企業診断を読む(2004年8月号)

作成日:2005-04-29
最終更新日:

【中小企業診断士試験】実力養成セミナー

2次関連科目編として、中小企業経営・中小企業政策が述べられている。 さて、本文を読んでいるうち、既視感にとらわれた。なぜか。2005年5月号の本文と、ほとんど同一だったからだ。 こんな感じである。(多少違う)

毎年*月頃になると授業中に「x-1年度版中小企業白書とx年度版中小企業白書のどちらを重点的に読んだらよいですか?」 という質問を受けます。 このような質問に対して「1次試験はx-1年度版中小企業白書が中心ですが、 他の受験生と得点差をつけたい方、 2次試験の合格を狙っている方はx年度版の中小企業白書を読んでください」とアドバイスしています。

事実なのだろうから、同じであることに対して私から文句をつけることはしない。 むしろ、余計な労力を省く意味で、受験生に範を示したともいえるのかもしれない。

経済史研究からみた日本の姿

最近企業診断の記事は実践的になった。その中で、理論を追求するこの論文は、 異様ともいえるほど硬派に映る。

産業史・経営史・企業史は、大企業中心であることについて触れられている。 そして、中小企業の苦闘や大企業の倒産後の問題には触れないことが普通であると述べられている。

そうだろう。私が目にする製品はいろいろあるのだが、宣伝の力か、名前を気にするのはほとんどが大企業なのだ。

まだまだ、中小企業のことは、みんな知らないのだ。

なお、この論文で、日本型経営とは大企業に該当する話であり中小企業にはあてはまらないこと、 年功といった場合は、年の功ではなくて年と功であることを知った。

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MARUYAMA Satosi