選ぶ。

  1. 1つの得意先からの受注は,1日に1回である。
  2. 1回の受注で、複数の納入先を指定することができる。
  3. 1回の受注で、複数の商品を販売することができる。
  4. 得意先ごとに商品の販売価格を変更することはできない。

常識から考えて、どうだろうか。 まず、1. 受注が1日に1回しかできない店なんか、客に嫌われて倒産するだろう。だから、 これはありえない。 2. 複数の納入先はどうだろうか。できる仕組があるのかもしれないが、 私が勤務しているところではわれわれが注文書を出すときの納品先は一箇所のみである。 他から注文が来るときでも、その注文は一箇所のみに納入される。 したがって、2. も否定的に解釈する。 3. は当然である。1回の受注で一つの商品しか販売できないのでは、客に嫌われて倒産するだろう。 4. は普通ありえない。得意先ごとに商品の販売価格を変更することは当然である。 したがって、3. が正解である公算が高い。そう解釈した。 実際も 3. が正解で、これであれば E-R 図の読み方はわからなくてよい。 もちろん、出題者は、E-R 図がわかって問題文が解釈できるような出題を工夫すべきだ。 かつ、ある程度は実務で関連のある領域から取材すべきで、 「ハリボガト博士はベラルゴしたロチャニを何回でもエドドジロビソることができる」とか  「クロドレズがロレパコることはできない」という領域にしてはいけない。 (2010-12-30)

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MARUYAMA Satosi